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【 ウエスト・サイド物語(1961) 監督:ロバート・ワイズ & ジェローム・ロビンズ 動画SP Click 】
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TOP頁で「ウエスト・サイド物語」('61) ポスターを貼り、其れに併せた作品解説を2月5日(土)にUPしましたので、此処でも(記事のプロローグとして)載せておきます・・・
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1961年のミュージカル映画「ウエスト・サイド物語」の制作・監督はロバート・ワイズ。共同監督としてクレジットされているジェローム・ロビンズは本作の舞台版・原案者の一人で、全ダンス・シーンの振付けとファイト・シーンの演出を任せられていたが、途中降板している(公式には演出したシーンの予算超過を理由に、撮影の約60%撮り終えた時点でスタジオに解雇された事になっている)。
ストーリーの骨格は英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアが1595年辺りに書き下ろしたとされる「ロミオとジュリエット」に材をとっているのだが、時代設定は1950年代後半、舞台設定は第二次大戦終結から暫く経ったが未だ貧困に喘ぎ、移民同士の憎悪渦巻くNY・ウエスト・サイド(マンハッタン区西部のハドソン川沿岸)に置き換えられ、敵対するグループの関係も一部イタリア系を含む人種構成のポーランド系(プロテスタント)移民 VS. プエルトリコ系(カトリック)移民における非行少年グループの対立となり、多民族国家・アメリカならではの複雑な図式に改訳された。
移民、人種、貧困、宗教問題に加え、悲劇のフィナーレといい “シリアス” 色濃い内容という事もあって、1957年9月26日(木)からのブロードェイ版「West Side Story」(初演は同年8月20日(火)にワシントンでトライアウト版として公演) ミュージカル舞台として(アクロバティックな振付け、レナード・バーンスタインの大胆で独創的な音楽を含め)あらゆる意味で画期的だったのだが、当初・大ヒットという域には達しておらず、上演回数も732回でクローズしてしまっている。トニー賞では最優秀振付賞と舞台美術の2部門のみでの受賞に留まっており(其の後の高評価と比べると)ドウモ、やや出だしは “際物扱い” に近い評価だったのかも知れない。
状況が変わったのは其の後のヨーロッパ公演からで、題材的に『アメリカの暗部?』と受け取られかねない内容が、逆に大ウケしたのか(?)ヨーロッパで人気が沸騰。ロンドン・ウエスト・エンドのハー・マジェスティーズ・シアターで行われた公演では1961年6月(金)までに1039公演を重ねている。因みに1961年・映画版でベルナルド役を演じたジョージ・チャキリスは、此のロンドン公演の好演が切欠で映画版に出演(チャキリスは此れで第34回・アカデミー助演男優賞を受賞)しており、舞台 ⇒ 映画への橋渡し的要素にも成った。・・・であるから、舞台版の世界興行が行われていなかったら(或いは)1961年・映画版「ウエスト・サイド物語」は無かったかも知れない。
舞台版「West Side Story」の立ち上げは作曲家:レナード・バーンスタイン、振付け師:ジェローム・ロビンス、劇作家:アーサー・ローレンツの三人により1946年から企画されていたという事だから、具体化までは随分長い道のりだったのが窺えるが、映画版は舞台版の初公演からわずか4年で公開に漕ぎ着けているので、制作と監督を兼任していたロバート・ワイズの先見の明も特筆したい。
中でも『Tonight ♪』歌唱シークエンスは素晴らしいし、主演のナタリー・ウッド&リチャード・ベイマー、助演のリタ・モレノ&ジョージ・チャキリスの演技、ダンスも素晴らしい。こうした何重もの奇跡的な成功が実ったのが本作。
2021年12月10日(金)にはスティーヴン・スピルバーグ制作・監督作品としてリメイク版が公開された。(日本では2022年2月11日(金)に公開)*ポスターは1961年・映画版のモノ。
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・・・以上。(『映画・アニメーション データファイル』TOPに掲載)
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≪2022.2.10≫
此処の事務所は東京にあるので、どうしても東京マター、東京寄りの話になってしまいがちなのですが、東京23区では本日2月10日(木)〜11日(金)に掛けて雪が降り、都心では10cmの積雪になる見通しらしく、これは先月1月6日(木)と同じ積雪量・・・
・・・と、昨日の時点では書く予定だったのですが(^^;)、本日・朝の予報では11日までに5cm程度の積雪になる見通しで,(東京では)あまり雪は降らない模様です。
他の地域の積雪は今現在の予報で・・・
⦿ 関東南部の平野部で8cm。
⦿ 山梨県で30cm。
⦿ 関東北部と長野県で25cm。
⦿ 静岡県と、関東南部の箱根から多摩地方と秩父地方にかけてで20cm。
・・・との事です。東京に比べると山梨は30cmと大分積もりますが(山梨の方から見ると『何を大騒ぎを!』〜とお思いかも知れんがネ)東京は雪が滅多に降らないので慣れておらず、10cm程度の積雪でも都市機能が(やや)麻痺状態に陥りまして(− −;)。(今回東京は5cmの予報ですが)
ウチでは “安全第一” が何よりのモットーと考えておるので、今日〜明日と外出する方は地面が滑りますから、お気を付け下さいませ。
明日11日(金)も追記で書きに来ます。
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≪2022.2.11≫
昨日の予報では『東京の積雪は5cm』となっていましたが、実際は都心で2cmの積雪に留まりました。
只,(埼玉寄りの都内である)ウチの事務所から様子を見ていたら、雪が降っていたのは夜7:00頃までで、後は雨の方が多かったのかナ?都心では2cm記録との事ですが、事務所・周辺だと何と積雪0cm!(笑)。
今現在・芝生にだけは若干・雪の白い跡が残っている程度で、1月6日の様に道路が雪で塞がる(一時期的に車が通行止めになる)様な事態にはならなかった。・・・と、実際は(東京23区内でも)此れだけの差が出たという訳だが。
明日12日(土)は晴れる様なので、外出は(まず)問題ないと思うのだが、安心するのも束の間、関東では13日(日)〜14日(月)に掛けては又雪の予報が出ている。
新作「ウエスト・サイド・ストーリー」の客足も出だしは『まずまず』の様ですが(昨日も書いたが)何日か少〜〜し天気予報には注意が必要の様だ。
