とうとう私の嫌いな師走になってしまった。何をしているわけでもないが、毎年この季節になると飼い猫と野良猫の身分のようにサラリーマン社会から乖離したフリーランスの立場に寒気がする。普段は烏の行水の私だが、せめて長風呂で心身を温めたいこのごろ。
ネコまみれな私生活を書いた拙いブログを読んでいただいた慧眼の畏友からネコとの生活やネコの思い出に関する「愛猫日記」というものをブログに書いたらどうかとのアドバイスメールをいただき狼狽えた。特別にネコのことを書こうと決めているわけではなく、様々な差し障りがあるため今描いている絵のことを気軽に書くことができないため描く字と酷似した猫の日常雑記に成り行きでなってしまったのだろう。
ネコは熱いものを食することは苦手だが、不可解なことに老ネコのラブコは永年風呂の湯を飲むことを好み、私が入浴するときには浴室に来てバスタブのふちに跳び乗り、湯面を手で掻き招くような仕種をする。しかたがないので私が湯に浸かると湯面が上昇して舌まで届き、嬉しそうにピチャピチャと40度の湯を飲んでいる。それで慌てて妻はいままでの化学的入浴剤の使用を止め、生薬やハーブの浴用剤の薬草湯に切り替えた。それでも飲用してはいけないと思うが、もしかして生薬成分の自然の恵みが老猫ラブコの長生きの秘密かもしれない。そんなバカな・・・

2011.02.16,Copyright(C)2014 AoiFujimoto. All Rights Reserved.

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