毎年恒例GWの鳥海山テレマークスキーツアー。
いつもの通り、朝ゆっくりと新発田発。酒田ジャスコで食料買出し、遊佐で昼食、ブルーラインのP到着は15時前。次々と降りて来るパーティーを横目に、またもゆっくりと準備し15時半過ぎに笙ヶ岳へ向かう。
笙ヶ岳北峰の登りにかかると、青空をバックに斜光に輝く新山外輪が顔を出した。
もう山上には他パーティーは居らず、我々が独り占めの眺めである。
今日のメンバー。石川さん、ノモケン。夕陽が日本海とクラストした雪面に反射する。
間もなく17時過ぎに笙ヶ岳北峰と中峰の鞍部に到着。神々しい景色。
今日は時間に余裕が無くなってしまったので、東面の滑降は中止とし、西斜面をそのまま降りることとする。
このGW、山3日目のノモケン。
おろしたての板で石川さん。
いやぁー!気持よい滑り。気温が低く、サラサラのクラスト気味の軽いザラメで、この時間帯に来て正解。
緩斜面に入ってもいい感触の雪で、僕も調子よい。
ブルーラインに近づくにつれ、汚れたグサグサの雪になって本日の滑降終了。駐車車両も1/3程になり、幕営。さて宴の始まり。
今回の献立は「脱キムチ」。で、ポーク&ビーンズ鍋を作りながら日本酒の燗でスタート。いつもは静かな駐車場の夜であるが、今日は賑やかなパーティーが居るのでこちらも心強い?
ノモケンは「スキー正宗」を供出、石川さんはどぶろく、僕は相変わらず伊太利亜の赤(バルベラ、DOCのAAA)を持参。酒田ジャスコで買ったスコッチ(アイズレー)の一口目は僕がいただく。

星空の下、冷えてきたのでテント内でホットワインを飲む。宴会終了23時。
翌朝、4時過ぎから他パーティーは動きあり。僕はまだ寒いし、急がなくていいやとシュラフの中でぬくぬく。結局、我々はゆるゆると6時起床の8時半出発。天気もまずまず。
が、強風の御浜に着くとあやしい雲行きである。外輪山上部は隠れてしまい、垂れ下がる様な雲もこちらへ近づいて来ている。雨粒も時折頬に当たり始める。
扇子森に到着。う〜ん、どうしようか?と外輪山方向を眺めながら検討。
はい。ここで折り返し、笙ヶ岳を廻って降りようと決定。とりあえずは北側に広がる斜面を一本滑ってから帰路に就こう。
テルゾー一番行きます。
二番、石川さん。
続いてノモケン。
さて、これから笙ヶ岳へ向かいましょう。と登り始めたらガスに巻かれる。
御浜から鞍部を越え、笙ヶ岳は巻き気味にして登り、昨日と同じルートで滑り降りる。
これにて今回の定例山行は終了。
来年の課題。早起きして外輪山まで行きましょう。(結局3人共、4時には目を覚ましていたとの事。いくら、ゆるゆるパーティーとは言え、次回は日の出時間帯に目を覚ました人がコーヒーを淹れる事とする!)
さぁて、次は。飯豊山荘までの林道の除雪が進んでる様だし、石転び沢、入り門内沢の計画を立てようか!

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