明日12日にも書きに来ます!。(次からはいよいよ「ウエスト・サイド物語」&「ウエスト・サイド・ストーリー」の話題に入ります)
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≪2022.2.12≫
「ウエスト・サイド・ストーリー」は事前(昨年の内)に日本語字幕&吹替え無しのオリジナル仕様で観ていたのだが、観終わった際の感想は『まいったナ!』というのが正直な感想で。
スピルバーグは監督作として《ミュージカル映画・初体験》で、事前のインタビュー等々でも『ミュージカルが大好き』とか『将来ミュージカル映画を撮りたい』『どの歴代・ミュージカル作品がお気に入り』〜などなど、一切事前に(*私めの記憶では)一般の世間に対し漏らしておらず・・・只,(他では殆ど触れられないが)1985年に自らメガフォンを取った「アリス・ウォーカー」原作の「カラーパープル」では一部・ややミュージカル調(?)と思わせる場面が出て来るので、実は『ミュージカル映画を撮りたいのかナ?』・・・又は『実は「カラーパープル」はミュージカル仕様で撮りたかったのかい?』という印象は若干あった。
スピルバーグが「カラーパープル」を全篇フルのミュージカル作品として撮らなかった理由は、1978年の (同じく黒人キャストで固めた)「シドニー・ルメット」監督による映画版「ウィズ」(ミュージカル作品) が批評・興行共に大失敗していたから・・・又は「ウィズ」で音楽を務めた「クインシー・ジョーンズ」が,「カラーパープル」ではプロデューサーをも務めており『ミュージカルにするのは不味い』〜と止めに入った(苦笑)???とかとか、色々考えられるが。
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スピルバーグは製作総指揮の作品が、正に数限りなく(?)の如く(*TV作品も含め)仰山在るのだが、此れが見事なまでにミュージカル作品が見当たらない!(^^;)(*スピルバーグが公式に「ウエスト・サイド・ストーリー」制作に取り掛かる事が発表された2018年1月26日(金)以前で)。
此れは勿論『たまたま』という訳では無く、明らかに自ら封印して来たに他ならないかと。・・・まぁ、あえて書くなら1986年にスピルバーグが製作総指揮を務めた「アメリカ物語」という長編アニメーションがあるのだが、此の作品には(やや)ミュージカル調のシークエンスが若干出て来る(*此れも「カラーパープル」と同じで、極一部にミュージカル調のシーンがあるだけ)。
・・・更にあえて書くなら、スピルバーグは2012年にイギリスの『エンパイア』(Empire Magazine) 誌にて (自ら影響を受けた作品として)『世界の映画監督が選ぶ好きな映画ベスト10』アンケートの中に、ディズニーが1940年に制作した長編アニメーション=「ファンタジア」を挙げておる(*「ファンタジア」もフルのミュージカル作品では無いが、一部ミュージカル調のシーンが有るには有る・・・という, ↑ で挙げた作品の性質を踏襲している)事から、随分と “有言実行” というか?一旦方針を決めたら、徹底して其の方向で制作して来た事も窺えるのだが・・・まぁ、逆を云えば、其れだけミュージカル映画に対しては(極度の)拘りがあった(?)という事も窺える訳で。
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其処まで守って来た (自ら課した) “禁を破って” 迄作ったミュージカル映画=「ウエスト・サイド・ストーリー」なのだから、スピルバーグにとって、イヤ、映画史的に見ても重要な作品で無い訳では無い(筈)。
前段階として(2020年4月6日(月)入って来たニュースによると)スピルバーグは自らが理事を務める『AFI』(American Film Institute) の『AFIムービークラブ』第1回・推薦作品として「ジュディ・ガーランド」主演の「オズの魔法使」('39) を挙げた・・・此れはあくまで『AFI』からという事なのだろうが、ミュージカルに関して触れず仕舞いだったスピルバーグからしてみれば、いよいよ『時は来た』其の本格的な顕れかと。
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≪2022.2.13 (1)≫
記事タイトルを『ウエスト・サイド物語(1961) & ウエスト・サイド・ストーリー(2021) SP』としたのには深い訳があって,「ウエスト・サイド・ストーリー」は60年前に制作された「ウエスト・サイド物語」のリメイク版・・・(確かにリメイク版ではあるのだが)しかし単なる個別のリメイクという訳では無く、旧作「ウエスト・サイド物語」を(今の観客が)観ている事を前提にした改編が随所にあるので、其処は映画ファンなら(出来たら)1961年・映画版は押さえて置くべき・・・と、考えての事で。
2021年・映画版の冒頭はNY・ウエスト・サイド地区の再開発&旧市街の解体を、低飛行のドローン目線で映し出して行く処から始まる。
クローズアップして行った先には ↑ 記事冒頭の最後尾でも触れた名場面《『Tonight ♪』歌唱シークエンス》の舞台=(要するに)アパートの非常階段が、解体作業で出た瓦礫の中にあるという・・・此処からストーリーが始まるのである。
1961年・映画版では空撮の俯瞰でNY・マンハッタン島から始まり、高層ビルがあるビジネス街を映し出し、次に高級住宅街を映し出し、其の後でウエスト・サイド地区を映し出した後、小さなバスケット・コートに切り替わるのだが、2021年・映画版では前置き無しでイキナリ(先に触れた)其の瓦礫の山を映し出す。
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此の続きは本日夜22:00頃にUPします。
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≪2022.2.13 (2)≫
恐らく1961年・映画版を観ていなければ、冒頭に非常階段セット入り(?)の瓦礫の山から始まる映画って???(^^;)という事だし、何故ウエスト・サイド地区の解体作業を(低空の)空撮で撮ってるの???という、何から何まで『???』だらけなのだろう。
2021年・映画版は(多分1961年・映画版ではヘリを使ったのだろうが)旧作の非常に高度の高い俯瞰から見た冒頭からでは無くて、ドローン撮影ならではの低空から撮った映像に拘っている分、あえて今回リメイクした内容面の違いを象徴的に(冒頭で念押し的に)此の撮影手法で集約し宣言したかの様にし、かなり際立たせている。
旧作では移民の貧困面に関しては(あまり)触れなかったし、ジェット団の日常に関しても(旧作では)其れ程詳細な描写は無かったが、今回のリメイク版では確かに其れが有る。冒頭の低空飛の撮影 ⇒ 旧作のセット(?)を(比喩的な引用で)想わせる瓦礫の山から始めているというのは、恐らく『1961年・映画版では描かなかった処を今回遣る』・・・というだけでは無く、スピルバーグは映画文化(新旧)全体、又は、映画メディアそのものの論評も(此の映画のファースト・シーンを使って)一気に表現している様に見えるのだ。
