何で描く どのように描く それよりも 何を描くかが 一番大事
画学生の頃に日本画と洋画の違いを先生に質問したら、
日本画は岩絵具等で陰影を付けずに描き、
洋画は油絵具等で陰影を付けて描く、
使う道具と様式の違いだと教えられた。
その答えで私は伝統的絵画よりも、
イラストレーションの方を選んだのかも、
絵を描く道具は変遷し当時学んだ技術も使えない。
どのような道具や様式で表現するのかよりも、
何を描くかなど見えない心を表現することの方が、
重要ではないだろうかとその時に思った。
絵を描くうえで更に影響された言葉に、
美術評論家のS先生は投機よりも嗜好で選び、
美術蒐集家のF氏は縁起物として手に入れると、
絵画所有についてお二人は語っておられた。
篤い想い入れの意外な言葉に驚いたが、
共に絵画の金銭的価値よりも有名無名を問わず、
心満たす価値を重視しておられるためだろう。
原画はもちろん複製絵でも好みの絵を潔く入手され、
お守りを買う際に値切ったりしないのと同様に、
絵画は護符のような存在でもあるのだなと悟った。
もちろんイラストレーションは依頼されて成立する絵だけれど、
願望や祈念などの心を表現するアートでもありたいと願う。
二年前に描かせていただいた龍に乗った七福神の絵が、
金運七福神之符という護符になりました。
ご覧いただければ幸いです。
http://www.lucky-shop.jp/1284.html?c=風水&id=7

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