去年に引き続き、初秋の飯豊としてダイグラ尾根〜本山〜梶川尾根ルートに向った。
車を停め、湯沢ゲートの方を見ると居ました「りょう」さんが。他数名で門内小屋まで荷上げ&泊りとの事で羨ましい〜。上でまた会いましょう!と出発(6:00)
トレランの格好なのでまずは軽く走って行き、ダイグラ尾根に取り付く。気持ちの良い爽快な急登りをぐんぐん進む。願ってもない?曇天、で暑からずペースも良くはかどる。
まぁ、山に入るにあたって晴れの天気にこした事はないのだが、ダイグラを登る時は曇ってくれた方が体力的に助かる。若い頃からの飯豊通いで景色や草花は一通り堪能したので、今は山の懐深く入れるだけでも満足だし。
宝珠山の肩手前あたりのお花畑はまだ夏の名残り。
本山から御西の草紅葉は始まってイイ感じ。
赤岳沢の雪渓、ここからならではの眺め。2時間後にはあの上の稜線を行くのだ。
宝珠山を越え、寒くなって長袖着用。
御前坂にかかると登りも終盤。風も冷たく防風ベスト着用。イイ雰囲気、秋だねぇ〜。
いやっほー本山着。天狗平から3時間58分。
寒いので長居せず。さぁ、御西へ向けてトコトコと走り出す。が、雨がパラパラと降り出す。
弘法清水は外せない。山の恵みをいただく。
やっぱここの雰囲気、大好き。
雨が強くなり、ハードシェルを着用したが、足は短パンのまま走り続ける。弥陀ヶ原(草月平)の池塘は雨水をたたえて静かに、、、
いいかげん短パン足も冷たくなってきたので、御西小屋の脇で今回初使用のソフトシェルパンツを履き、固形物を補給。さぁてと、主脈の稜線に入る。もちろんジョグペースでトコトコと、、、
ソフトシェルパンツは正解!撥水性は充分だし(新品だもんね)、素肌に張り付く事も無く動き易い。(見た目カッコ悪いけど)
御手洗池を過ぎると雨が上がり、烏帽子岳がドーン!と。いい眺め。
烏帽子岳の登り前半は足を温存して歩いて登る。山頂は止らず通過、梅花皮小屋まで小走りに進む。
梅花皮小屋で小休止。水場でハイドレーションに消費量1リットル分をそっくり補充。北股の登りはしっかりと歩き、下りも半分だけ走り、足温存モード。
さぁ、飯豊族の待つ門内小屋へ!
ただいまぁ?と管理棟へ管理棟へ顔を出すと、既に前半開始。やけに薫り高いコーヒーを一口いただくと、案の定「泊まって行けよ」と言われる。
涙を呑み、別れ。梶川尾根の下りへ足を進める。振り返ると宴の門内小屋はガスの中。
先日行われた保全作業の状況を見せていただく。
この椰子ポットを利用した法面の修繕方法は今回初めて。来春が待ち遠しい。
トットバの頭からの急下りにかかると、そろそろ足に疲労が。ちょっと膝に違和感を感じ、ペースを落としてトレランポールを出す。
ガッツリ荷上げした杭も、利用されていました。良かった。
今朝登ったダイグラ尾根を見上げながら下る。
少し膝が痛み出したので、湯沢峰からの岩道は僕としてはゆっくり目に下り、扇ノ地紙から2時間33分かかって下山。
去年と比べると、ダイグラの登りは10分位早かったけど、梶川の下りは10分位遅かった。別にタイムトライアルしてる訳ではないけど。ま、ランナーでないし走れない、そんな感じ。ライト&ファスト登山。
でもこのルートは歩き甲斐がある。来年もまた行こう。
次の飯豊は晩秋の朳差岳か頼母木〜地神山がイイな、と目論み中。

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