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・・・此の『映画文化全体の論評』云々に関しては、後々詳しく書く事にして・・・
本『エンタメ』頁で前回書いた記事『コロナ禍と2021 ウェブアワード・後期について2。』の ≪2021.12.10 追記≫ 〜 ≪2021.12.21追記≫ でも書いたのだが・・・↓
《Page》 参照1⇒ 【
https://gold.ap.teacup.com/frontier/340.html 】
2021年・映画版の冒頭を “初めて” 観た観客(主にティーンエイジャー)の多くは『・・・』という気分になったに違いない。・・・一方、批評家の2021年・映画版に対する評価が非常に高いというのは(専門家は確実に=1961年・映画版をまず100%の確率で何度も観ている筈なので)此の理由が大変大きいと思われる。
『参照1』≪2021.12.21 追記≫ でも書いたが、本作は大分アート志向に制作された(スピルバーグだから許された)かなり贅沢なハリウッド超大作という・・・まぁ、アメリカで(期待されていた程は)あまり売れなかったというのは、当たり前といえば当たり前なのかも知れん(*ある意味で「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」('21) が米で同時期・馬鹿売れしたのは、一部本作の御蔭もあるのかもネ)。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2022.2.15≫
昨日14日(月)〜本日15日(火)「ウエスト・サイド・ストーリー」と上映館の様子を見に回って来たのだが,(連休明けの)平日の客の入りが比較的(?)大分好調みたいだ(ウチの此処の記事にも段々とアクセスが増えて来ていますケドも)。
此処の記事も(コッチにもスケジュールがあって)別の記事を終らせて急遽始めたのが2月5日(土)だからなぁ・・・本来「ウエスト・サイド・ストーリー」は昨年12月10日(金)のクリスマス・シーズン真っ只中に日米・同時公開予定だったのを、日本でだけ年を越させて先週金曜日に公開したのだが。
結果どうだったのか???良かったか?悪かったか?・・・〜は皆の判断にお任せします。
17日(木)に又書きに来ます。
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≪2022.2.17≫
・・・と、
此処からは少し「ウエスト・サイド・ストーリー」の話は少し横に置いていて(^^;)。
今もう既に当主催の『第16回 映画・アニメーション ウェブアワード』の選考に入っていまして、今年は前期を3月下旬、後期は7〜8月の開催を予定しております。
年二回の開催はコロナが収まれば(昨年までで)終了と考えていましたが、現状を考えれば今年も(年二回を)継続する方が妥当と判断しまして、明けて1月下旬頃に代表の私めが決定しました。
オンラインに特化した映画賞というと,(海外も含め)元々はウチ以外では遣っていなかった訳だし、独壇場(?)の時期も随分・長かったのもので、オンライン界全体の雄(?)としても・・・という事で、此のコロナが収まるまでは『遣る』と宣言していた手前、今年も年二回は続けると。(*年二回の開催は中々に大変な面もあるのですが・・・)
非常時という事もあるので、此れ位の事は遣らないと・・・という気持ちではあり、内々の感覚では当然の仕事だと。・・・只、年二回にして『前篇』『後篇』形式だから出来た企画もありまして、昨年・前期の第14回・アワードは過去最高の反響を頂きまして・・・因みに昨年の『前篇』『後篇』の統一テーマは特撮映画界のレジェンド=「レイ・ハリーハウゼン」“生誕100周年” の特集を《ミッチリと》出来たのだから、開催側の此方の方が一番嬉しかった???面があったのかも知れんが。↓
《Page》 参照2A⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2021a 】
《Page》 参照2B⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2021b 】
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年二回は2020年から始めてまして、その第1弾の第12回アワードでは (たまたま)「ウエスト・サイド物語」が『審査員特別グランプリ』を受賞しています。明日18日(金)の追記ではその話から。
《Page》 参照3⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2020a 】
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≪2022.2.18≫
↑『参照3』頁の2020年・前期の第12回・アワードのテーマは『20世紀中に公開された小説や戯曲等の脚色作品』・・・という事で、兎に角・原作のある名作映画カテゴリー内で選抜した結果、グランプリは「風と共に去りぬ」('39) &「ゴッドファーザー三部作」('72) ('74) ('90) を表彰したという事だったのですが,「風と共に去りぬ」のグランプリに関しては暫く世間で物議を醸した(?)というか、ネット上で話題を提供した(?)形に成ってしまった様で、実は其の後に色々とあった。
一番・顕著だったのは・・・
12回アワードを開催したのは2020年3月22日(日)なのだが、同年6月9日(火)になって米動画ストリーミングサービス『HBO MAX』が「風と共に去りぬ」の配信を(何と)一時的に停止してしまった。
『HBO MAX』から出した公けの一番大きい理由は『差別表現に対しての批判が多かったから』〜という事らしく、“奴隷制度を美化している” 等々という考えを「風と共に去りぬ」に対しお持ちの方が多数おるとの事で,『まさかソンナ阿保な事を!!!???』とお思いの方も(日本&諸外国では)まだ多いとは思うのだが、現にアメリカでは公の場で同作のリバイバル上映は難しい状況となっている。
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只、ソウイッタ考え方はあくあまで “今の尺度で観るならば”・・・という事なのであろう。此の映画の価値は “歴史物” としての評価=南北戦争の時代を正面から描いた処が大きいのだし、制作されたのが1939年という事も考慮して映画を観るのが必要なのだと思うのだが・・・そういう意識でも持たない限り、過去の名作・・・
