週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順に並べましたが、途中からはテキトーです。
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『NINE』(アメリカ)112分
やたらと豪華絢爛っぽいミュージカル映画。こういうの、大好きです。監督は傑作『シカゴ』のロブ・マーシャル! それ以外は何も知らない状態で観ます。と言いつつ、誰が出てるのか大体知ってますが……。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
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『渇き』(韓国)133分・R15+
バンパイアと化した神父の苦悩を描く官能的なラブ・ストーリー……らしい。主演は韓国を代表する名優、ソン・ガンホ。監督は『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク。しかし、それより何より注目すべきは『多細胞少女』の美少女、キム・オクビンが出てること。今まで観た韓国映画(って、それほどたくさん観てないけど)の中で一番キレイな女優さんです。
※上映館/シルバー劇場
『マイレージ、マイライフ』(アメリカ)109分
ジョージ・クルーニー主演作。人と関わりを持つことを避けてきた男が主人公の人間ドラマのようです。なかなか面白そう。
※上映館/センチュリーシネマ/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『ブルーノ』(アメリカ)80分・R15+
『ボラット』のサシャ・バロン・コーエンが、またもやハタ迷惑な男を演じているようです。下ネタ(エッチ系じゃなくて排泄物系)が多くないことを願うのみ。
※上映館/伏見ミリオン座
『ダレン・シャン』(アメリカ)109分
半バンパイアとなり未知の世界に飛び込む主人公を描くダーク・ファンタジー……らしい。最近やたらとバンパイア映画が多いですね。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『アイガー北壁』(ドイツ・オーストリア・スイス)127分
ナチス政権下、前人未踏のアルプスの難所に挑む登山家たちを描いた山岳映画……らしい。
※上映館/伏見ミリオン座
『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』(イタリア・フランス・スペイン・ドイツ)133分
16世紀のイタリアを代表する天才画家、カラヴァッジョの人生を描く伝記映画……らしい。
※上映館/名演小劇場
『月と嘘と殺人』(日本)82分・PG12
日常生活の中に潜む社会の闇に巻き込まれていく若者たちの姿を描く青春群像サスペンス……らしい。
※上映館/中川コロナシネマワールド
『TEKKEN』(アメリカ)93分
人気格闘ゲーム『鉄拳』を実写化したアクション大作……らしい。
※上映館/109シネマズ名古屋/中川コロナシネマワールド
『スパイアニマル・Gフォース』(アメリカ)88分
高度な知能を持ったモルモットたちの活躍を描くアクション映画……らしい。3D版もあり。というか、3D版で上映する劇場の方が多いのかな?
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『月下の侵略者 ー文禄・慶長の役と「耳塚」』
豊臣秀吉による朝鮮侵略の「真実」を追ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館/シネマスコーレ
『プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』(日本)70分?
なんと17人のプリキュア戦士が登場するそうです。覚えきれんて!
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
<ジャック・ロジエのヴァカンス>
ヌーヴェル・ヴァーグの体現者と言われるジャック・ロジエ監督の作品の特集上映。
※上映館/名古屋シネマテーク
<中国インディペンデント映画祭>
『牛乳先生』『ジャライノール』『収穫』『小蛾の行方』『オルグヤ、オルグヤ』の5本を上映。
※上映館/シネマスコーレ
ワーナーマイカル大高は、いよいよ23日オープン。27・28日は「ウルティラ3D」を無料体験できるそうです。新しいもの好きな方はぜひ!
http://www.warnermycal.com/ultira/pc/index.html
その一方、ピカデリー1・2・3・4は今月いっぱいで閉館。さびしー。
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『スイートリトルライズ』を観ました。うーん、肩すかし。
矢崎仁司監督の前作『ストロベリーショートケイクス』は「ないがしろにされる悲しみ」を見事に描いた傑作でした。で、今回はさらに突き詰めて「ないがしろにされていることを悲しんでいる者も、別の誰かをないがしろにしている」という現実を描きたかったんじゃないかと思います。でも、それがどうも上手く描けていないというか……うーん、どう言えばいいんだろ。すごく乱暴に言っちゃえば、どの登場人物も薄っぺらな人間にしか見えないのよ。もちろん、それも意図した上でのことだろうとは思うけど。
『ハート・ロッカー』も観ました。これは凄い! そして、めっちゃシンプル! えーっと、ひとことで言っちゃうと、「現場でしか生きられないワーカホリック男の悲哀」を描いた作品です。その現場が緊張感あるものであればあるほど、そこは凄まじく甘美で魅力的で居心地のいい場所にもなるわけです。程度の差こそあれ、ほとんどの男は共感できるんじゃないでしょうか。
ただ、この映画、手持ちカメラによる映像が続くので、人によっては気持ち悪くなると思います。僕も中盤ではグッタリしてました。これからご覧になる方は、くれぐれも体調を整えてから臨むべし! できれば、ちょっと後方で観た方がいいかも。

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