週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
☆・◎・○・無印の順で「観たい度数」を記しました。優先順位が高い順に並べたつもりですが、その時の気分次第なので基本的にはテキトーです。あと、特集上映やリバイバル作品は最後に並べます。なお、いわゆるライブビューイング作品に関しては情報を追っかけきれないので、すんませんが割愛させていただきます。
◎
『ヤング≒アダルト』(アメリカ)94分
いつまでも大人になれない30代女性が葛藤するさまを描いた人間ドラマ……らしい。主演はシャーリーズ・セロンで、監督は『JUNO/ジュノ』のジェイソン・ライトマン。予告編の印象では、なかなか面白そう。
※上映館/センチュリーシネマ/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎
『ブリューゲルの動く絵』(ポーランド/スウェーデン)96分
ブリューゲルの絵画『十字架を担うキリスト』を題材にした作品だそうです。「絵画と映像が一体となった摩訶不思議な世界」らしいでの、よく分からないけど気になります。ブリューゲルを演じるのは、なんとルトガー・ハウアーだって。
※上映館/名古屋シネマテーク
◎
『NINIFUNI』(日本)42分
ある地方都市で起きた事件に関与した男の逃避行と、アイドルのプロモーションビデオ撮影とを絡めながら描いた中編映画……って、よく分からないけど、ももいろクローバーが出てるってことなので、ちょい気になります。監督は『イエローキッド』で注目された真利子哲也で、主演は宮崎将。
※上映館/シネマスコーレ
○
『ポエトリー アグネスの詩』(韓国)139分
一編の詩を紡ぐことを心の糧にしている初老の女性が、ある事件にまつわる現実と対峙するさまを描いた人間ドラマ……って、よく分からないけど、『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督の新作ってことなので、ちょい気になります。あと、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したそうです。
※上映館/名演小劇場
○
『パーフェクト・センス』(イギリス)92分
人間の五感を奪う謎の感染症がまん延した世界を舞台にした恋愛ドラマ……らしい。主演はユアン・マクレガーとエヴァ・グリーン。ユアンって、最近すごくたくさん出てますよね。
※上映館/109シネマズ名古屋
○
『孤独な惑星』(日本)94分
都会に生きる男女の微妙な三角関係を描いたラブストーリー……らしい。朝ドラ『カーネーション』でも好演した綾野剛が出てるので、ちょい気になります。
※上映館/名古屋シネマテーク
○
『アンダーワールド 覚醒』(アメリカ)88分
吸血鬼族と狼男族の争いを描くシリーズの第4弾。主演は、もちろんケイト・ベッキンセール! 「美人」という基準ではシャリーズ・セロンと並んでハリウッドでトップではないでしょうか。大好きな女優の一人です。と言いつつ、このシリーズはほとんど未見なわけですが。
※上映館/109シネマズ名古屋/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○
『幸運の壺 Good Fortune』(日本)83分
幸運の壺を受け取った売れない役者が不幸のドツボへとはまっていくさまを描いたサスペンス・コメディー……らしい。主演は『カーネーション』でも活躍中のほっしゃん。麻生久美子、戸田恵子、麿赤兒も出演。ちょい気になります。
※上映館/中川コロナシネマワールド
○
『顔のないスパイ』(アメリカ)98分
元CIA捜査官が、ある殺人事件の背後に潜む暗殺者を追跡するさまを描いたスパイ・アクション……らしい。し主演はリチャード・ギア。
※上映館/109シネマズ名古屋
○
『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part1』(アメリカ)118分
シリーズ最終章の前編。って、そういうパターン、最近多くない? 1作目を観ただけで2作目以降はパスしてるんですが、今回は監督が大傑作『ドリームガールズ』のビル・コンドンなので、ちょっと気になります。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
○
『ラブポリス ニート達の挽歌』(日本)78分
典型的なニート2人が、女性を無残に捨てる男たちをこらしめようとするさまを描いたコメディー……らしい。主演は平成ノブシコブシの吉村崇と、ダイノジの大地洋輔。
※上映館/中川コロナシネマワールド
『アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争』(韓国)88分
エネルギー源として人のウンコを活用する都市で、ギャングや警察がウンコ争奪戦を繰り広げるさまを描いたアクション・アニメ……らしい。カルト的に支持されそうな作品ですね。
※上映館/シネマスコーレ
『フラメンコ・フラメンコ』(スペイン)101分
フラメンコの魅力をたっぷり盛り込んだドキュメンタリーだそうです。かなり濃密そう。
※上映館/伏見ミリオン座
『ピアノマニア』(オーストリア/ドイツ)97分
ピアノの調律師を取り上げたドキュメンタリー……らしい。これまた濃密そう。
※上映館/名演小劇場
『堂本剛 平安神宮公演2011 限定特別上映 平安結祈 heianyuki』(日本)87分
堂本剛が平安神宮で開催したライブの模様を収録したコンサート・ムービー……らしい。監督は堤幸彦。よく働くなぁ。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『Angel 〜車椅子の夏〜』(日本)53分
名古屋市立大学芸術工学部映像研究室が制作した作品だそうです。26日のみ上映。
※上映館/センチュリーシネマ
29日には、東京事変の最終公演が全国の映画館で同時生中継されます。名古屋市内だと、TOHOシネマズ名古屋ベイシティとワーナー・マイカル・シネマズ大高の2館。もうちょっと都心部でもやってほしかったなぁ。まあ、どっちみち水曜の夜なので、行くのは難しいわけですが。
ライブシネマ『東京事変 Live Tour2012 Domestique Bon Voyage』
そして、来週はアカデミー賞の発表もありますね。下馬評通り『アーティスト』が作品賞なのかな?