(*因みに「風と共に去りぬ」は1940年開催の第12回・アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞(「ハティ・マクダニエル」はアフリカ系アメリカ人の俳優で初のオスカー獲得)・脚色賞・撮影賞・編集賞・美術賞の8オスカーに+して特別賞、技術成果賞を含む計10部門を受賞した)
・・・は将来、イヤ、近い未来と云い切ってしまった方がイイのか???「風と共に去りぬ」の様な作品が(何処へ行っても)観る事が出来なくなる事態にもなり兼ねない。
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こうしたリアクションがあったのは他にもあって、2019年の第11回アワード(*開催は2019年3月22日(金))ではグランプリを「ローマの休日」('53) と「グラディエーター」('99) で仲良く分け合ったのだが・・・↓
《Page》 参照4⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2019.htm#9 】
此の後にも海外でチョコ・チョコッとあって、詳しい事は当時 ↓ のブログ記事内 ≪2019.12.10 追記≫ 辺りを読んで頂けると手間が省けて助かりますがッ!(^^;)。
《Page》 参照5⇒ 【
https://wave.ap.teacup.com/frontier/227.html 】
オンラインの賞は国境の境が無い訳で(*あくまで自由圏での話)ソノ辺の影響力を考えると無条件に《全て自由》と考えるのは(明らかに)間違っているとは思うが、作品内の一部分に今の時代にそぐわない面があるから!・・・〜ちゅうて “過去の名作を” 世間の目から葬り去るという思考は
『モウ少し慎重に考えてほしい』というのが此方からの(数々の受賞作としても顕した)見解でして。
此処の懸案事項は(ウチで旧作を扱うケースが多い事から)避けて通れない処でもあり。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2022.2.19≫
チョット “映画の話自体を” 横に置いといて(苦笑)少し余談をしたいと・・・
全国でどれだけの『ユリカモメ』ファンがいるか?ドウか?は不明だが、本日の昼12:00頃(少なくとも当事務所の近圏では)今冬・初のユリカモメを確認出来た。
・・・とはいっても、たった1羽のみ。例年では12月半ば位に多数飛来するのだが、何故か?今年は今日の今日まで姿を見せなかった。
多い時は一気に150羽近くを確認出来る程だったのに、何故なんだろう???専門家に分析して貰いたい(以前・・・要するにコロナ前という事だが、冬になると頻繁にユリカモメ話をブログでしていました)。
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≪2022.2.24≫
ロシアは本日24日(木)(日本時間で昼前)米&西側との長期に亘る和平交渉は決裂した模様で、ウクライナ東部・ドンバス地域への軍事侵攻を開始。
ウクライナ情勢については明日25日(金)も続報&解説を載せる予定です。
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≪2022.2.25≫
今回のロシア vs. ウクライナ戦は2014年2月23日(日)〜3月17日(月)に掛けての争い=ウクライナ南部『クリミア半島』が(事実上)ロシアに併合された際の攻防という訳には行かず、プーチンは声明で『我がロシアに対しアタックした者は壊滅し、悲惨な最期を遂げる』等々と、西側諸国に対し核攻撃をチラつかせている点で、云わば、戦争シュミレーション的(大規模な戦闘、流血の事態には殆ど至らず)だった “クリミア侵攻” とは異なり、本格的な戦争の構えを見せている点で(其処は)本当に気掛かりである。
・・・只、2014・クリミア侵攻の際も名目としてロシアは『クリミア共和国』の独立を承認する形でクリミア半島を獲っており、今回もプーチンはウクライナの東部2州、親ロシア派が事実上支配している地域=『ガンスク』『ドネツク』両州の独立を承認する大統領令に署名してから軍事進攻を開始する形を採っており、此の2州を獲るだけで『矛を収めたい』という,(先の核攻撃を匂わす声明は単なる牽制と考え)併せて考えると米や西側(NATO)との全面的な戦闘にならない様、やや配慮(?)している様にも見えなくはない。
兎に角、元々ウクライナ内は親ロシアと反ロシア(親NATO)で内戦状態にあって、其処を突いて(元々の親玉である)ロシアが動いただけで、ロシアとしては其れ以上の戦闘は(本来)望んでいなかったのかも。
明後日27日(日)にも書きに来ます。
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≪2022.2.27≫
プーチンも想定外だったのか?ウクライナ軍(欧州ではロシア、フランスに次いで3位の軍事力)の抵抗が思っていたより強く、此処に来てロシアの進行が上手く行っていない様だ。
米欧主要6カ国と、欧州連合(EU)の「ウルスラ・フォン・デア・ライエン」欧州委員長は26日(土)『我々はロシアに代償を払わせ続け、ロシアを国際的な金融決済網から排除する新たな経済制裁で合意した』との声明を出し、ウクライナに対し強行に侵攻したロシアを《SWIFT》(国際銀行間通信協会) から排除する事など、対ロ追加制裁を発表。
米・バイデン大統領は『第三次世界大戦を防ぐには、此の手段(経済制裁)しかない』という旨の声明を出しているのだが、先にも触れた様に “核保有国相手の直接的な戦争は回避しなければならない” という原則中の原則に則っており、苦渋の選択であったのが窺える発言だったのは間違いない。
・・・まぁ、世間的な見栄えは悪いのかも知れんし、米国内の支持率UPだけが目的なら他の方向の筋道も考えられたと思うが、其処は(米国内外に『弱腰』と)批判されても、かなり大きい実を取ったと云え、個人的には今回の米・欧州(EU)の判断を高く評価したいと思っています。
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本日27日(日)当TOPを(一足早く)3月仕様に更新しました。↓
《Page》 参照6⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/movie/ 】
明日28日(月)にも追記予定。
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≪2022.2.28≫
27日(日)、欧州連合(EU)外交安全保障上級代表 (外相)「ジョセップ・ボレル」がウクライナへの4億5000万ユーロ(約580億円)の軍事支援に同意したと発表した。
EUが此の様な形で特定の(戦争状態にある)国家に軍事支援をするのは初。
