テルゾーのGW遊びは例年鳥海山が一大イベント、あとは丸一日は難しいが何処かへ(身体を動かしに)行っている。
今年は櫛形山脈縦走ランのつもりではあったのだが、この春の低温傾向で地元の二王子岳の上部もまだ白く、鳥海山であの雪の量と質でもあったので迷っていた。
前日、決断した。こんな残雪に恵まれた年はナイ!櫛形山頂から二王子岳を見ると後悔するゾ!と言う事で、早起き出来たら二王子、出来なかったら櫛形山脈、とした。
早起き出来て二王子神社へ。さすがGW、車が既に多いしテントもある。かしましいオバちゃんパーティーに道を塞がれるとイヤなので、冬期登山者名簿をチェックしてササッと前に出てスタート!
今日は昼迄に帰宅すると言ったので、ピッチを上げて登る。ミッドカットのトレラン靴を履いて、テレブーツは板と共に背負う。荷物はミニマリスト仕様とし、ハイドレーションにヴァームウォーター、ピットインリキッドとショッツを各1ヶ、ビスケット、アルコールはなし。でも一応シールは持った。
一王子までは溝状の道に雪が残るものの夏道通し、グイグイと先行者を抜きつつ登る。一王子でガラッと目の前が変わり、残雪の山となる。小屋に靴をデポし、テレブーツを履く。今日はツボ足登行とする。道は歩き易く、テレブーツでもピッチを維持出来た。
独標着、残雪1.5m。薮がうるさいが、滑るにはまずまず。
油コボシを上がり、下を見る。4月上中旬と同じ位の雪の量。
調子良く頂上着、2時間20分で登れた。今迄のスキー山行では最速か?これで昼前に帰れるメドがついた。
が、まずはすかさず東面へドロップ!ザラメになり始めの新雪が20cm程積った斜面は気を抜くと引っ掛かりコケた。それでも気持ちイイ瞬間は思わず声が出た。
雪面には僕の滑ったラインのみ。登り返しも楽だった。
今日は七滝沢源頭部は滑らず帰路につく。復路である西面の雪は滑らず、重く、苦労しながらの滑りとなる。油コボシ北面に入るも、ゴロゴロと雪まくり雪崩誘発。独標からの下りは二王子山スキーの真髄、薮抜けスキーでした。それでも一王子まで滑り込めた。
さぁて靴を履き替えて、泥道の下りだ。今回はトレラン靴を履いてきて良かったと実感!板だけでなく靴を担ぐ重さはあるが、それが気にならない歩き易さだ。
ふと、後ろを振り返ると森は春でした。
今日は走りたい欲より滑りたい欲が勝った、テレマーカーな日でありました。
次週末は櫛形山脈でトレイルランナーになります。

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