* * * * *
先週の金・土は予定していた用事が急になくなったりしたので、気になっていたのをダダダッと一気に観てきました。ただ、時間の都合で、一番観たかった『サウダーヂ』は観られませんでしたが。
というわけで、少しずつ感想。
『TIME/タイム』
久々にチケットが懸賞で当選! しかも、公開日の前日に届くという気の利きよう。で、映画館のサイトで上映時間を調べていたら「初日のみ、篠田麻里子の特製ポストカードをプレゼント」ってことだったので、仕事が終わったあと急いで映画館に向かいました。で、ポストカードをもらったわけですが……これ、アマンダ・サイフリッドに失礼すぎない? えっと、ご存知ない方のために書くと、図柄はチラシやポスターとまったく同じで、アマンダの顔だけ篠田麻里子に差し替えられてる、ってものです。
それはともかく、映画自体はなかなか楽しめました。貧富の差が極端になり、金銭の代わりに「余命」が貨幣として使われている近未来が舞台です。その中で、貧しくもそれなりにささやかな幸せを享受しながら生きてきた青年が、ある出来事で100年を超える「余命」を手に入れる、というのが物語の発端。そして、その直後に起きた予想外の事態により、彼は故郷を離れて富裕層が暮らすゾーンに乗り込んでいくわけです。
主演のジャスティン・ティンバーレイクとヒロインのアマンダ・サイフリッドも好演していますが、なんてったってカッコいいのがキリアン・マーフィ! 法を守る者として矜持、そして宮仕えである哀切を素晴らしく見事に体現していました。
惜しいのは、終盤に向けて……あ、ちょっとネタバレになるかも。えっとね、「巨悪」の存在がしっかり描かれないから、どうにもカタルシスを味わえないのよ。もちろん、巨悪を倒してハッピー、ってのも現実離れしてるわけだけど。うーん、最後にもうひと工夫ほしかったなぁ。
『キツツキと雨』
映画好き仲間のK氏もオススメ、ってことで観ました。うん、確かになかなか楽しい映画……だけど、正直言って役所広司以外の登場人物は、あんまり好きになれなかったなぁ。あ、役者の問題ではなくて、映画の中のキャラクターとしてね。たとえば小栗旬は、テンパっているが故にヘンテコな行動を取る、という設定なわけですが、そもそも初対面の人に接する時の態度は社会人としていかがなものか、と思えちゃったし。って、僕の心が狭いから? でもまあ、後味が良い作品ではありました。
『セイジ 陸の魚』
伊勢谷友介って西島秀俊のことをものすごく好きなんだ、ということが伝わってくる作品。それ以上でも、それ以下でもない……というか、はっきり言って映画としては面白くなかったです。こんなこと言っちゃナンですが、セイジが魅力的に見えるのは西島秀俊が演じているからじゃない? 実際問題、この映画での西島秀俊、ものすごくカッコいいです。特に脱いだ時! もうすぐ公開される『CUT』のために鍛えたんだろうけど(調べてないけど、撮影は『CUT』のほうが先だよね?)、本当に見事な筋肉美でした。ムキムキじゃなくて、ボクサーみたいな感じの筋肉。って、なんでオトコのハダカをこんなに熱く語ってるんだろ、オレ。
そして、土曜日には中ノ森文子の無料ライブ、日曜日には稲沢市民会館で甲斐よしひろと押尾コータローのライブに行ってきました。しかも日曜には仙台からの客人と(ついでに金沢からの客人とも)一緒にご飯を食べたりして、とっても楽しい週末を過ごすことができました。感謝!
で、甲斐よしひろと押尾コータローのライブなんですが、とにかく押尾コータローの絶妙な演奏が素晴らしかったです。ギター一本で打楽器の音も再現してしまう、という感じ。温厚そうな人柄にも惚れ惚れしちゃいました。あと、甲斐さんのライブなのに開演時間の遅れが3分ぐらい(たぶん)、ってのにもビックリ。僕が今まで行った甲斐さんのライブでは初めてのことでした。これを機に「遅れるのが当然」という悪しき習慣は改めてほしいもんです。

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