人間の体調の良し悪しは顔色を見ると分かる。そしてWanにも顔色って有ると思う。
「んな馬鹿な!毛に覆われているのに分かるわけないだろ」と思う人もいるかも知れないけど、確かにWanにも顔色の良し悪しが現れる。と私は思っている。
猫や他の動物とに比べWanは顔の筋肉が発達しているので、喜怒哀楽の表情が豊かだ。特に笑っている顔などは飼い主でなくても分かる。
他にも体調を表すのが毛艶の良し悪しで、体調が良ければ良いほどピカピカに光り輝いている。
それらが合わさって顔色と呼んでいるのかな?
そんな事を言っている私も普段はよく分からないけれども、ジャズのように貧血状態になった時は分かるようになってきた。
不思議なもんでね、毛に覆われていて素肌が見えない筈なのに顔が青白いのよ。
それを確かめるために口の中を覗くと、やはり限りなく白っぽいピンクになってる。
事の発端だった2ヶ月前などは、舌は淡い紫にまでなっていた。だから慌てて病院に担ぎ込んで命を取り留められた。
本当はその前に出る、元気の無さとか仕草で気が付かなきゃイケナイんだけどね。
う〜ん…言い訳するなら、何となく分かってはいた。でもまさか脾臓に腫瘍が出来ていて、それが破裂寸前だとは想像も出来なかった。
体の表面の腫瘍なら日頃のケアで気付くけど、内臓腫瘍はハッキリ言ってエコーやレントゲン以上の検査じゃないと発見出来ない。
血液検査だってね、既に蝕まれてる時期だったはずなのに引っ掛からなかった。
だからこそ顔色ってWanが発する最後のSOS。それを見逃さないようにしたい。
かと言って、何時もWanの顔色を窺っているようではイケない、ボスはボスらしくさり気なく目を光らせているのが一番。
今朝のジャズさんは再出血が分かる前の元気さに戻っていて、口の中もまだ薄いながらもピンク色を保っているし食欲も旺盛ではあるのだけど、一つ気になるのが気温が低いのに呼吸が荒い点。
明日の朝の分で薬が無くなるから、夕方辺りに経過診断に連れて行く。
どうか血液の数値が平常値に戻らずとも、少しでも改善していますように。
