2019/3/16
春先の三寒四温の
物理的ストレスが
花粉症と合併したせいか、
昨晩はまた気管支炎のような
耳鳴り、だるさ、息苦しさがあり
鎮痛剤と気管支拡張剤を服用した。
今朝はスッキリと
目覚めたが、
今度は鼻水がダラダラ・・・。
春先の風邪なのかなぁ・・・。
幸い、
あとは一日勤務を残すのみで
ほとんど春休み状態なので
気が楽になって、
緊張感が緩んだのかもしれない。
でも、
リサイタルまで1ケ月を切ったので、
筋トレや指のリハビリ、
楽器のメンテ、プログラム印刷、
頒布グッズ製作など
カウントダウン体制で
何かと気ぜわしくしている。
図書館から借りてきた
『大きな森の小さな家』を
挿画とともに味わいながら
読んで楽しんだ。
物質的に何でもある
現代とは対極の生活が
丁寧に描かれていて、
人として生きる幸せの原点を
考えされてくれた。
父親手造りの丸太小屋から
母親の炊事の煙がたなびく。
子どもたちは母を手伝って
当たり前のよう家事をなす。
時にはヤンチャをして
父にお尻を軽く打たれることもあるが、
そのあとには、しっかり
その腕の中に抱擁されて
たっぷりと愛される。
お爺さんは
カエデの樹から
メープルシロップを採り、
お婆さんがそれを煮詰めて
親類一同の集まりに
パイとともに振舞う。
楽しみは、
父親の弾く
ヴァイオリンに合わせての
一同の踊り。
ガス、電気、水道という
現代のライフ・ラインは
何一つない開拓時代。
人々は、
当たり前のように労働し、
食を楽しみ、語らいを楽しみ、
歌と踊りに喜びを見出す。
そう・・・
畢竟、人生は
それでいいのかもしれない。
毎日がロンバケ・モードなので、
暇をみては
パティシエ気分で
菓子作りに精を出している。
BSの
『極上!スイーツ・マジック』と
『マーサの楽しい焼き菓子づくり』を
録画して見ているので、
どうしても自分でも
試してみたくなる。
レシピなぞはメモせずに
ほとんど目分量で
粉類を適当に混ぜ合わせても
あらかた出来上がる。
久しぶりに
ハンドミキサーで
「全卵共立て」をしてみた。
リボン状になるまで
けっこう時間を要したが、
粉、砂糖、バニラエッセンスの
シンプル・レシピでも
火入れしたら
スフレのように立ち上がった。
玉子と生クリームで
焼きプリンもこしらえてみた。
これには
カソナード(赤砂糖)を振って
バーナーでキャラメリゼして
「ブリュレ」にしてみた。
ミニシューは
4ケをピラミッド状に重ねて
上から熱々のキャラメルをかけ回して
固着させた。
これは、
『極上スイーツマジック』で見たので
真似してみた。
***
JCやJKのカウンセリングで、
よく、将来、パティシエになりたい、
という子がいるが、
じゃ、今、どんなの作ってるの?
と聞くと、
何も作ったことがない、という。
あらま。。(〃_ _)σ‖
・・・である(笑)。
ひとりだけ、
バニラビーンズを使い、
キャラメルも自家製の
焼きプリンを作ってきて
試食させてくれたJKがいたが、
この子だけは本気モードだった。
彼女は、今頃、
コックコートの似合う
素敵なパティシエに
なってるかもしれない。
コンサート前のギターメンテは、
いつも、楽器の養生を兼ねて、
ベッドの布団の上で、
足元のテレビで
録画映画を見ながらやるのを
常としている。
昨晩は、
『小さいおうち』を
久しぶりに観た。
以前は、
ちゃんと観てなかったので
今回、初めて、
物語の全貌がわかった。
大好きな橋爪 功が
無頼な小説家役で出ていたのを
以前は見逃していた。
橋爪の朗読物CDは
『三国志』の全100枚をはじめ
150枚近くコンプリート蒐集したが、
まさしく日本一の朗読達人である。
『小さいおうち』は、
直木賞小説が原作だが、
映画の中に絵本の
『ちいさいおうち』
(バージニア・リー・バートン)
が出てきて、
子どもたちに
よく読んで聞かせたので
懐かしく思った。
松 たか子と吉岡 秀隆の
キスシーンがあったが、
松の方がずっと年上と思ってたら、
吉岡の方が7つも上だった。
いつまでも、
『寅さん』の「満男」と
『北の国から』の「純」の
幼いイメージがあるが、
彼も48歳のいいオヤジなのである。
山田洋次や渥美清、
倍賞千恵子、前田吟という
寅さんファミリーに
大切に育てられ、
彼は名優に成長した。
***
去年のリサイタル前に
メンテ・クリーニングをして以来だが、
金属フレットを「ピカール」という
コンパウンドで磨いてみると
意外と汚れていて、
黄銅色が純銀色によみがえった。
楽器内部にも
少しだけ綿ボコリがあり
ピンセットでつまみ出した。
マシン・ペグ(弦巻き)に
潤滑剤を注し
ボディをポリッシュで
鏡面仕上げに磨き上げた。
新しい弦に張り替えて
試し弾きしてみると、
リフレッシュした気分のせいか
音がよく鳴ってくれた。
これで、
ひと月練習して、
本番当日の朝、
弦を交換する際に
また軽くクリーニングする。

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