2022/3/10
ソーちゃんが
とうとう
足掛け5年で
1年留年しながらも
『A級棋士』となった。
棋界最高位の
竜王・九段にして
「五冠」が先行して、
今、ようやくトップクラスの
名実ともにA級棋士となった。
これで、
4月からのA級順位戦で
トップになれば、
いよいよ「名人位」への
挑戦権が得られる。
現名人が
渡辺九段なので、
タイトル戦歴の
3-0をもってすれば、
名人位獲得は濃厚である。
きのうは
王将戦来、一月ぶりの
棋戦だったが、
ソーちゃんが
「新兵器」の時計を
初めて持ち込んだ。
対局開始前に
右膝の前に
カチリとセットした時には、
全国のファンも
「オッ!!」
と思った事だろう。
マイ・クロック導入しても、
相変わらず130分もの
長考をするので、
あんまし以前と
変わんないや・・・(笑)
と思ったのは
自分だけではなかろう。
スピード昇進に関しては、
1年留年したので、
歴代一位とはなれず、
ストレート昇進した
「神武この方の天才」
と称されたヒフミンの
最短記録を破る事は出来なかった。
鼻毛を飛び出させて
モゴモゴ言いながら
ヒフミンの高笑いが
聴こえてきそうである(笑)。
およそ12時間もの勝負の
敗着となったのは、
イケメン勇気が
168分もの大長考の後、
最善手でなくAI推奨の
4番手を指したあたりに
ありそうだった。
ソーちゃんも
勝負所では
130分もの大長考をしたが、
その後に
疑問手/悪手を指す事は
決してなかった。
久しぶりに
棋戦の昼休(ちゅうきゅう)に
残り物フレンチをこさえた。
将棋の長考中に、
鍋物で残った鶏モモを
どう料理するかスケッチした。
ついでに、
残った冷や飯で
夕飯の雑炊の仕上げ方も
考えた。
棋戦は
サクサクと進まないので、
幾度もある長考中には、
『リュート・マラソン』をしようと
3曲をベッドにあぐらをかいて
スマホ録画・録音した。
文庫本で
文字が小さすぎて、
なかなか読み進めてなかった
狐狸庵物の『留学』を
やっと読了した。
途中で一ケ所、
こころに残る一文があったので、
朱線を引いて、
主語を読み替えて
「音楽が、心の表面を滑るだけで、
魂まで食い込んでいない」
という
箴言にしたら、
ただ、リュートを弾いてるだけじゃ
ダメなんだと反省させられた。
電話帳を繰るみたいに、
束になった楽譜を
スキンディープ(表層的)な
演奏をしたって
何の意味もないんだ・・・
と思わされた。

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