週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー! ☆・◎・○・無印の順で……以下略。
☆
『オデッセイ』(アメリカ)142分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いたSFアドベンチャー……らしい。監督はリドリー・スコットで、主演はマット・デイモン。かなり面白そう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
☆
『十字架』(日本)122分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
重松清の小説の映画化。いじめをテーマにした人間ドラマだそうです。監督は『地雷を踏んだらサヨウナラ』などの五十嵐匠。小出恵介、木村文乃などが出演。
※上映館/名演小劇場
◎
『俳優 亀岡拓次』(日本)123分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
脇役一筋の地味な俳優の慎ましい人生を描いたコメディー……らしい。監督は『ジャーマン+雨』などの横浜聡子で、主演は安田顕。
※上映館/センチュリーシネマ/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎
『ザ・ガンマン』(アメリカ/スペイン/イギリス/フランス)115分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ショーン・ペン主演作! 元特殊部隊の暗殺者の孤独な戦いを描くサスペンス・アクションだそうです。監督は『96時間』のピエール・モレル。観たいんだけど、なんで大高と茶屋だけ?
※上映館/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
○
『9つの窓』(日本)99分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
AKB48のメンバーが主演したバラエティ豊かな10分の短編9本を集めたオムニバス、だそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
○
『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』(アメリカ)92分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
家を売って新しい住居を得ようと奮闘する熟年カップルの姿を描いた人間ドラマ……らしい。主演はモーガン・フリーマンとダイアン・キートン。
※上映館/伏見ミリオン座
○
『フリーキッチン』(日本)81分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
人気マンガ家、福満しげゆきのデビュー作の映画化。人肉を食べ続けてきた高校生が主人公のブラックコメディーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク
『ラストエグザイル ‐銀翼のファム‐ Over The Wishes』(日本)120分 <ムービーウォーカー>
※上映館/109シネマズ名古屋
『新劇場版 頭文字D Legend3-夢現-』(日本)65分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/中川コロナシネマワールド
『コードギアス 亡国のアキト 最終章 愛シキモノタチヘ』(日本)59分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/伏見ミリオン座
●ドキュメンタリー
○
『広河隆一 人間の戦場』(日本)98分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
『ロパートキナ 孤高の白鳥』(フランス)93分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名演小劇場
シネマスコーレでは『野火』が再上映されます。未見の方はこの機会にぜひ!
ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』、ミッドランドスクエアシネマで13日(土)から19日(金)まで上映されるそうです。
http://www.culture-ville.jp/#!david-bowie-is/c1mpr
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<観た映画>
●パディントン
移民問題を真正面から扱った作品……なのかどうかは分かりませんが、「外見も価値観も異なる他者をどう受け入れるか」という主題の作品であることは間違いないでしょう。移民問題が世界を騒がせている今、極めてタイムリーな意欲作。
とはいえ真面目一辺倒ではなく、ギャグも満載。特にニコール・キッドマンによる『ミッション:インポッシブル』パロディーには大笑いしました。やらせる方もすごいし、やらせる方も見事。彼女の侵入シーンを見るためだけでも、金を払う価値はあります。
●ザ・ウォーク
高所での無謀な綱渡りに挑戦した男の物語。めちゃくちゃハタ迷惑な行為なんですが、まあ、成功したから結果オーライ……ってことでしょうか。
この映画のキモは何と言っても「高所での恐怖と陶酔」を観客に追体験させることなんですが、そういう意味では絶対に3Dで観るべき! ケチって2Dで観た僕は激しく後悔しながらスクリーンを見つめておりました。
●人生の約束
ひたすら真面目で丁寧で真っ当。ケチを付けたくなる箇所もないけど大きな魅力もない、という困った作品でした。いや、ホントに完成度は高いんですが。
●ブラック・スキャンダル
何はともあれ、ここ数年まったく冴えなかったジョニー・デップが存在感を取り戻したことに安堵。見事なアンチヒーローっぷりでした。
物語は、登場人物が多すぎたのが災いして、ちょっと焦点がボケた感じ。もっとメインの3人に的を絞って描くべきだったと思います。
●ディーン、君がいた瞬間(とき)
ご存じジェームズ・ディーンの伝記映画。大人気者になる直前の若くてヤンチャだった日々が描かれています。くすぶっているカメラマンと出会って互いに理解を深めていく、という友情ドラマでもあります。
エンドロールで本物のジェームズ・ディーンの写真も出てくるわけですが、僕としては今回ジェームズ・ディーンを演じたデイン・デハーンの方が繊細で魅力的に思えました。なんて書くと熱狂的なディーン好きに怒られるか?
<読んだ本>
●損したくないニッポン人/高橋秀実
言われてみれば確かに納得。僕を含む日本人の多くは「得したい」というよりも「損したくない」というのが行動原理になっている気がします。もちろん、得はしたいんだけど、それ以上に損するのがイヤ。特に「自分だけが損してる」という状況には絶対になりたくないと思いつつ日々を過ごしている気がします。だから「貧乏くささ」が抜けないんでしょうね、きっと。
深田恭子主演のドラマ『ダメな私に恋してください』、すげー面白いじゃん。しょーもない内容でご都合主義満載? いやいや、それが楽しいんだって。特にうれしいのは、野波麻帆がレギュラーで出ていて、しかもすごぶるハマリ役であること。もちろん深キョンも可愛いしディーンもカッコいいので、何かと眼福モノのドラマです。
あと、吉田鋼太郎主演の『東京センチメンタル』も面白い! しょーもない内容でご都合主義満載? いやいや、それが楽しいんだってば。

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