2007/4/29

コリオレイナス  シアター・ショー・シネマ

Barbican Centre内のギャラリーに続き17時からはシアターで蜷川幸雄演出のシェークスピア劇‘Coriolanus’を鑑賞。五日間公演の最終日。
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紀元前5世紀のローマの伝説的な将軍Caius Martius Coriolanusを主人公にした悲劇。
主人公役は唐沢寿明、重要な役どころでもある母親役に白石加代子。
上演時間は三時間(途中に休憩一回)。本格的なお芝居を観るのはほとんど初めてだったので最後まで飽きずに見ていられるか実は不安でした。
日本語で演じられ、ステージ両脇上方に英語字幕を電光表示。俳優たちはものすごい勢いの早口で台詞を機関銃のように連発。最初のうちは日本語なのに聞き取るのもむずかしいくらい。合わせて字幕も読みましたがかなり簡潔な表現。それもシェークスピアだからか古い英語表現。(thyやprayなど)
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ステージ上に巨大な引き戸。全面鏡になっていて閉まると客席が映る。舞台セットは急な石の階段、中国の武官のような彫像など東洋的なイメージ。
早口の台詞回し、刀をふりかざしての戦闘シーンなどのせいで冒頭からしばらくはややウンザリ。しかし次第に話にのめり込んでいる自分に気づきました。
演技のいい味を出していたのが白石加代子さん。思わず引き込まれてしまいます。芝居が終わって出演者挨拶の時も一番大きな喝采と拍手を受けていたように思います。
新聞METROに掲載の劇場評(初日)では★★★☆☆でした。観客席はほぼ満員。やはり日本人の姿を多く見かけましたがイギリス人が圧倒的に多かったと思います。蜷川演出作品はこれまでも何度かロンドン公演をしていて馴染みがあるからなのか、シェークスピア劇だからなのかは不明。フィナーレでスタンディング・オベイションもありました。
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2007/5/6  19:34

投稿者:いっこさん(本人)

ひろみさん、いらっしゃいませ。
やはり日本でも放送したんですね。
私も日本にいた時はそれほど気軽に劇場に足を運べなかったのでバレエやお芝居、歌舞伎などをテレビの放送で見たことがありましたが、ついつい途中で眠くなったりして集中して最後まで見ずに終わるということしばしば。
思うに、3Dを2Dの世界に、広い舞台を50センチ四方にもならない狭い空間に、そして何よりも照明や音響を通じて感じる臨場感が感じられないという点でテレビで見るのは劇場で見るのにはかなわないということでしょう。(もちろん無料という手軽さ、つまんなかったらスイッチを切るだけという良さはありますが)
イギリスでいろんなシアターに(お金を出せば)行けるという良さを生かしてこれからも面白そうなものを見つけて出かけるつもりです。
鑑賞報告はいつものようにブログでしますので、これからもどうぞお楽しみください!

2007/5/6  18:16

投稿者:ひろみ

ロンドンに留学中の娘がバービカンで初日「コレオレイナス」を観て感激したと、、。
で、今BSNHKで観終わった所、
ロンドンで見た方のブログ検索をしていたらここに辿り着きました。
蜷川シェイクスピアはこれまでもテレビで見たことあったけど、なぜか気が散ってしまい一回も通して見れたためしなく、、。
でも娘が感動した舞台じゃ最後まで見なきゃと、。
劇場で見たら迫力が全く別物なのでしょうね。
しかし主演の唐沢寿明がぱっとしなかったなあ。
脇役の方たちの存在感の方が際立っていた感。
投稿者ざきおさんの意見に同調!!
娘は今年8月で7年目、ロンドンの水が合っているんだと!?!
いっこさんの英国便り
これを機会に楽しみに読ませて頂きますね!!

2007/5/4  8:30

投稿者:いっこさん(本人)

michyさん、お久しぶりです。
そうですか、ご一緒していたのですね。
ラストの般若心経、たしかに私も驚きました。そして同様に「これってイギリス人観客はどう感じるのだろう?」と同じ疑問を抱きました。
朝日新聞の文化欄に紹介されていた記事に書いてあったのですが、Times紙の27日付劇評に、唐沢と白石両名には好意的な評価、蜷川さんが最も重視した点の一つ「猥雑なアジアの民衆」の表現について「彼らは滑稽な様子で、切迫した反乱の危険を減じている」と理解を示さなかった、と書いてあったそうです。

2007/5/4  2:00

投稿者:michy

私も行きました!コリオレイナス。

やはり白石さんに釘付けでしたか。
バービカン劇場は彼女に小さすぎるのか、ちょっと存在感が溢れ気味にも感じるくらいでした。

カーテンコールの拍手が物語っていましたね。
そして以外にも(?)拍手が大きかったのが勝村さん。

最後の般若心経には日本人の私もビックリ。
英国人達はどのように感じたのでしょうか?



2007/5/1  6:31

投稿者:いっこさん(本人)

シェークスピアの力おそるべし。
ブログ開設以来のアクセス数を達成!!記事三本アップしたとは言え4月30日の一日で74アクセス。たくさんの方々アクセスありがとうございました。
しかし、ざきおさんの卒論テーマがエリザベス朝演劇関連とは。恐れ入りました。
ミーハーなだけで教養的な裏づけがなく演劇やバレエを観ている私。シェークスピアなんて学校の国語の教科書でリア王を読んだくらい。あっ、ロミオとジュリエットのバレエをテレビで観たことも。はっきり言って何を見るときもすべて事前知識なしのまっさらな状態。つまりあらすじも知らずにブッツケ本番鑑賞。小さい時からもっと本を読んでおけばよかったと後悔。

2007/4/30  22:36

投稿者:ざきお

すごいっっ!!ロンドンで蜷川の“せいくすぺあ”?
それはある種、日本人の憧れかも。本場に乗り込んで行った日本の演出家・俳優・翻訳せりふを、周りのネイティブの観客は、簡潔な字幕で理解する、極東出身の観客は、俳優の生のセリフを味わえている。。。

わたし個人は蜷川のシェイクスピアは、傑作と駄作に分かれると思っていて、その要素の一つは、どんな俳優を使っているかなのですが、とは言え、それらを本場ロンドンで、イギリス人に囲まれながら見るという「快感?」はうらやましい限りです。
ちなみに、起用俳優で言えば、唐沢は×、白石加代子は◎です。(にっこり)
なぜ唐沢が×で白石が◎なのかですが、たとえ日本語に訳そうとも、どんな早口セリフという演出であろうとも、あのシェイクスピアのセリフを「操れる」俳優が出なければ、舞台の成功の半分は失われると思っているからです。それだけ、シェイクスピアの作品はすごいということ。

。。。と、卒論にエリザベス朝演劇関連のテーマを選んだ私は、鼻息を荒くしているんです。(苦笑)


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