2016/4/8
まだ、新学期の勤務が始まらず、
春休み然としているが、
リサイタルまで
あと1週間なので
けっこう気ぜわしく
過ごしている。
このイヴェントがなければ、
もちっと
「春の心はのどけからまし」
と過ごせるのだろうが。
ジャーナル(学会誌)の新刊が
送られて来た。
先日来た
フォーラム(広場)も
まだ未開封で未読なので、
学校が始まったら
仕事の空き時間に読もうと
思っている。
リサイタルが終わったら、
しばらく、ギターの
オフ・シーズンになるので、
在野の心理学者として
ちゃんと勉強せねばならない。
それと、
世と人のお役に立つ
魂理学の本を執筆したいと
思っている。
生物学科だった学部時代、
4年間、exobiology(宇宙生物学)を
自主ゼミの研究テーマとして
勉強していたが、
70年代の当時、まだ誰も
そんな大それた領域には
感心を示していなかった。
一般書として出た
大島泰朗の『宇宙生物学』に
ずいぶん魅了され、
江上不二夫らの
専門書も紐解いて
知見を深めていた。
生物教員になったことで
それらの勉強は無駄にならず、
特に、進化の授業では
「生命の起源」の辺りで
生徒の関心を惹くことが出来た。
1年生の学年末考査の
「1年間の授業感想」蘭に、
女子生徒が
「生命ってすごい。
宇宙ってすごいんだぞ〜!
というような授業でした」
と書いてくれて、
我が意を得たりと
嬉しくなったことがある。
生物教員時代には、
教材予算でカール・セーガンの
腐朽の名シリーズ
『コスモス』全巻のビデオを揃えて
生徒によく見せていた。
今また、毎週、
『コスミック・フロント』によって
あらたな宇宙生物学の知見を得て
ワクワクしている。
2600万年周期の
生物大絶滅の原因究明に
世界中の古生物学者や
天文学者、物理学者が取り組んでおり、
その中で、2600万年の公転周期を持つ
「ネメシス」という
太陽の伴星(兄弟星)があるのではないか
という魅惑的な仮説が指示されている。
それが、太陽系を取り巻く
オールトの雲に重力的影響を与え、
そこから2600万年周期で
流星群が発生し地球に衝突を
繰り返している、というのである。
周期的な古生物絶滅期と
隕石衝突クレーターの形成時期に
相関関係があるという。
ただし、
そのネメシスは
まだ現在、発見はされていない。
また、ネメシス論に対抗して、
X星説というのもあり、
これは冥王星の更に外側に
公転軌道の異なる微惑星が発見され、
その軌道面に重力的影響を
与えていると思われる未発見の
X星がオールトの雲に
重力的影響を与えているのではないか
というものである。
また、
太陽系が銀河系を周回するのに
上下動して振動していることが解り、
それが影響しているのでは、
という説も出たが
2600万年周期に合致せず
否定された。
ハッブル宇宙望遠鏡や
赤外線探査機などによって
近年の観測精度が著しく向上し、
また、スーパーコンピューターなどによる
超高精度の計算が可能になって
40年前には、まったく想像も
つかなかった宇宙像が、
ジグソーパズルのピースが
一つひとつ埋まるように
全体像が把握されつつある。
この宇宙観の目覚しい進展は、
我われの生命感、死生観から
人生観にまで影響を
及ぼさないはずがない。
それゆえ、
現在のタスク・テーマは、
宇宙生物学と魂理学の
学際的統合である。

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