アマゾンからDMが届くことが多い。無差別に送られてくるわけではなく、「以前、○○の作品を購入(またはチェック)された方に」というピンポイントっぽい但し書きが付いているので、それはそれで参考にならなくはない。とりあえず開封して文面を読むことにしている。しかし、時折、どうも的外れじゃないかと思えるものもある。
まあ、まずは好例から。
>以前に『リリー・フランキー PRESENTS おでんくん DVD-BOX』をチェックされたお客様に、DVD『ぜんまいざむらい〜うばわれただんご剣〜』のご案内をお送りしています。
おでんくんが好きなら、ぜんまいざむらいも好きでしょ? そう言わんばかりの文面だ。悔しいけど、その通り。ウチの息子の嗜好を知り尽くしてやがるのか? 見事なピンポイント攻撃である。
>以前に荒木一郎の音楽をチェックされたお客様に、寺尾聰の『Re-Cool Reflections』のご案内をお送りしています。
活躍した年代は異なるけど、確かに両者の音楽性は共通している。いわゆるAORっぽい雰囲気とか。なのでこれはオッケー。しか〜し!
>以前に真心ブラザーズの『B.A.D.(ビガー・アンド・デファー)~MB’s・シングル・コレクション』をチェックされたお客様に、「X」の『Jealousy SPECIAL EDITION (期間限定盤)』のご案内をお送りしています。
うむむ、真心ブラザーズを好きな人はXも好きなんだろうか。お互いのファンはダブっていたりするんだろうか。かなり疑問。これが斉藤和義やフラワーカンパニーズとかだったら、即座に納得できるんだけど。
なので、次のような案内をもらっても、ちょっと懐疑的になっちまう。
>以前にYO-KINGの『愛とロックンロール』をチェックされたお客様に、「SUEMITSU & THE SUEMITH」の『The Piano It's Me (通常盤)』のご案内をお送りしています。
SUEMITSU & THE SUEMITHの曲は断片的にしか聴いたことないけど、確かに僕の好みに合ってるような気もする。しかし、Xをオススメされたあとじゃ……いや、そんなにXを毛嫌いしているわけじゃないけどね。あれはあれで存在感のあるバンドだったと思うし、ソロになったHIDEの音楽は好きだったし。
さて、そんな中、なんとも微妙な案内が来た。
>以前に甲斐よしひろの『10 Stories』をチェックされたお客様に、「小田和正」の『ダイジョウブ』のご案内をお送りしています。
うむむ、小田和正。なんちゅうか、どうも苦手な存在である。作り出す作品のクオリティは相当高いのだろうけど、どうも肌に合わないというか何というか……あ、小田和正ファンの方々、気を悪くなさらないように。あくまで個人的な趣味嗜好の問題ですので。
しかし、こうした案内が来たってことは、アマゾンは「甲斐ファンは小田和正も好き」と認識しているのだろうか。まあ、いいけど。

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