毎年恒例の地元二王子岳、テレマークスキー山行。
カレンダーは3連休だが僕は連休なし。20日か22日で予定していた二王子岳であるが、天気予報から20日とした。強風は覚悟の上で出掛ける。
除雪は林道の橋まで進んでいたが一般車通行止めにて、予定よりプラス15分の行程増し。林道はシールで歩けそうだが、所々雪が切れているのでテレマークブーツで歩き神社へ到着、雪が少ない。神社からの杉林の中は杉っ葉と汚れだらけでシールで歩く気にならず、ツボ足のトレースもしっかりしているのでそのまま登る。埋まる様であればシールを着けるか、という気持ち。暑からず寒からずの丁度良い気温で登って行く。今回は何か気分的に急ぐ気持ちがなく、ゆっくりと登っている自分に気づく。まぁ、トレランでせせこましく動くこともあるしイイや。
一王子に近づくにつれ風が出て来た。小屋上の尾根に上がり、防風ベストを羽織り小休止。ようやくシールを装着し板で登る。
独標に到着。積雪は3.2mと多くはない。
山頂を望むが、オレンジ色の頂上小屋は見えない。

休まず先を行く。
風が強くなってきた。油コボシ手前の窪地で冬用ソフトシェルを羽織る。

油コボシ上部、薮がこれだけ出ているので積雪は多いとは言えない。
とにかく重い新雪。

水分を含めるだけ含んだ感じの雪質。10cm以上あるところの滑りは苦労しそう。
油コボシの斜面は凍った部分もわずかで難なくクリア。風はさらに強くなる中、三王子を通過。

あとわずか。
奥の院の登りから振り返る。

相変わらず雲行きが怪しい。
山頂部に到着。

飯豊の稜線は雲に隠れ見えず。
小屋に入り大休止とする。(15〜16名、うちテレ1名、AT4名とスキー率高し)樽貯蔵30°焼酎のお湯割り+ツマミ3品でどろ〜ん、としていると、、、主のストウさんが高知山経由で到着。どうも毎度と挨拶を交わす。腰を下ろさずに下って行った。
さて、酔っ払った事だし、一滑り。

胎内川、堂沢の源頭部に滑り込む。
重い湿雪で、深いターンをすると板が30cm程食い込みズレない、バランスを崩しコケる。

以降は縦に縦にとターンし、終了ポイントへ。
飯豊を望むと、
杁差岳は頂上を雲の下に現していた。

ここから200m弱の登り返しだ。
小屋に戻りパッキングを終えて、さぁ帰ろう。
頂上避難小屋もいつもの様なモンスターではない。
歩き始めると大日岳方面に陽射しが、、、でも上部は相変わらず雲の中。
二王子ですら初めてと感じる位の重い雪に苦労しながら滑り降りる。
一王子から下は、登りで見てたよりクラックが多く、ライン取りに苦労しながら下る。杉林手前で板を脱ぎ、早々に滑り終了。帰りの林道でまた板を履く。
いつもの通り、春の二王子テレマークスキーツアーは終了。今年はもう一回滑るかどうか?

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