週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー! ☆・◎・○・無印の順で……以下略。
☆
『レジェンド 狂気の美学』(イギリス/フランス)131分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で注目されたトム・ハーディが一人二役で双子のギャングを演じる、ってことで話題になっているクライム・サスペンス。
もちろん、それも大きなポイントなんですが、それ以上に注目すべきは、エミリー・ブラウニングが出てること!
※上映館/センチュリーシネマ
☆
『裸足の季節』(フランス/トルコ/ドイツ)97分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
自由を奪われた姉妹の反逆を描いたガールズムービー……らしい。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた話題作でもあります。
※上映館/伏見ミリオン座
◎
『帰ってきたヒトラー』(ドイツ)116分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
現代に甦ったヒトラーがモノマネ芸人として大スターになる姿を描いた問題作……らしい。ものすごく面白そう。
※上映館/伏見ミリオン座/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎
『MARS(マース)〜ただ、君を愛してる〜』(日本)98分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
少女マンガが原作のテレビドラマの劇場版。これ、まったくのノーマークだったんですが、ドラマを1回目を見て、すっかりハマってしまいました。なんてたってヒロインの飯豊まりえが素晴らしい! ほとんどが女性客だろうから、肩身を狭くして観るつもり。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
『クリーピー 偽りの隣人』(日本)130分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
黒沢清の新作。奇妙な隣人と出会って恐ろしい事態に巻き込まれる夫婦を描くミステリーです。西島秀俊、香川照之、竹内結子、川口春奈などが出演。
これ、実は試写会で観てきました。コワ面白かったです。でも、あまり気味悪くてマジで嫌な気分になるシーンもありました。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎
『葛城事件』(日本)120分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
無差別殺人事件を起こした男とその家族にふりかかる過酷な運命を描いた人間ドラマ……らしい。主演は三浦友和。
※上映館/センチュリーシネマ
○
『10 クローバーフィールド・レーン』(アメリカ)104分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
J.J.エイブラムス製作。『クローバーフィールド』の続編? よく分かりませんが、予告編には引き込まれました。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
○
『トリプル9 裏切りのコード』(アメリカ)115分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○
『エターナル・マリア』(日本)70分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
AVの世界を舞台にしたヒューマンドラマ……らしい。七人一役でヒロインを演じているそうです。23・24日の2日間のみ。
※上映館/シネマスコーレ
『貞子vs伽椰子』(日本)99分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
説明不要ですね。監督は白石晃士。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
『ナグラチームが解散する日』(日本)108分
23・24日の2日間のみ。
※上映館/シネマスコーレ
『天国からの奇跡』(アメリカ)109分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名演小劇場
●ドキュメンタリー
『ランバード・アンド・スタンプ』(アメリカ)120分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
『桜の樹の下』(日本)91分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
●特集上映
<ロメールと女たち>
※上映館/名古屋シネマテーク
<白石晃士の続・名古屋征服宣言>
※上映館/シネマスコーレ
ピカデリーでは明日『うつくしいひと』のチャリティー上映会が行われるそうです。ゲストは行定勲。
http://www.piccadilly-nagoya.jp/
TOHOシネマズ、18〜24日の1週間は、会員1100円だそうです。おトクですね。それはそうとリニューアルされたサイト、ちょっと見づらいんじゃない? 前の方が良かった気がします。
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<観た映画>
或る終焉 ※映画好きなら一見の価値あり
探偵ミタライの事件簿 星籠の海
64-ロクヨン- 前編 ※一応オススメ
エクス・マキナ ※オススメ
追撃者
クリーピー 偽りの隣人(試写)
イチオシは『エクス・マキナ』! AI(人工知能)をめぐるSFで、ストーリー自体にさほど新味はないんですが、とにかくヒロインの造型が素晴らしい! アカデミー賞の視覚効果賞に選ばれただけのことはあります。
ちょっとネタバレ的なことを書くと……夢見がちなボンクラ文系男子の幻想を思いっ切り打ち砕く展開でもあります。門脇麦&池松壮亮『恋の渦』に匹敵する破壊力と説得力でした。
カンヌ映画祭で最優秀脚本賞に選ばれた『或る終焉』は、いかにもカンヌで評価されそうな内容、というか結末。あまり映画を観ない人には「なんじゃこれ〜」と思われそうですが、でも実際に人生にはこういうことも起こり得るわけで、すこぶるリアルな展開でもあると感じました。
<読んだ本>
下り坂をそろそろと下る/平田オリザ
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今、最大の懸念事項は、TBSラジオのポッドキャスト配信が6月末で終わってしまうこと。パソコンでダウンロードし、それをスマートフォンに移して通勤時に聞いていたので、今後はどうしようかと途方に暮れています。
ちなみに徒歩通勤で往復1時間半。毎日『デイキャッチ』のニュースランキング部分と『ジェーン・スー 生活は踊る』『ウィークエンド・シャッフル』『東京ポッド許可局』『荻上チキ・Session-22』などを聴いておりました。
今後もパソコンやスマホでは無料で聴けるそうですが、僕の場合、スマホではネットを常時接続にしていないため(通信費節約のため)、歩きながらクラウドで聴くのは無理。どうしたもんじゃろか……。
『重版出来!』の最終回、すごく良かったです。いや、最終回だけじゃなく、すべての回が面白く、なおかつ感動できました。黒木華、素晴らしい女優になったと思います。視聴率は良くなかったみたいだけど、そんなもん気にしなくていいって。
一方、終盤にかけて迷走しているのが明らかだった『ラヴソング』ですが、藤原さくらの歌い手としての魅力、それに福山雅治のソングライターとしての能力の高さを世に知らしめた、という意味では意義ある作品だったと思います。それと、菅田将暉の演技力の高さにも改めて感嘆しました。なんだかんだ言って、僕としては最後まで楽しめたわけです。
とはいえ、田中哲司演じる医師が、患者の深刻な病状を本人以外の者にベラベラしゃべりまくったシーンでは、さすがに唖然としました。あのシーンで、このドラマに於けるリアリティの基準が一挙に崩壊したんじゃないでしょうか。

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