地理的に距離のあるアフリカ諸国までロシアを非難する声明を出して来ているので、此れは今回・ロシア、中国(*北京・冬季パラリンピックが3月4日(金)〜13日(日)開催予定)にとっては想定外の動きらしく、ウクライナを(短期で)完全に掌握する筈だったプーチンにとっては大きな誤算だったのだろう。(逆に)米・欧州を中心とした働きかけにより(世界中で)完全にロシア包囲網が出来つつある様だ。
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プーチンにとって更に痛かったのは、ロシアのトップ・テニスプレイヤー「ダニール・メドベージェフ」(男子テニス世界ランキング1位) と「ダニル・メドベージェフ」(男子テニス世界ランキング7位) が相次いで、今回のロシアによるウクライナ攻撃を非難したのだ。
メドベージェフの方は24日(木)メキシコのアカプルコで行われたメキシコ・オープンのシングルスに出場した際・・・
『自身がテニス選手である事で、世界中が平和に成る事の手助けをしたい。僕らは世界各国でプレーしている。ジュニアとして、プロとして沢山の国々でプレーをして来たんだ。今流れている(ウクライナが戦場となっている)ニュースを見ていると大変心が痛いんだ。僕自身は全面的に平和を望んでいる』
・・・とコメント。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2022.3.3≫
日本のメディアもロシアによるウクライナ侵攻の話題で持ち切りですが・・・此処のブログでは(ロシアのウクライナ侵攻に関しては)一応此処で一区切りとします。・・・イヤ、此の後も少しは(?)触れようかと。
↑ ≪2022.2.17 追記≫ でも書きましたが、既に『第16回 映画・アニメーション ウェブアワード』の選考に入っていまして、例年なら此の時期は選考とアワード開催頁の下準備でブログ etc も全て止めている状態なのですが、今年は当記事タイトルにある通り重要な新作映画も公開中であり、+急遽ウクライナ侵攻のニュースも入って来てしまいまして、完全に全て止めて選考に専念・・・〜という訳にもいかず!(^^;)。
場合によっては4月開催にずれ込んで・・・という事も考えていますが、今年も例年通り3月中に開催する様・ガンバッテ(?)作業していますので。
只、今年は『今書いておかないと』という事も色々あるので(飛び飛びではありますが)第16回・アワード開催までブログは追記して行きますので・・・何卒チェックの程宜しくお願い致します。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2022.3.5≫
本日・訳あって某・有名牛肉ハンバーガーを沢山の個数買わなければならない事情に相成り、少し離れた其の最寄りのハンバーガー・チェーン店までチャリンコを飛ばして行ったのだが・・・
イヤイヤ、店に着いたらチョット驚いた。昼前だからという事なのだろうが,『ズラッ』と店内から溢れる形で行列が出来ており、店員に訊いたら待ち時間は約20分なんだと。
今はモバイルからの注文も受け付けていて、結局行列の見た目以上の時間待たされて(25〜28分掛かりで)やっとこさ買えた。・・・しかし、こんなに時間が掛かるのなら『ファーストフード』じゃないナ。
通常ならそんなに待たされる店では無いのだが(店舗自体がそんなに大きい訳ではないので)、今日は何か事件でもあったのか???例えば『ハンバーガーを食べると運気が上がる』とかとか(苦笑)TVか何かで特集された?。・・・まぁ、それは単なる冗談ですが。
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其の某・有名牛肉ハンバーガーは日頃(あまり)購入していないのだが(*注・子供の頃は結構〜頻繁に食していましたが(^^;))持ち帰って食べたら久々だったので(?)中々美味しく食べられましたが・・・まぁ、コーヒーにはよく合うね(*コーヒーで胃に流し込む感じ?(笑)〜・・・雑な食レポですが(苦笑))。此の米産・牛肉ハンバーガー・メーカーの奴は。たまに食べるんなら、まぁ、まぁ,《美味しく食べられた》という事で。
3月1日(火)夜(日本時間2日(水)午前)米・バイデン大統領が連邦議会で政権の方針を示す “一般教書演説” を行い (2021年・大統領に就任した同氏にとって一般教書演説は初),『プーチンを呼び捨て』etc という見出しで、日本国内における地上波ニュースの何処ででも目にしたので、普段は見ない結構な行列が某・ハンバーガー店で出来ていたのは『其れも関係しているのかネ?』と勝手に推察(他の店舗と全く比べてはおらんので、リサーチ不足なのですが)。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2022.3.15≫
現在『第16回・ウェブアワード』の詰めの作業をしていまして、どうやら予定通り今月18日(金)には開催出来そうです。
其れに伴い18日には(当然ながら)此処のブログにも記事を書きます(予定)ので、宜しければ覗いて下さい。
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≪2022.3.18≫
本日20:20に『第16回・ウェブアワード』を開催致します。
+其の後に本記事内で追記します。
《Page》 参照7A⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2022a 】
《Page》 参照7B⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/ 】
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≪2022.3.18 (2)≫
本日20:20に『第16回・ウェブアワード』を目出度く開催!・・・出来たものの、今回は15分前まで画像のリテークをしていたりと、見ての通り選考が「ウエスト・サイド・ストーリー」公開期間と重なって、始終バタバタし通しで結構〜大変でした(− −;)。
2022・前期テーマの『オムニバス映画祭』というのはリアルな映画祭を含めても(もしかしたら?)史上初なのかも知れませんが、今年はイタリア映画界が輩出した伝説の映画人=「ピエル・パオロ・パゾリーニ」(Pier Paolo Pasolini) 生誕100周年記念の年という事で、オムニバス作品が多かった同氏にあやかって堂々企画した次第です(因みにパゾリーニの誕生日は1922年3月5日(日))。
ウチは毎年入れ替える変則的(?)なテーマの企画でもっている(?)アワードという事も云われている様ですが(^^;)、今回は流石に異色中の異色・・・イヤ、しかし、これだけ色々なタイプのオムニバス映画(ドラマ作品)を集めて並べてみると(ある意味で)かなり意義のあった回に成ったという気もしています。
