2021/9/18
きのうから
私的10連休なので、
まったり過ごしている。
台風が接近しているが、
子どもの頃、
この時季になると決まって
小児喘息の発作を起こして
入院していたものである。
小6でキッチリ完治してくれて
やれ有り難やと思ってたら、
還暦を過ぎてから
また、軽く再発したようだ。
😥
それでも、今は、
半世紀前よりも
ずっとクスリが進歩していて、
常用のパウダー噴霧薬で
症状や発作を治めてくれている。
なので、
台風が接近しても、
昔のように
ゼーゼーいうこともない。
きのうは
ソーちゃんの棋王戦の
本戦トーナメントがあったが、
4連勝していた
イケメン・シンタローに
負けてしまった。
中盤からリードされるも
最終盤でひっくり返すだろうと
期待して観ていたが、
なんと、ぐいぐいとAI判定どおり
押し切られてしまった。
ソーちゃんの
勝率8割というのは、
5回に1回しか負けないという
確率なので、まさに、
4連勝の後に1敗してしまった。
きょうも5時から
アベマ・トーナメントがあり、
超早指し棋戦の団体戦なので、
2回くらいは
ライヴ棋戦を観れそうだ。
棋戦の昼休中に
散歩&買い物にでかけて
ツタヤで『王様の仕立て屋』の
新刊を買ってきた。
シーズン4も10巻目となり、
書棚には60冊ほど
ズラリと並んでいる。
コミック業界
唯一無二の「服飾マンガ」だが、
その蘊蓄は勉強になり、
自分の着道楽の教科書になっている。
棋戦の長考中に
箱庭療法のジャーナル(学会誌)と
ケース・スタディ書を
拾い読みしていた。
最近のセラピーで
箱庭を用いる機会が
多くなってきたので、
もいちど勘所を抑えておこうと
60の手習いである(笑)。
河合先生も
師匠の市橋先生も、
「臨床家は死ぬまで勉強です」
と仰っておられた。
棋戦の"ぼっちランチ"は
作り置きのキッシュ・ロレーヌを
新調したアシェット(お皿)に
ドレッセしてみた。
ソースも三色の
ファンシー仕上げにしてみた(笑)。
Eテレの
『フランケンシュタインの誘惑
科学史 闇の事件簿』
という
科学史の闇に迫る
知的エンターテインメント番組で、
アスペルガー症候群の由来となった
オーストリアの小児科医
ハンス・アスペルガーが
取り上げられたので視てみた。
知的障害を伴うとされてきた
自閉症の概念を
塗り変えたアスペルガーは、
現存する老患者からは
やさしい先生だったと
語られているが、
「もうひとつの顔」があった。
それは、
熱烈なナチ党員の
師匠にして院長に
若くして優遇されたが為に、
ヒトラーの『優生学政策』で
「障害児安楽死作戦」に加担し、
33名もの子どもたちを
死に至らしめた事が
残存していた当時のカルテから
歴史家たちが見出して告発した。
しかし、当人は、
74年のラジオインタヴューで
その事を否定したので、
嘘をついた。
皮肉なことに、
81年にローナ・ウィングが
「特徴的な一連の自閉症児」を
臨床で見出して、
それを論文化する際、
それがアスペルガーが先に
報告していた事に敬意を表して
彼の名を「症候群」に命名した。
現在は、
ASD(自閉スペクトラム症)という
呼称に変わったが、
それでも、今も
「アスペっぽい」
と教育や臨床現場では
慣用句のように使われる事がある。
そのアスペルガーに
闇歴史がある事は、
番組を視るまで
全く知らなかった。
ニュールンベルグの
戦犯裁判では、
安楽死に加担した医師たちは
「ヒトラーの命令だった」
と抗弁して全員無罪になったが、
現代になって、
ドイツ精神科学界は
当時の過ちを認め、
犠牲となった800名近い
子どもたちのために
哀悼の意を表した。

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