有難いことに海外の取引先の殆どは私好みのジュエリーが
入ると真っ先に連絡を入れてくれます。
オランダの小さなご夫婦で経営しているアンティークショップは
さっき5分前にプライベート(ディーラーではない人)から買ったのよ!
なんて言って直ぐに画像を送ってくれるのです。
オランダにいる人たちよりも早く見れるなんて、便利な世の中!
勿論、画像で100パーセントのクォリティーが判る訳ではないけれど
相手もこちらもお互いの好みを熟知しているし、もし実物を見て
気に入らなくても返品は可能。(今のところ無いけれど・・・)
しかし、最近ほぼ毎日のように届いていた世界中の取引先のメールが
本当に少なくなってきたのです。
あちらに催促をしても私の好みに合うものは無い・・・と悲しい返事。
フランスとスイスのオークションのカタログも年間購読しているけれど
欲しいと思う物は無し。
ネットでサザビース、クリスティーズのオークションカタログを見ても
ほしい物が無い。逆に海外の著名なディーラーからサインドピースなど
特別なジュエリーがあれば売って欲しい、委託で貸して欲しい・・・と
言われてしまいます。
アンティークジュエリーが日本でブームになって10年以上、この間に
日本にきてしまったジュエリーの数を考えると不思議な事では無い
けれど、今お店にある10年以上かけて集めてきたコレクションを大切に
していきたいと思う今日この頃です。


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