私はブルースを亡くした時に笑顔で見送った。そしてジャズを見送る時にも笑顔で見送るだろう。
本当はね、泣きたいよ。
実際には笑顔を作っていても自然と涙が出てきた。でも笑顔を作り続けた。
私がブルースやジャズとの別れを考えたのは最近の事ではない。まだ若く元気いっぱいだった頃から、ふとした事で別れの場面を想像して涙してた。
勿論、一人っきりの場所でだけどね。
母様にはその頃から冗談で「ブルースが死んだら、貴方は絶対に後追い自殺する」と言われ続けた。
自分でも、そこまでいかなくても重度のペットロスに陥ると思ってた。だからどうしてもそれは避けたかった。仕事も何もかも手に付かずにズルズル行っちゃいそうで、気が付いたら本当に一人ぼっちになってしまいそうだったから。
そして現実となって目の前に立ちはだかった時、努めて平静を装った。でもブルースの肉体との別れ前に「今は大丈夫だけど、扉が閉まった瞬間は耐えられないかもしれない」と母様に伝えると、「なら、見送らなくてもいいよ。家で待ってなよ」と母様に突き放された。
そこまで言われちゃね。私だって男の子ですから(笑)それでね意地でも笑顔を作っていた。自分で自分に『泣くな!笑え!笑うんだ!』と言い聞かせた。
そして、その後も笑い続けペットロスには至らずに済んだ。
意地でやった事が、思いがけず私を救ってくれた。
たまたま私には合っていたんだろうね。
でもね、もし許されるのならば、泣いて泣いて涙が枯れ果てるまで泣きたい。
泣いて泣いて泣き疲れて眠るまで泣きたい。
なんか河島英五の歌みたいになっちゃったけど、それが本音。
が!しか〜し、私は立ち直る自信が無い…つうか立ち直るのに時間が掛かるから、それが怖くて泣けない。
再び訪れるであろう日に備えて、心構えとして今からでも出来る事が無いか?と
http://www.hpmix.com/home/sourumeito/E11.htm を読んでみた。
そして私には仲間が居る。
人それぞれ行いは違ってもWanを思う心は一緒。それを理解し配慮出来るのが仲間。
だから私も理解し配慮したい。家族同様に支えてくれている仲間だから。