オランダのボリュームのある大粒ローズカットブローチです。
しっかりとしたとても良く光る厚みのあるローズカット。
オランダのジュエリー独特の19世紀後期に作られた
ものですがもう少し前の19世紀前半のスタイルを
リバイバルした作りとなっています。
ローズカットのジュエリーも私が仕事を始めた頃には
オランダで買い集めていると、こんな古いスタイルの
ジュエリーを日本ではどんな年齢のお客様が買われるの?
なんて言われたりしていましたが、ハリウッドセレブや
世界中のアンティークジュエリーの流行でオランダでも
品薄状態の様です。
私がかなりの数の良質のローズカットを買い集めていた
からか、今でもオランダの大きなショーに行くと
”もしかしてあなたが東京の田中さんですか?ローズカット
ダイヤモンドを買い集めてる?うちにも良い商品があるので
是非見に来て下さい”と知らない人に言われたり、中には
エレベーターなどで偶々乗り合わせたディーラーさんに
商品を見せてもらい買い付けた面白い経験もあります。
ヨーロッパのオークションでローズカットの品がどんどん
高くなってしまい、争っていた3人のディ−ラーさんが皆私の
為に商品を買おうと思っていたなどと言う笑うに笑えない話も
ありました。
今日は新スタッフのNさんが送ってくれた銀座のクリスマス
ウィンドーの写真をご覧下さい。
私は現在上海に滞在していて12月の21日に帰国しますが
残念な事に上海は大使館からなるべく外出を控えるように
とメールが来るくらい視界の悪い日が続いています。
Nさんの撮ってくれた写真を見ながら心は早、日本へ。
外出して美しいイルミネーションを見たり家族や友人達に
囲まれて美味しいものを食べたりしたいなぁ。
と思う毎日です。
ローズカットのブローチご売約です。ありがとうございました。

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