この連休、19日から21日にかけて行われた飯豊連峰の“天狗の庭”保全作業。僕も19日に荷上げのみのプチ手伝いをさせていただいた。
前日の19時半頃、前泊予定の天狗平ロッジに到着。小国山岳会の竹田さんと既に到着していた綴さんの仲間に入れてもらい一献。ワインとチーズとキムチを奉納。山談議をまいていると、まことさん夫妻も到着。23時頃に解散、各々寝床の準備。
その前に荷上げ品を再チェック。番線と麻袋、食材、門内小屋から梅花皮小屋までのビール搬送用?の背負子。明日の朝の気分とパッキング状況で何を担ぐか決めよう。
なぜか管理人室で一人寝ることとなった。いずれにせよ日帰りなので皆より1時間は早く出発したい。
3時半頃、尻が痛くて目が覚める。布団をひけば良かったと後悔する。4時まで横になり起床とする。さて、荷上げ品はと検討。最初はザック大に詰め始めるが、番線が予想より重く、ザック中に詰め替える。中身は番線2巻き、麻袋4袋、純米酒1本、泡盛1本。去年の緑化ネットより嵩はないが重い、個人装備+12kg位か。軽くエネルギーと水分補給。
もたもたして5時半に出発。日帰りは僕だけなのでお先に梶川尾根に取り付く。
久し振りの重荷と飯豊の急登だが身体の動きは悪くない。カウンターを過ぎた辺りで猿の群れが見え、近づいてもなかなか逃げようとせず、しばしペースダウン。
黙して登り、湯沢峰は止まらず通過(6:50)。時折望める稜線。今日の目的地、梅花皮小屋はまだ遥か。予定時間通り行けるんだろかとちと不安。
記憶より遠かった五郎清水に到着。水場には行かず、エネルギーと水分補給のみ5分で切り上げ。梶川峰までの最後の急登にかかる。
梶川峰に到着(8:50)。これで急登からは開放され、眺望も利く。紅葉の始まった山肌に気持ちもほぐれる。
でも、梅花皮小屋はまだあんな向こうに。。。
草紅葉の中を歩いて行く。先日保全作業の行われた場所を確認、うまく機能している様だ。程なく稜線の扇の地紙へ到着(9:35)。梅花皮小屋も目線と同じ高さになり、モチベーションも上がるのだ。
思いのほかの紅葉で気分良く歩いて行く。
立ち止まりカメラを向けたくなるが、先を急がなければ。
まさに錦絨の彩り。
門内小屋(10:00)。ビールは後で到着との事で運搬はカンベンしてもらい、そのまま梅花皮小屋へ向かう。北股岳を越え、眼下にゴールが見えた。
梅花皮小屋にほぼ予定した時刻に到着(11:20)。荷上げ品を下ろし、水場へ向かう。相変わらず有難い水場である。顔を洗い、たっぷりと賞味する。
エネルギーを補充し、重荷から開放されトレラン靴に履き替え踵を返す。水の飲みすぎで腹が重いがいつもの事。
靴を履き替えて正解、足運びが軽くて楽しい。さて、本隊とは何処で出会うかな〜と楽しみ。
扇ノ地紙を通過(13:15)。ビール運搬背負子担当とスライド。任せたよと下り始めると本隊と出会う。
先日の保全作業の経過に満足の様子。わずかな手伝いであることをお詫びし、明日からの作業進捗を祈る。
頑張ってくださいな。差入れの純米酒と泡盛も堪能してね。
夏と秋のバトンタッチを見送りながら梶川峰より下降する。
あとはいつもどおりの道をトレラン靴で下る。五郎清水では水場まで道草(14:40)。下るとすぐに後発の下越山岳会のLTQ笹川さんとスライド。日没ギリギリ位に梅花皮小屋に到着できたかな?
湯沢峰の登り返しは急がずに越え、最後の下りに余力を残す。
あと150m位の下りを残す所で、足元から「パツン!」と音がした。靴のソールと本体が一部ではあるが剥がれた。使い方がハードだったかな、と言うより劣化だと思うが、ウレタン接着剤で復帰出来なければ買い替えかな。
久し振りの重荷で行動時間も10時間超であったが何とか終了(16:30)。
本隊の皆様、御苦労様でした。いずれ僕もフル参加したいと思います。その際は宜しくです。

0