2016/10/25
先日、
元勤務校から招聘され、
先生方の宗教研修会で
講演させて頂いた折、
書道科のI先生から
貴重な直筆の色紙を
土産に頂戴した。
I先生は、
「岳泉」という号をお持ちで、
書道部を何度も全国大会優勝に導き、
その最初の優勝のときは、
生物室にお招きして
祝宴茶会をさせて頂いた。
その話も先日、出て、
「3.11を生きる」という
被災者としての経験談を
お話させて頂いたので、
復興支援の一助として
色紙を下されたのかもしれない。
在職中には、
茶会で用いるための
「一期一会」の軸も
書いて頂いたことがあり、
それは、今でも、
玄関の室礼(しつらい)として
掛けることがある。
I先生が初めて担任をした折の
CというJKに好かれ、
後に彼女は発病して
母親と一年あまり
カウンセリングをしたことがある。
夜の懇親会では、
S先生に嵐山の信楽作家・後藤安久の
登窯花入を頂戴した。
これは、S先生と一緒に
嵐山の後藤さんのお店に
行ったときに、それぞれ
買い付けたものだが、
S先生の物が自分のものよりも
格段に素晴らしく、つい、
「先生が死んだら、
それ片身分けに下さいね」
と冗談に言っていたほどだった。
そしたら、
それをこないだ、
下さったので、驚きもし、
「死んでからでいいのに・・・」
と、また冗談になった。
これもまた、
3.11被災者の自分への
心の復興支援として
下さったのかもしれない。
先生方のお心遣いを
ありがたく思わせて頂きながら、
中秋の玄関室礼に
飾らせて頂いた。
久しぶりに、
古着狩場に
ハンティングに出かけたら、
イメージしていたラセット(小豆色)の
スーツが5コインであったので、
嬉々として試着してみて、
パンツはキツキツだったが、
上着がジャスト・フィットだったので
迷うことなく購入した。
久しぶりの
スーハン(スーツ・ハンティング)で、
望みの色があって
舞い上がったせいか、
碌々検品もせずに
レジしてしまった。
帰ってから、
一箇所に2ミリほどの
虫食いを見つけて、
シマッタァ〜!! o(;>△<)o
と、己れの未熟さに
舌打ちしてしまった。
いつものなら、
狩場で丹念に検品して
必ずや検知して
レジにてディスカウント交渉し、
たいがいは半額以下になるものである。
今回は、
それを忘れた為に
マンマのお持ち帰りとなった。
迂闊であった。
古着ハンターとして
忸怩たる思いである。
もう、三つのクローゼットは
スーツ、ジャケット類で
衣服が息も出来ぬほどに
きちきち状態だが、
まだ、入手したい色や
スタイルが若干ある。
このラセット、
袖を通した形跡が全くなく、
商品タグがついたままで、
パンツの裾上げもなされていない
新古ものだった。
おそらく、
何処かの在庫整理で
虫食いが出来たので
古着店に処分したのかもしれない。
一応、色合わせで
虫食いは修復してみたが、
共布も内ポケットにあったので、
それを解して凹みに移植して
さらに精緻な修復を試みてみようと思う。
パンツは、昨日、
二時間半の映画
『レイルウェイ』を
見ながら、ウェスト拡張手術と
裾上げをスーピード・テープで仕上げた。
以前は、5時間ほどかかった
作業だが、3着目ともなると
段々と手練れてきて、
半分の時間で出来るようになった。
プロの修復店のオバチャンも
これなら遜色ないね、と
以前に褒めてくれたので、
直しに出すと
5.000円分の仕事を
DIYで出来たことになる。
これも、製本と同じで、
古楽器製作や修復に比べたら
楽なものである。
ボンビーをすれど
わが手に技術あり
靴の直しもかけつぎもす
(*^ー゜)b グッジョブ!

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