今シーズンは、いつもシーズンインで行く西大巓では不発気味。そして妙高方面に向かうタイミングも掴めず、ではあるがいまだに雪は降る。時期的に地元の二王子岳に入るのもイイかな?と考えつつも、やはり体力的にキツいし、基本「パウダースキー」のヤマではないので気持ちが切り替わらず。
もうここは、一王子まで下見気分で入ろうと思い実行に移す。が、朝起きると結構な降雪。いつも通りゆるゆるとウチを出る。
今日のマシンは図らずも冬の二王子用になったボレー・カーボンサーフ+G3・タルガT9、スカルパT2eco。この板は軽く、一王子までの登りで有利だ。セミファットながら、名前とは裏腹に低山の湿雪にも対応出来るしなやかさもある。さぁ、出発。
林道に入る。今日のトレースは、スノーシュー1名、スキー1名というトコロか。固雪ザラメの上に10cm強の軽い新雪で歩き易い。途中でスキーヤーが軽やかに下って来た。情報交換を少々。
じんわりと汗ばみ、神社まで丁度1時間かかった。積雪は2m+位か。休まず歩き続け、上の杉林でピットインリキッドを半分注入。丁度良い降雪が続き、先方のトレースは半分消えかかっている。
一合目の上でビンディングから異音が、工具を出しビスを増締めするが変わらず。支障なしと判断し行動続行。(下山後、アンチアイスプレートの経年変化によるきしみ、ガタつき音と判明。多分。)
一本杉の上で、二王子の主ストウさんとスライド。今日は独標まで上がって来たとの事。いい雪だから楽しんでね、と声を掛けられる。ストウさんと別れてからすぐに右の冬道尾根へ取り付く。
一王子の登りとは思えない雪の軽さ。ザラメ化前の固雪の上に20〜30cmのパウダーだ。下りに期待が持てる。
前述の様な積雪。当然ながら弱層アリ、薄いが表層が流れている。下りで斜面を切る時はスリップに気を付けよう。
一王子上の尾根斜面になると、イイ感じになってきた。が、登行終了予定時間の13時に近づく。こんなにいい雪質なら早出してくれば良かったと後悔。。。
避難小屋を見下ろせる(今日は降雪で視界不良。)コブの上で今日の登りは終了とする。神社から2時間かかった。ここまで来ると風が強く寒い。雪面もパック気味になっている。早々に水分補給し、シールを剥ぐ。下ろしたパックのベルトやストックのストラップがあっと言う間に凍ってしまった。
さぁ下りだ。軽く良く走る雪で、滑り始めは少々オーバースピードになってしまいテレマークターンにならず。だけども、ちょこっとフェイスショットを味わい気持ち良い。2回程スリップするが積雪量に助けられ、ヤブ尾根も苦労せず粉雪を楽しめた。あっ、と言う間に一本杉に戻る。神社までもそこそこ楽しめ、軽い雪で林道もスイスイ。
いやぁ〜、予想より今日は楽しめました。早出しなかったのは悔やまれるが、地元の二王子岳でも条件が良ければ、しかも一王子まででも、冬のパウダースキーを楽しめるのは「灯台下暗し」でした。


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