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此の続きは明日19日(土)にも書きに来ます。
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≪2022.3.19≫
『第16回・ウェブアワード』に関しての作品解説 etc は本記事終了後、隣の『時事』頁で新しく特化した記事を立ち上げる予定ですが・・・
・・・と、イヤイヤ、此処を読んでいる皆にとって解説云々は二の次で、出来たら(先入観抜きに)受賞作をドンドン観て行って楽しんで貰えればと思っていますが。・・・今回のアワードは戦時下での開催という事もあって、特にグランプリの「ニューイヤーズ・イブ」('11) は観ていて楽しめる、明るめの作品が選ばれていますので(*注・勿論・明るいだけでグランプリを獲った〜という訳では無いのだが(苦笑))アメリカ産&ゲイリー・マーシャル流のオムニバス作品らしい、オールスター一斉放出的な豪華・福袋の様な作りに成っていますので。此の作品で重い世間の雰囲気を少しでも晴らして貰えればと。
先日から地上波メディアで話題になっている映画「ひまわり」('70) ですが、ウクライナで撮影されている反戦映画である事から、こういう作品を今の時期観る事も(大人の立場から云うなら)重要だと思いますケド、ウチのアワードとしては此の時期「ニューイヤーズ・イブ」を一推しなので。
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因みに映画「ひまわり」の解説&情報も少し書いておくと、監督は「ヴィットリオ・デ・シーカ」で此の人の監督作は『第16回・ウェブアワード』で(たまたま)3本も受賞しておって、中でもイタリア・フランス合作の「昨日・今日・明日」('63) は頁半ば〜下部にある『ピエル・パオロ・パゾリーニ生誕100周年記念杯』の(アワード内アワードで)最高賞のグランプリまでを受賞している訳で、今回モウ一つの重要な顔でありまして。↓
《Page》 参照8⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2022a.htm#2 】
古典的なオムニバス作品を対象にした『ピエル・パオロ・パゾリーニ生誕100周年記念杯』の作品顔ぶれを見て頂けると,『オムニバス映画は元々イタリア勢が強かった』〜というのがよく解るラインナップになっていますが、此れも本アワードの企画で初めて知ったという方は多いのかも知れない。
もっとも「ひまわり」の制作はイタリアがメインなのだが、他にフランス、ソ連(ロシア)、アメリカも共同で制作に入っています。・・・第二次大戦は反ナチスの戦勝国という事で(東西で冷戦下にあっても)民間レベルでは関係無く皆仲が良かったのだナ(*イタリアも基本的には敗戦国側なのですが、実は枢軸国ではなく共同参戦国という扱いだった。大戦終盤にレジスタンス&市民が親ナチスのムッソリーニ政権を自らの手で倒し、イタリアにおける戦後・民主化の基礎を築いておるので、ドイツ・日本とは少々(大分?)異なる戦後への経緯がある)
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此の続きは明日20日(日)にも書きに来ます。
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≪2022.3.20≫
現在『ひまわり 50周年HDレストア版』が全国でリバイバル上映されているのだが、当初は今遣っている規模の約10分の1だったらしいネ。
ロシアのウクライナ侵攻があった為 “平和への願いを込めて” という事で拡大公開が決まったというのだから、此れは本当に嬉しい動き(収益の一部は戦禍の人道支援の寄付に充てられるとの事)。
「ひまわり」という名画を1970年にデ・シーカ監督が伊・仏・ソ・米合作で撮っていてくれて、本当ーーーに感謝感激!!!といった処か。「ヘンリー・マンシーニ」による音楽も、劇場で観ると感動の度合いが全く違うと思うし,「ひまわり」の様な映画を観ていると、本当に映画ファンであった事の幸いを身に沁みて感じている・・・其れ程の素晴らしい名画。
ウェブアワードの前身に『MADF賞』というオンラインにおける“国際映画祭の祖” があって、2004年度・第4回に其の「ひまわり」が作品賞で輝いていますので、未見の方は宜しければチェックを。↓
《Page》 参照9⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/GIGATALK-0-MADF 】
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此の続きは明日21日(月)にも書きに来ます。
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≪2022.3.21≫
ビギナーの方用に少し説明すると・・・
『MADF賞』は『Movie & Animaton Data File』の略で2001年から2008年まで『映画・アニメーション データファイル』TOP頁上のコーナーで新年に催していた映画賞で、2008年に止めてしまったのは勿論・ウェブアワードを2009年からスタートしたというのもあるのですが・・・
一番の理由(わけ)は『MADF賞』を『マッド・フィルム賞』と他の某・巨大掲示板から勝手に訳され揶揄された(苦笑)というのが(実は)大きかった。
企画した張本人(記事を書いている私めの事ですが)はというと、MADFでそのまま押し通そうと思っていたのだが、周りに(強く)止められまして!(^^;)。
随分前の事になりましたが、Web上でそんな些細な些細なイザコザがあった・・・という、そんな訳で経緯で今の名前&形式に収まった次第です。
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≪2022.3.23≫
・・・という訳で、
2009年から名称も変え、今の『ウェブアワード』形式になったのだが、此の機会に『アカデミー賞』『カンヌ』『ヴェネチア』etc ... の様に新作・・・要するに、年間の最高賞を表彰する映画賞に変身(?)、イヤ、脱皮する案もあったのだが、既に完成し尽されているリアル映画賞のオンライン版というだけに終わるのは(あまり)面白くない(?)とも考えまして。
日本にも1985年開始の『東京国際映画祭』(Tokyo International Film Festival) というのがあり、“ネット上の国際映画祭” として似た様な形式を採るのは得策ではないと。(ラジー賞の様にアカデミー賞のパロディ的なポジション(?)にしたがっていると思われるのも嫌だったしナァ(苦笑))
受賞作の選抜で(此方で全然其のつもりは無くとも)妙に競っている感じが出てしまうのは本意では無く。
