バッド・ニュースばかりのページは確かに何かを掻き立てるものさ  
















俺はいつでも
時限式の爆弾をこめかみに隠している
作ったのは間違いなく俺自身だが
どれぐらいで爆発するのかは全く判らない
シリアスに活動している
シリアスに活動していると
時々そういうものが知らぬ間に生まれてくるのだ

冷たい雨の中で
クリスマスプレゼントを買っていた
昔少しだけ働いた
店の側を通った
なにもかもシリアスな
ふりをしているだけの店だった
俺はいつだってシリアスに活動している
だからこめかみに爆弾が隠れている

ファック・イット・アップ
アダルトDVDを山ほど売ってる
メディアショップのそばで死にかけている野良犬が見つめているものに
途方もないシンパシーを覚えたこの年の終わり
俺はペシミストなんかじゃない
少なくともイズムでそんなものは抱えていない
冬の太陽はルーペで集められた光のように肌を炙る
雨の日にはそうして焼かれた肌がちりちりと鳴りやがるんだ

悪魔のコスプレをして
ブーイングを浴びてたボノは
たぶんそんなことでも思いつかなくちゃやってられなかった
そんな気持ち判らなくもないよ
誰だってどこかで
誤魔化しながら生きて行かなくちゃいけないんだ
黒猫が通り過ぎる
あいつにはこんな話伝わりっこない

爆弾は神経に連動している
頭が吹っ飛んで死ぬって
そう悪いもんでもないような気がする
そう、こんなこと言うと嫌がられるかもしれないけれど
火薬の破裂音とともに飛散する脳味噌って
ちょっとイケてるって思わないかい
そんなふうに自分が死ぬとなったら
恐怖よりも興奮が勝ってしまうかもしれないな

ライブハウスの煙草の煙でデニムが汚れてしまった
郵便配達員のカブが跳ね上げた泥が靴に飛び散った
通り魔殺人の小僧が血のついたナイフを振り回したせいで
お気に入りのコートに死の影がちらついた
睡眠薬を使って女を汚した男が世界中に晒されている
なんなら一人ずつ爆破してやろう
正義が執行されるのならなるべく凶暴に
凶器をちらつかせなけりゃ口を閉じない連中のほうが多いんだぜ
執行人が足りないのなら一声かけてくれ
俺はそんなことに良心を痛めたりしない

なあ、あんた、少し拗らせちまったみたいだね
もしかしたら手遅れかもしれないぜ
そういうの良くないってどこかで思わなかったのか
「自分は綺麗な人間なんだ」なんて
そんなことを言うために詩を書くなんて
すべてを語れるフィールドでそんな真似をするなんて
俺がもしもそんな病気になったら
鋏で両手の指を一本ずつ切り落とすぜ
妙な責任感を持つのはよせ
すべてをさらけ出す覚悟がないのなら
せめて口を閉じて聖書でもめくってろ
知ってるかい、戦争を始めるのは
いつだってそれを読んでる連中なんだぜ

アンナ・カリーナの死体にはゴダールの想念が烙印されてる
彼女の手に握られていた赤い鋏
彼女の手に握られていた小さな銃
ああ、そうだった、ダイナマイト、そう言えば…
知らぬ間に俺の顔も青褪めていたのかも
クリスマスの歌があちこちから聞こえてくる
今年はリミックスなアレンジが流行みたいだね
ジョンレノンの話はもうするなよ
そのパターンには俺はもう飽きちまった

俺の感情は爆弾みたいなものなんだ
生まれたときから火薬の量を調整してる
爆破の為かあるいはそれを阻止する為か
そんなこと気にしてもしょうがない
何かキナ臭いものが常にそこに在って
だからシリアスに生きるしかすることがない
「赤のコードか青いコード」なんて
そんな判りやすい話じゃない
そんな選択肢人生で見たことがあるかい?
そこが分岐だなんて気づかないうちに
曲がってしまっていることがほとんどなんじゃないのかい

いいか、俺はここでだけはどんな嘘もつくことはない
俺はすべてをぶちまけるつもりでここに居る
俺を計ろうっていうんなら、そうだね
どんな形状にもぴったりと合わせられる
そこそこの長さのある
そんな道具を持ってこなくちゃ駄目だぜ
俺はそこらじゅうをひっくり返して
手のひらに残ったものすべてに名前をつけてきた
それはどんな常識も適用されない
それは、俺が
なんのために生きるのかってことをきちんと理解しているからさ
気に入らないんなら次のページをクリックしなよ
よく、判んないけど
いまはそういう時代なんだろう?










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