こんな状況の時にナンですが、週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナーを。
「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。ただ、絶対に観るつもりのも、もしかしたら観られないかも。今月、まだ3本しか観てないし……。
☆
『冷たい熱帯魚』(日本)146分
『愛のむきだし』で名を馳せた園子温監督の新作。「人間の狂気と愛を描いた作品」らしいです。それ以外の情報は持たずに臨むつもり。
※上映館/名古屋シネマテーク
☆
『ランナウェイズ』(アメリカ)107分
1970年代に活躍したガールズバンド、ランナウェイズの軌跡を描いた青春音楽映画……らしい。これは面白そう。主演は『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートと、もはやベテランの域に達した感のあるダコタ・ファニング。
※上映館/伏見ミリオン座/センチュリーシネマ
◎
『イップ・マン 葉問』(香港)109分
ブルース・リーの師匠である伝説のカンフー・マスター、イップ・マンの激動の半生に迫る人間ドラマ……らしい。主演はドニー・イェンとサモ・ハン・キンポー。カンフーのシーン、相当すごいみたいです。
この作品、実はシリーズ2作目で、1作目の方は名古屋じゃ8月に公開されるそうです。順番通りにやってくれればいいのに……。
※上映館/シルバー劇場
◎
『トゥルー・グリット』(アメリカ)110分
コーエン兄弟の新作。復讐を誓う少女と2人の男が犯人を追う姿を描くヒューマンドラマ……らしい。1969年の映画『勇気ある追跡』のリメイクだそうです。アカデミー賞では10部門にノミネートされましたが、残念ながら無冠。でも、世評はかなり高いみたい。
ちなみにコーエン兄弟の前作『シリアスマン』は名古屋じゃ今日まで。うーん……。
※上映館/伏見ミリオン座/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎
『漫才ギャング』(日本)137分
『ドロップ』に続いて、品川ヒロシの監督作第2弾。今回は、お笑いで頂点を目指す男たちのドラマだそうです。主演は佐藤隆太と上地雄輔。そして、ヒロインには石原さとみ!
※上映館/109シネマズ名古屋/センチュリーシネマ/イオンシネマ・ワンダー/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎
『やぎの冒険』(日本)84分
なんと14歳の中学生が作った作品。一人の少年の成長ドラマを通し、沖縄で祝いの時などに食べるヤギの文化と沖縄独特の人、風土、自然などをとらえていく……という内容だそうです。主題歌はCocco。
※上映館/シネマスコーレ
◎
『ランウェイ☆ビート』(日本)126分
学園祭恒例のファッションショーで奮闘する高校生たちを描いた青春ドラマ……らしい。原作は原田マハの小説で、監督は『NANA』シリーズや『ラフ』(長澤まさみ主演作)の大谷健太郎。予告編の印象では、さっぱり面白くなさそうなんですが……どうだろ。あと、このキャスティングだと興行的には相当厳しそうな感じがします。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎
『アメイジング・グレイス』(イギリス)118分
18世紀のイギリスを舞台に、名曲「アメイジング・グレイス」の誕生と、その曲と共に闘った政治家の生きざまを描く感動作……らしい。主演は『ファンタスティック・フォー』シリーズのMr.ファンタス、ティックヨアン・グリフィズ。
※上映館/名演小劇場
◎
『市民ポリス69』(日本)102分
気弱なサラリーマンが「市民ポリス」に選ばれたことで、思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく様子を描く異色アクション……らしい。原作は柳沢きみおのマンガで、監督は『GSワンダーランド』の本田隆一。主演は酒井敏也。他に、ももいろクローバーの早見あかり、原紗央莉、津田寛治など。
※上映館/中川コロナシネマワールド
『180°SOUTH』(アメリカ)87分
世界的アウトドアブランド「パタゴニア」「ザ・ノース・フェイス」の創業者たちが若き日に体験した人生最高の旅を、冒険家ジェフ・ジョンソンが追体験するドキュメンタリー……って、なんのこっちゃイマイチ分かりませんが、「自然とのかかわり方について考えさせられる作品」だそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
ジャンプHEROES film 『ワンピース ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』 『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』(日本)30分/40分
少年ジャンプ連載マンガの3Dアニメ2本立て。『ワンピース』の方は劇場版第11作目だそうです。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花』(日本)70分
総勢21人のプリキュアが大集合して活躍するそうです。この作品、
「津波のシーンが「災害を連想させる」として、一部削除して上映される」とのことです。間に合うの? と思ったら、劇場側でフィルムをカットするように、という指示が出たそうです。