まぁ、他の賞の邪魔にならない形にした方が・・・要するに、何処にも “被らない” 形を採った方がネットらしい賞に成るのかナ?と少し頭を捻りまして。・・・基本的にはMADF時代の方向性を柱として残したのだが、其れに加え毎年・毎年テーマを入れ替える形にした・・・という訳。
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只、コンペティション選考対象の作品を、過去一年間に公開された作品ではなく、全く対象期限を限らない映画賞というのは前例が無いらしく、此れは当処印の特色であり、明らかに2001年から始めているMADF時代からの踏襲なので(リアル映画祭に詳しい方には、なんちゅう破天荒な(?)発想!と思われる方が多くおられるのかも知れんが)新旧作品の時空を超えた融合の “空前絶後な表彰の場” という事で、全く新しい地平が生まれた瞬間!!??〜と、そういう観点から、8年間と開催期間は短かったが『参照9』頁の作品群は(映画史における)記念碑的・眺めに(偶然ながら?)成ってしまっている面もあるのかも?。
(*アカデミー賞に1937年開始の『アービング・G・タルバーグ賞』という、趣旨が似た様な(?)賞はあるにはあるが、此方はあくまで個人を表彰するモノで、賞レースとは別の特別賞という扱い。近年のタルバーグ賞に関しては『該当者なし』の年が多い)
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此の続きは明日24日(木)にも書きに来ます。
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≪2022.3.24≫
以前にも書いた様にウェブアワードになってからは今年で16回(前期)目、後期も無事に開催出来たとしたら17回目となり、MADF時代から数えると21.5年も続けて来た訳で、振り返ってみると結構〜長〜く遣って来たナァと。
そうこうしている、その間に本アワードを売ってほしい(?)という話も(全く予想外の処から)持ち上がったりもしましたが、もし他の団体なり、会社が運営していたら???と考えると今ドウなっていたのかナ???。
もしかしたら先日書いた様に(普通に)過去一年間の新作を表彰する形式に成っていたのかも知れんし、受賞作のラインナップも今とは全然違う様相に行き着いていた可能性が強いネ。
ネットの新しい可能性・・・というと、先に進める事ばかりに目が行きがちだが、ウチの企画意図としては、あえて古典と現在進行の融合という、全体の幅というか、映画をメインテーマに奥行きを(色々な形で)作ったという点では一定の業績はあったのかナ?という感じはしています。
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此の続きは明日25日(金)にも書きに来ます。
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≪2022.3.25≫
本日25日(金)に3ケ月に1回更新しているウェブアワードTOP頁のホットフォトを更新しました。
このコーナーは『歴代のウェブアワード受賞作を顧み再表彰する』〜という企画で、TOP頁の最下部で3ケ月間(今回は2022年4〜6月末まで)同じ状態で固定するので、まぁ、一応此方としてはVIP扱いのつもりなのですが(^^;)。↓
《Page》 参照10⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/index.htm#3 】
此のコーナーの選抜基準は特にないのですが、今までは本アワードのグランプリ作品か、準グランプリ作品をセレクトして来ていまして、今後も暫くは其の方向で続くと思います。
・・・で、
今回の4〜6月・ホットフォトは2012年度・第4回の準グランプリ受賞作「がんばれ!ベアーズ」('76) になりまして、明後日27日(日)は此の機会に「がんばれ!ベアーズ」について此処で少し触れようかと。
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≪2022.3.27≫
少し早いですが、事情により本日TOP頁を4月仕様に更新しました。↓
《Page》 参照11⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/movie/ 】
本日予定していた「がんばれ!ベアーズ」等々の解説は明日28日(月)書きに来ます。
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≪2022.3.28≫
米・アカデミー賞にて日本代表の「ドライブ・マイ・カー」が『国際長編映画賞』(International Feature Film) を受賞!。イヤイヤ、おめでとうございます(^^)。
受賞は確実視されている様だったが、アカデミー賞の場合、放送されるまで分からない処があるので、少しドキドキしながら結果を観ていました。
本日色々ありまして、本日追記する予定だった内容は、明日29日(火)に書きに来ます。
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・・・ソウソウ、先日書き忘れてしまったのですが、当方の『第16回・ウェブアワード』にてグランプリを受賞した「ニューイヤーズ・イブ」&「ショート・カッツ」なのですが、当初UPしていた画像が気に入らず、計3枚作り直しました。最初に見て『・・・』と持った方、宜しければチェックしてみて下さい(汗)。
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≪2022.3.29≫
作品賞は「シアン・ヘダー」監督の「コーダ あいのうた」が受賞。日本でも1月に公開されているので、観た人も多いとは思うが・・・
監督賞は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」を撮った「ジェーン・カンピオン」監督が見事受賞!。女流監督がオスカーを手にしたのは史上3人目。二作とも大変素晴らしい作品で、此の二作が選ばれてソフト等で更に観る人が多くなると思うと、個人的には其れも物凄く嬉しい!。
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・・・で、
授賞式内で起こった「ウィル・スミス」によるハプニングの件ですが、あれは(個人的には)全く頂けない。
まぁ、遣るにしても「クリス・ロック」の頬っぺたをつねる位にしてほしかったネ(もしくは『つねるマネ』位に)。
あれはでは(明らかに)過剰に仕返しし過ぎだヨ。
彼は又、主演・兼制作の「ドリームプラン」で主演男優賞を受賞したのだが、受賞した際の檀上、会場内が何とも気まずい感じだった。もっとも、同じく気まずく、戸惑ったのは他の作品の受賞者達なのだろうが・・・
