晩秋初冬に近づき、冷たい雨が降る日が多くなってきた。週末は回復しそうであったので何処に行こうかと検討。二王子を離れ、今年まだ行っていない蒜場も考えてはいたが、この天気では頂稜部では雪が残り足元はぐちゃぐちゃだろうと却下。五頭であれば問題なかろうと雨上がりの土曜日朝、村杉へ向かう。
街の道路は乾いていたが、山足に入るにつれついさっきまで雨が降っていた感じ。菱ヶ岳登山口には車が5台しかない。では出発。
村杉口出合を過ぎた辺りで汗が流れ、ウインドブレーカーを走りながら脱ごうとしたら手間取ってしまう。所々の笹薮についた滴が足元を少し濡らす。靴の中が濡れるほどではないが、気温が低く冷たい。スキー場ルートで下山するつもりであったが、出湯口分岐から扇山までは足元の草薮で靴の中まで濡れるのが必至かと思われるので、三ノ峰尾根を下山する事とした。
杉端手前で思った通りの光景。足を止めてしまう。
身体が冷えてしまって、ウィンドブレーカーを再び羽織る。間もなくガスの中に入った。
笹清水からの登りは走れず。初っ端は調子良いなと思っていたが、結局ギリギリ1時間切りで菱ヶ岳山頂。幻の自己ベスト、55分に全く及ばず。カレーライス師匠の46分は改めて凄いと感じた。
ここからは晩秋初冬の縦走路を気持ち良く進んで行く。
この春、熊と鉢合わせしたあたり。黄色のじゅうたん。
菱から走り切って、マイ頂上の前一ノ峰到着。寒いのに短パン。あえて、いやがおうにも足を動かし続けねばならなくしたのだ。
下りに入るとすぐに下界が望めた。今日の下りは足が軽く、三ノ峰尾根下りでは一番速かったかも。
どんぐりの森の水道で顔を洗い、しばらく先に居た登山者とお喋り。ではまた、とキライな舗装路をパタバタと走り車に戻る。帰りは村杉の市場で大根菜っ葉とチンゲン菜を買って帰宅。
結局、土曜日は二王子の頂上部も五頭の稜線も下から望む事は出来なかった。

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