先日、大日杉から本山&御西まで回ったので夏はこれででイイかな、、、と思いつつ、北股は踏んでおきたいな、と。
日帰りルートの定番、丸森登りの梶川下りを実行。当然、梅花皮小屋の水場(治二清水)も楽しみだ。
平日とは言えど、夏山シーズンなのに駐車車輌は多くない。予定より1時間遅れで出発。陽は既に高く、暑さを感じる。
丸森尾根下部の岩尾根を両手を使いつつ登る。よくもまぁ、スキーとブーツを背負って登ったもんだなと我ながら呆れる。
陽射しを受けた岩は既に熱く、直射日光と岩の輻射熱で両面焼き状態で汗を流しながら黙々とただ進むのみ。2パーティーをパスすると、今日の丸森尾根登りのトップに立った様だ。
岩尾根が終っても風もなく、汗がとめどなく流れる。靴下はおろか靴の中までグショグショになり、稜線に上がったら靴下を替えなきゃな〜などど考える。
1400mを過ぎると若干涼しさを感じる様になり、丸森峰を通過〜〜ここからは爽やかな気分で進める。
丸森峰を通過すると登りはあと少しだ、気持ちが楽になる。この文覚沢源頭の斜面は、夏に見てもいいな〜
ノウゴウイチゴがあちこちで実り。所々でつまみ、頬張りながら登って行く。
出発から2時間13分で稜線(地神北峰)に到〜着〜!爽やか。序盤の暑さからすれば、まずは予定通りの経過時間。靴下は乾き始め、濡れは気にならなくなった。
これから向かう伸びやかな稜線。
う〜ん。一応トレランの格好ではあるが、走ろうとすれば走れるが、梶川尾根下りの事を考えると走らなくても、、、と。
彼方に本山が。遠い〜
地神山を乗り越すと、目標の北股岳の頭が見えた。
そよ風が吹き、汗をかいても直ぐ乾く快適な気温。所々、小走りに進む。
胎内山を越えると、ぐんと北股が聳え立つ。門内沢を覗き込みながら、こんなトコよくもスキーで滑るよな〜と、、、思う。
夏のお花畑の中、門内岳を通過。
20代〜30代の頃を思い出し、いつも20kg超の荷を背負った縦走登山派だったよな〜と。
ヨシ!今日はトレランではなくライト&ファスト登山で!と決める。
ギルダ原を越え、北股への登りにかかるとようやく稜線での登山者とすれ違う様になる。ムリに走らず登り、北股岳へ到着だ!
さてと、冷たい水を飲みに梅花皮小屋へ下るか!今日の管理人は誰かな?
辿って来た稜線、この眺めも格別。
梅花皮小屋で小休止。たっぷりと流れる治二清水をいただき、ハイドレーションにも補給。
管理人は「弥輔」さん。いつもお世話になってます、など、諸々お話。ここで拾得物のデジカメを天狗平ロッジへ届ける様にと託される。
さて、帰ろう。北股の登り返しもイチゴだらけ。誰も手を付けてない様なので食べ頃の果実ばかり、20粒はいただきながら登りをこなす。
飯豊の尾根道は、登りよりも下りがキツい。梶川峰を過ぎると風も殆ど無く、暑い。体力を温存しながら控えめに動き無事下山!
天狗平ロッジへ向い、預かったカメラを小関さんにお渡し。久し振りに飯豊山荘の温泉で汗を流し帰路に就く。
今年は飯豊の保全作業はナシで、楽しみにしている荷上げの予定はない。なので夏(8月)の飯豊はこれで締めかな。あれば稜線の小屋へ差入れ名目で登るかも。

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