MAZ's Aqua Lab の検証第1弾、水冷ポンプ Laing D4 basicのテストです。

D4 basic 1/2"バーブ仕様です。背景の箱は、このあとテスト予定の D5 Vario の箱です。
公表スペックは、以下の通りです。
最大流量:1400L/h
揚程(m):3.4m
今回、Laing Dシリーズポンプの評価を行うに当たり、改造ハウジングを用意し、性能についてどの程度の改善があるかを合わせて評価することにしました。
改造ハウジングとは、以下画像の左側のもので、樹脂製バーブ先端を切断後、ドリルでボアアップし、G1/4のタップを切ったものです。
また、ハウジング内部の突起も削ることにより、内部での圧損軽減を狙っています。
1/2"バーブをつけると、なかなかクールな感じになります。
国内で流通しているブッシング装着によるG1/4”仕様に比べてショートノーズ化されますので、ホースの取り回しも良くなり、ブッシングによる圧損もなくなります。
さて、テスト結果です。
まずは、ストックのハウジングでのテストです。
プロット右側の数字は実測値で、コンマ左側が流量(L/min)、右側が楊程(mH2O)になります。
当Labでの環境では、最大流量がおよそ930LPH、楊程が約3.0mとなりました。
公表データ通りとはいきません。公表データ取得時の評価環境が不明ですが、おそらく単純に開放回路で水の輸送量を測定しているのでしょう。
今回のような閉鎖回路ではこんなものなのでしょうか。
次に、改造ハウジングではどうでしょうか。
この改造は結構大変なので結果がでないと涙モノでしたが、苦労は報われ、いい結果が出ました。
楊程は変わらず、最大流量が1000L/h +αとなりました。
同じグラフ上で比較すると、以下のようになります。
自己満足な世界ですが、見た目も言いし、性能の有意差もあるし、Mod Top かなり気に入りました。

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