7月の有言実行、雨上がりの二王子岳。
神社でストレッチ&ウォームアップしてスタートしようとすると、「トレランだかね、今流行っているらしいね」と声が掛かる。アスリートではない僕としては「山岳マラソン」や「ランニング登山」と言われるより気分は良い。
走り出して沢を渡る頃には既に汗が滴り落ちる。雨上がりの多湿で、気温は高くないのだが発汗量は多い、今日はどうなるのだろう?動き続ける。念のため水場で一杯清水を喉に通す。
スタートから27分で一王子通過、何となく調子良い。独標着で57分、シャツはびしょ濡れで身体がすぐ冷えそうなので歩きながらエネルギー補給と給水。この後ペースは上げられず。
油コボシを越え、お花畑では想定した通り雪を踏む。トレースはなく今日一番乗りか?トレラン靴でのステップは切りにくく、慎重に通過。
三王子を越えるとヒメサユリが終盤。(代わってニッコウキスゲの季節)
1時間26分で頂上着。今日は試しにCW-Xのタイツは履かず、カーフ&アンクルを着用。足が軽かった。問題は下りだ。
ガスは晴れてくる気配が。。。でも景色を見に来た訳でナシ、また次回の天候次第。
さぁ、下ろう。
ようやく登山者が登って来る。油コボシで、出発の時に声を掛けてきた方と予告通りのスライド。すぐに主のストウさんを発見。「ソレ(トレラン)もするのかね」と数秒間僕とは気付かなかった様でした。その後も道を譲り譲られで降りる。頂上から結局50分位かかって神社に戻る。心配した膝痛は問題ナシ。
ここでスライドした皆様にお詫び。僕が頂上に居た数分間、1時間後位にガスが晴れそうな気配があったので「飯豊は見えないだろうけど、ガスは晴れてきますよ。」とすれ違いざまに言いふらしてスミマセンでした。
結局、夕方になっても街から見る二王子岳の頂上は雲の中でした。
今回も「山ガール&山ポーイ」風体の登山者を5〜6名確認した。いわゆる流行に乗った「ニワカ」も居るかもしれないし、1〜2年後も彼女や彼等が山をやっているかどうか分からないが、僕的には旧来の登山ファッションイメージを払拭してくれる点(実際に厳しい条件ではオシャレなんて二の次だが)では印象は悪く無い存在ではある。

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