2012/8/21

写真は真実を写すのか  デジタルカメラ
写真は「真実を写す」から写真というのだといいます。
でも、写真は本当に真実を写すのでしょうか。
デジタル写真になってからはレタッチができてしまうから真実を写すものではないという意見もあります。
でも、フィルムだってレタッチはできたし、撮影時の多重露光や複数のネガから作った合成プリントなどができました。
つまり、真実じゃない写真を作ろうと思えば、今も昔もできたわけです。

では、やっぱり写真は真実を写さないのでしょうか。
みなさんはどう思われますか。
私は、フィルムや撮像素子に当たる光にはウソはないのだと思っています。
それをどう取り扱うか。撮影者の気持ちひとつだと思うのです。
そしてもっといえば、どんな写真であれ、それが撮影者の気持ちを現しているものなら、それが真実なのではという気もします。

たとえば、ライティングをしないで撮った被写体と、それをキチッとライティングして撮った写真とでは、写っている被写体の見え方は違うし、美しさも違うでしょう。
カタログなどに見る商品だってすごくかっこよく、高級感があるように写っています。ある意味、実物以上に素敵に写っている写真がいっぱいあります。
でも、実物を撮っている以上、それも真実なのではないでしょうか。
こういう光の中で見れば、こう見えるのだという真実。

でも、撮ったものを、まるで絵を描くようにレタッチしてしまったら、これはもう真実とはいえないかもしれませんね。
結局のところ、撮ったものは真実、それをどうレタッチするかで真実でなくなるかどうかが決まるのかもしれません。
世の中だって、なにが真実で、なにが真実でないのかはっきりと分からない時代ですから。写真だって真実と真実でないものが入り交じっていても不思議ではありません。

ですから、写真は真実が写るということに対して、本当にそうなのか私には自信がありません。
でも、真実を写したいと思って、シャッターを切っています。
私が眼にしている今をありのままに写したいと思っています。
自分自身でそう思って写真を撮っていれば、それでいいかなと思っている今日この頃です。

真実が写っていればいいというものではないと思います。
でも、やっぱり「写真」というからには、真実を写したいという気持ちはありますよね。
さて、みなさんの写真は真実が写っていますか。

クリックすると元のサイズで表示します
D7000にて。
本日はニコンカレッジのスナップ講座でした。
せっかくカメラを持ってきたのに、講座では何も撮らなかったので、もったいないなと思って、帰りにお台場まで寄り道してきました。
夜空にゆっくりと流れる雲が素敵で、30秒の露光で雲の動きを撮ってみました。
この写真だって、肉眼で見ている雲とは違います。
ホワイトバランスも印象的になるように変更して撮っています。
そういう意味では真実の写真ではないと言われるかもしれません。

でも、これが私がみた、素敵なお台場の夜景。
東京タワーとスカイツリーが一緒に見える景色。
私がこの光景を観て、空と雲、穏やかな水面がキレイ、東京って素敵と思った景色なのです。
だから、私に撮っては真実が写った写真だと思っているのです。
私にはそう見えたのだから、それでいいんじゃないかな。

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2012/9/4  10:14

投稿者:塙真一
>ミナミさん
そのとおりですね。
私も結論が出るとは思っていません。
でも、結論が出ないから放っておくのではなく、考えることが大切だと思います。

http://gold.ap.teacup.com/hanawa/

2012/9/4  9:38

投稿者:ミナミ
光学機器メーカーにいた人間としては、限られた範囲の光がレンズを通って来た時点で尾頭付きの魚が切り身になっちゃうと思います。でもそのあとでどんな調理をしようとも、生きていた頃の魚を感じる事は可能でしょう。
写真は真実かどうか、に結論をつけるのではなく、たくさんの人が議論する時間が素敵です。

http://homepage2.nifty.com/balloon-oyaji/

2012/9/2  20:40

投稿者:塙真一
>タケルさん、コメントありがとうございます。
そうやって自分自身で考えてみることがとっても大切だと思いますよ。


http://gold.ap.teacup.com/hanawa/

2012/8/29  17:00

投稿者:タケル
追記:今ふと感じたのですが、側から見れば撮影者の表現が過ぎると、明らかに真実から逸れて行くんじゃないですかね。

2012/8/29  16:46

投稿者:タケル
こんいちは。真実に仕上げようと思えば真実に写るだろうし、嘘に仕上げようと思えば嘘に写るではないですかね。また写真は切取った絵ですから、時にその範囲以外への想像が見る側に加わります。なので伝えると云う意味では、時に真実から逸れる可能性も秘めていると思います。それでも枠内写りこんでいる物は間違いなく真実かと。

2012/8/25  1:17

投稿者:塙真一
>ken2さん
自分の表現としての写真という観点でいえば、どんな写真も自分の気持ちやイメージを現すものとして、どんな写真でも自分にとっての真実といえるでしょうね。
ただ、今回話題にしている真実とは違うかもしれません。
心象風景といった時点で現実にはない、心の中の風景ということになりますね。
もちろん、それが悪いという話ではありませんので誤解なきよう。

http://gold.ap.teacup.com/hanawa/

2012/8/24  14:42

投稿者:ken2
私は、写真は自分の表現方法の一つだと思ってます。
撮った時点では、紛れも無い事実がそこに写ってます。それをそのまま見せるのか、自分の心象風景として何らかの手を入れて、一つの映像表現として見せるのか。
いずれにしてもそれは真実だと思います。見る人がどう思おうと、作品を仕上げた作者の立場からは、真実以外のなにものでもない。
そう思って撮っています。

2012/8/22  19:52

投稿者:塙真一
>なりせひらなりさん
傲慢なつもりはありませんが、そう思われてしまったのなら仕方ありません。
残念ですが、すべての人に好かれることは難しいので。
これが私です、としか言えません。
コメントありがとうございました。

http://gold.ap.teacup.com/hanawa/

2012/8/22  18:52

投稿者:なりせひらなり
何かツイッターとか見てると理屈っぽくて傲慢な人ってイメージがある。わたしは嫌いだけど、あなたのキャラなのかね?

これからもがんばってください。

2012/8/21  10:29

投稿者:塙真一
>長瀬正太さん
はじめまして。
写真は楽しんだもの勝ちだと思いますよ。
でも、それと真実を写すことというのは別のお話ですね。

まあいろいろな観点から写真を考えてみるのも面白いかなと思い、ブログに書いてみましたw

http://gold.ap.teacup.com/hanawa/

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