※上映館/ピカデリー/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
TOHOシネマズ名古屋ベイシティでの「第二回 午前十時の映画祭」で上映されるのは
『ディーバ』! 20代の頃、僕もこの映画に惚れ込んで何度も観たものです。オススメ。
センチュリーシネマは19日にリニューアルオープン。ただし、予定されていたイベントの一部は中止になるそうです。
震災の影響で公開中止もしくは延期になった作品、たくさんあります。公開中だった『ヒア アフター』はすでに今週半ばから打ち切られましたし、19日から公開されるはずだったアンソニー・ホプキンス主演作『ザ・ライト エクソシストの真実』、26日公開予定だった中国映画『唐山大地震 想い続けた32年』、4/1公開予定だった『世界侵略:ロサンゼルス決戦』なども延期。まあ、その辺りは理解できなくもないのですが、
『カウントダウンZERO』みたいな作品は今だからこそ公開すべきじゃないかという気もします。実際に作品を観てないので偉そうなことは言えませんが。
主な公開中止・延期作品は、こちらをどうぞ。
●ミッドランドスクエアシネマ
http://www.midland-sq-cinema.jp/cgi-bin/pc/news/list.cgi
●109シネマズ
http://www.109cinemas.net/nagoya/
●コロナ
http://www.korona.co.jp/Cinema/info.asp?Seq=313
●ワーナーマイカル
http://www.warnermycal.com/cinema/info/l3/Vcms3_00006428.html
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いろんな意味で「映画どころじゃない」状況ですが、今週は『英国王のスピーチ』を観てきました。王位を継承することになった男が吃音症を克服する過程を描いた作品です。吃音症ではないものの凄まじく滑舌が悪い自分には身につまされる箇所が多々ありました。あと、幼い頃の嫌な体験や「矯正」によって人の成長は妨げられる、ということを改めて感じた作品でもありました。一見の価値あり。ただ、アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれるほどではないような……まあ、それは好みの問題かな。
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さて、アフィリエイトも始めたことなので、オススメDVDを何本か紹介しておきます。今日明日公開作にちなんだ映画の関連作のDVDです。
●『冷たい熱帯魚』関連作
『愛のむきだし』
園子温監督の代表作。4時間近くあるんですが、とにかく観てみれば、その面白さが分かります。ひとことで言えば、純愛ロマン(だよね?)。これを観れば満島ひかりに夢中になること間違いなし。
●『ランナウェイズ』関連作(なのか?)
『バックビート』『ザ・コミットメンツ』
実在したバンドの成り立ちや裏話を描いた映画と言えば、やはり初期のビートルズを描いた『バックビート』を挙げないわけにはいきません。もちろん音楽も抜群にカッコいいし、観る価値は充分。新品は品切れのようですが、6月に再リリースされるようです(アマゾンでは見つからず)。
もう一本、バンド映画の代表格と言えば『ザ・コミットメンツ』。アイルランドを舞台にした青春群像劇で、監督は『小さな恋のメロディ』『バーディ』などのアラン・パーカー。
●『イップ・マン 葉問』関連作
『ベストキッド』
カンフー映画に詳しいわけじゃないので偉そうなことは言えませんが、昨年公開されたリメイク版『ベストキッド』、僕にとってはものすごく楽しめる映画で、「ほぼ完璧な出来映え」と感心した記憶があります。ジャッキー・チェンは渋カッコいいし、ジェイデン・スミス(ウィル・スミスの息子)は親の七光りじゃなかった!
●『トゥルー・グリット』関連作
『バーン・アフター・リーディング』
コーエン兄弟が、アカデミー賞受賞作『ノーカントリー』の次に撮った作品。かなり評判が良くなかった記憶があるのですが、僕は妙に気に入ってます。「身も蓋もない」って言葉がピッタリな作品で、エンドロールが始まった時に大笑いしそうになりました。
●『漫才ギャング』関連作(なのか?)
『どつかれてアンダルシア(仮)』『ブルース・ブラザーズ』
お笑いコンビが主人公の映画と聞いて真っ先に思い浮かぶのは『どつかれてアンダルシア(仮)』。シャレにならない部分も含めて、お笑い好きなら一見の価値があると思います。なお、この作品はアマゾンじゃ新品は品切れでした。
もう一本、お笑いコンビじゃないけど、コンビものの傑作として忘れられないのは『ブルース・ブラザーズ』。音楽映画としても素晴らしいので、サントラもオススメです。
ついでに書くと、その続編である『ブルース・ブラザーズ2000』、世間的には大不評だったわけですが、過度な期待をせずに観れば、なかなか楽しめる映画だと思います。途中のホラー風味みたいなのは邪魔だけど。
『ディーバ』も貼ろうと思ったんですが、アマゾンでもセブンでも新品は品切れでした。しかし、「ディーバ」で検索するとエロいDVDが続々と出てくるのは何故?
しかし、アフィリエイトってヤツも疲れるもんですね。これで少しでも報酬があればいいんですが、ここを覗いてる人たちはDVDを購入したりせず、レンタルで済ますような気も……。

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