ウチも昨年末 (たまたま偶然)『20世紀 名作映画 人気ランキング』頁の紹介画で「エネミー・オブ・アメリカ」('98) を紹介 ⇒ ウィル・スミスのドアップ画でUPしていた手前、尚更残念であり(− −;)。↓
《Page》 参照12⇒ 【
https://news.ap.teacup.com/ranking/70.html 】
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明日30日(水)に本記事・最後の追記をします。
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≪2022.3.30≫
本日次の記事になる『第16回・映画・アニメーション ウェブ・アワード受賞作・解説』頁をUPしました。↓
《Page》 参照13⇒ 【
https://wave.ap.teacup.com/frontier/239.html 】
本文は4月に入ってから沢山書く予定ですが・・・
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ウィル・スミスは昨日になって、自身のインスタグラムを更新しクリス・ロックへの強烈ビンタを謝罪した模様。
『昨日の行動は私が理想としている男の姿を表現していない。愛と優しさのある世界に暴力はいらない』
・・・との事で、大分反省している・・・のかナ?。更新で自身の映像は無し。
アカデミー賞の候補者は会場で大分テンションが上がるソウなので、こういう事も起きうるという事なのだろう。アカデミー賞でロックの様な際どいジョークは今後禁止になるかも知れんネ。
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本日最後の追記になる予定でしたが、明日31日(木)までは本記事内に書きに来ます。
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≪2022.3.31≫
先の記事の反響を読んでいて初めて気付いたのだが、第16回・グランプリ受賞の「ニューイヤーズ・イブ」には世界の大ロック・スター「ジョン・ボン・ジョヴィ」が女優「キャサリン・ハイグル」に2度も思いっ切り力の入ったビンタをされるシーンがあり、此れが劇中・序盤の一番の見せ場に(世間では)成っていたらしく、今でも映画ファンの間では有名な名シーンに挙げられているソウなのだ。(因みに私めは、其処まで話題になった場面だったという事は知らんかったのだが)
第16回・ウェブアワードを開催したのはアカデミー賞開催の10日前の今月18日(金)大安であり、ウチで変な事を意図して「ニューイヤーズ・イブ」をグランプリに出来る訳が無いのだが、先のハプニングと妙にシンクロしてしまったのは偶然なのかネ???。(ウィル・スミスが何かの間違いで「ニューイヤーズ・イブ」グランプリのニュースを見てしまっていた???という事で無いのを祈るばかりなのだが・・・)
作品紹介の画像でビンタ・シーンを作ってUPしていなくて、ホント・良かったのだが(^^;)・・・そのボン・ジョヴィ(此の話も全くの偶然なのだが)による2000年のヒット曲=『It's My Life ♪』を流しながら(ロシア軍との戦いに備える)ウクライナ市民が、土嚢をトラックに積み込んでいる動画がバンドの目に止まり・・・という事があったソウで、折角なんで此の話は昨日UPした『参照13』頁の冒頭で詳しく書こうと思っていますが。↓
・・・イヤ、何を書きたかったというと、力(リキ) の入った平手打ちは実際に遣られるとホントーーーに痛いという事で、此れは実際に経験してみないと(本当の処は)全く解らない筈。肉体的・心身的に大変な傷みが生じるのだナ。
映画の中では平手打ちが半ばギャグ的に扱われていても、他人に対し絶対に行ってはイケナイ、侮蔑的な行為の一つなので、此れだけは憶えておいて下さい。人間関係に(取り返しのつかない)亀裂が入る場合がありますので。
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又、書く予定だったモノが先送りになってしまった!(− −;)。明日も本記事で追記しに来ます。
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≪2022.4.1≫
本日はエイプリルフールですが、毎年恒例・此処の場所では “本当の事を云う日” となっていまして(苦笑)・・・別に世間に反発しているという訳でも無いつもりなのですが、成り行きでこういう事になっていまして・・・(『嘘をついてもイイ日』と云われても、何となく困る。主義に反する etc ・・・という様な感じで)。
本日いよいよ本記事最後の追記となりまして、2月5日(土)から始めた記事を振り返り、間に色々な事があったナァ・・・と、実は複雑な気持ち&感慨深くもあり。
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個人的には巨匠ロバート・ワイズが制作・監督した二大ミュージカル映画=「サウンド・オブ・ミュージック」('65) と 1961年の「ウエスト・サイド物語」はかなり深く繋がっている作品と考えていて、要するに人種間であったり、国家間の軋轢を描く事で《人類は如何に平和を勝ち取れるのか?》という(ミュージカルという手法を用い)深淵なテーマに挑んでいるのであって、出来たら二作共観て貰えると(ソノ辺の)ワイズ流・ミュージカルの神髄がより垣間見られるのではないか?と。↓
《Page》 参照14⇒ 【
https://air.ap.teacup.com/gigas/38.html 】
ミュージカル映画の日本国内での評価は(訳あって)ネットが普及するまでは(其れ程)高くは無かった・・・逆に長期間かなり低い ⇒ 小馬鹿にされる程に落ちぶれ、地に堕ちていた面も少なく無かったのだが、ミュージカルというのは『こういう形の素晴らしい映画芸術もある』〜という、入門篇の様な作品であり、其の片方のリメイク版である「ウエスト・サイド・ストーリー」公開中にロシア vs. ウクライナ戦が起こったというのも(偶然とはいえ)実に皮肉な話だ。
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字数制限に引っ掛かり、予定していた「がんばれ!ベアーズ」話は『参照11』頁内にて書きます。
長文最後まで読んで頂きありがとうございました。
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《Page》 参照15⇒ 【
https://air.ap.teacup.com/gigas/47.html 】
<2022.2.5・アイアーサ フロンティア/i ARTHA FRONTIER>
<ジャパンギガスJG/JAPAN GIGAS>(マリコ)
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