大好きな国トルコ。
イスタンブールに30年ほど前、10代の学生の頃に
初めて行った際にはトプカプ宮殿のスプーンダイヤ
モンドやおにぎりみたいに大きなエメラルドの秘宝を
かじりつく様に見てその熱心さにイスタンブール
出身のトルコ人の大富豪の友人に呆れられ、アジ
アとヨーロッパのカルチャーが混ざった美しい
その文化や日本人にも受け入れやすい美味し
い料理に驚き、大好きになってまた直ぐに
再訪問したい!と思っていた場所です。
あっという間に30年経ち、今回は歴史やイスラミック
カルチャーに興味のある10代の息子と訪問をする事
になりました。
トルコを訪れた事のある人には直ぐにどういう意味か
お分かりかと思いますが、香辛料を多く取り、香りを
好むトルコ人は男女問わず、大量の香水を浴びる様に
身にまといます。
空港に到着するなり憧れの国に来たはずの息子は
ノックダウン。。。香水酔いしてしまいホテルの
部屋で二日ほど寝込んでしまいました。
買い物は大嫌い!という息子が寝込むとは私
にとって大チャンス到来!
遠慮なく30年ぶりのイスタンブールでのお買い物
を楽しんで来ました。
まずはグランドバザール。
トルコのお土産として有名な絨毯の他にガラスのランプ
や陶器類。
そして大量のゴールドジュエリー。
結婚の際にインドなどの国と同様に親戚の方々からご祝儀に
金のコインやジュエリーを贈る習慣があるそうで、ここ
グランドバザールには沢山の金を扱うお店があり1店舗で
最大1日に1店舗で数億円相当の金を売買するお店が
あるそうで店先はまさに目がくらみそうな眩さです。
一見 ”お!というアンティークジュエリーを扱っているお店が
ありますが99%くらい偽物。。。(100個に一個くらい
良いものがあります)
基本的にダイヤモンドは本物が多いのですが、古く見せ
た作りのリングがほとんどでしかも本当によく出来て
いるものが多い事に驚き、そしてなんというかどの
お店も愛想が良く信用できない感が高いことも
特徴です(苦笑
そんな中で目を皿の様にして全てのお店を
チェック。
19世紀にオランダで作られたローズカット
のダイヤモンドのリングやオスマントルコ時代の
良質の古いカットの山高のローズカットを見つける
ことができました。
旅行中買い付けをするとは思いもよらず手持ち
のお金も大してあるわけではありません。
かと言って信用していないお店でクレジットカード
を使うのも嫌ですので苦肉の索を取る事にしました。
”あのう、いま手持ちのお金がないのですが
後から送金しても良いですか?私のこと信用で
きないでしょうけどよかったら NYのEさんや
ロンドンのMさん
(トルコの宝石商は殆どアルメニア人で世界中に
アルメニア人同士の横のつながりがあります)
にお電話していただいて確認して頂いて結構
ですから。。。” と。
我ながらとても図々しい堂々としたその振る
舞いに通訳兼ボディーガードとして一緒に
来てくれた Chihanも呆れ顔。
” TANAKAさん私の親戚はここ(グランドバザール)
にお店も持っているので私が保証人になりますよ”
とまで言わせ、図々しく数日前に出会った
ばかりのトルコ人を保証人にしてジュエリー
の買い付けを試みたのです。
ニューヨークとトルコの時差は7時間。
こんな図々しいお願いをした日本人は恐らく
初めてだったのでしょう。
ニューヨークのお互いの共通の知り合いの
E氏に確認が取れたらホテルに商品を届けましょう
という事にしました。
無事にその晩にニューヨークのE氏に
”彼女だったらお店にある全部の商品渡しても
安心だよ”
とのお墨付きの保障をいただき、数点の美しい
ジュエリーの買い付けに成功。
近日イスタンブールで買い付けた美しい
ダイヤモンドジュエリーをご紹介いたします。
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はこちらのネットストアでお求めいただけます。
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