目黒雅叙園の百段階段と国立新美術館へのバスツァーに家族と参加してきた。旧目黒雅叙園は国の登録有形文化財に指定され、私の好きな映画「千と千尋の神隠し」の建物内部のモデルになったそうで、昭和の竜宮城といわれる豪華絢爛な旧建物を案内人の解説で特別見学した。一度に50人くらいは乗れるエレベータは内部全面に黒漆塗りに唐獅子牡丹の図柄で螺鈿装飾を施してあるので先ずビックリした!映画のイメージそのままのレトロな趣のある百段階段に続く各階の広間は床柱の彩色浮き彫り木彫も凄く!様々な日本画家が花鳥風月の天井絵や大きな欄間絵を描いていて、何と鏑木清方の美人画で埋め尽くされた間もあり驚いた。障子の桟の細かい装飾など徹底的な装飾過多は怪奇だが珍しい貴重な見学機会だった。昼食は新目黒雅叙園で松花堂弁当を食べ、庭園滝裏の胎内くぐりなど散策した。その後、六本木の国立新美術館へ行き、印象派の巨匠モネ大回顧展は多くの入場者で混雑していたので足早に鑑賞し、私も出品した二階の2B展示室「TOKYOillustration2007」展の全体作品を観ていると知人に会った。なぜか国立新美術館には入場者の駐車場が無いようで、観光バスも危険な路上駐車で団体客を降ろしたので驚愕!国立なのに車椅子の人も楽に来られるように一般の駐車場なんとかならないのだろうか・・・


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