不快に思われる人もいる
かもしれないので
今まで極秘にしていたが、
じつは昔に描いた多くの
拙作ヌード絵がある。
そのヌード絵の存在は
あまり世間に
知られていないと
思っていたところ
雑誌に掲載された
ヌード絵の原画が
どういうわけか
高額な肉筆画として
古書店サイトなどで
販売されていると
ある絵画コレクターが
SNSで知らせてくれた。
その彼は博識な
その道に通じたプロで
連絡しているうちに
そういう絵を愛好する
彼を含めた多くの
マニアがいることを
教えてくれた。
それならばと特別に
自己タブーを解禁し
自身の裸を晒すようで
恥ずかしいのですが
秘密の絵を次々と彼に
ご覧いただいたところ、
拙作ヌード絵は意外にも
性犯罪法に抵触する
下品な猥褻でなく
大丈夫だと好評された。
さらに彼は
大量のヌード絵を
秘匿しているのは
もったいないので
多くのファンに
見せるべきとまで
言ってくれたので
大変に驚いた。
戸惑いながら
改めて拙作ヌード絵を
しみじみと見てみると
描いた当時の様々な
想いも甦ってきた。
始めからフリーの
イラストレーターとして
分野を問わず何でも
描かせていただき
昔に転々と居を変え
家族の生活を支えてくれた
毎月の表紙絵だったので
なんとなく愛着もある。
自分の内で差別してきた
仕事分野だったが
こういう絵も描いてきて
それらの安定した
ヌード絵仕事のお陰で
やってこれたのだと
今も感謝している。
そして拙作ヌード絵の
全貌を把握するために
秘蔵している原画に
整理番号をつけて
リスト作りを始めた。
ほとんどは昔に描いた
コミック雑誌表紙絵の
手持ち原画だが、
印刷物としては手元に
残っていても
原画は散逸し行方不明の
ヌード絵が多くあることに
気付き落胆した。
せっかくの機会なので
これらのヌード絵の原画を
一覧で見やすいように
サイトにアップしてみた。
とんでもないことに
結果的に拙作ヌード絵は
秘密でなくなってしまったが
道徳や宗教などを含めた
過去の呪縛を解き
ありのままを晒して
これでよいのだと
なんとなくスッキリした。
まだまだ拙作ヌード絵の
整理とリスト作りを
続けようと思っているが、
非難中傷を恐れる
小心さにけじめをつけ
覚悟するために
この辺りで一区切りして
公表を決断した。
色々と辛いことの多い世の中ですが、
テロよりもエロが
ヒューマンでハッピーだと楽しんで
ご覧いただければ幸いです。
http://aoi.2-d.jp/nude/nude.html

No.587,Copyright(C)2018 AoiFujimoto. All Rights Reserved.

0