茄子
茄子は、夏から秋にかけてが旬です。
原産地は、五世紀の、インド東南部と推定され、日本へは平安時代(八世紀)に伝わったと記録にあり、その頃は「奈良比」(ならび)と呼ばれていました。
その後、十七世紀にはすでに早熟栽培が始まっており、多くの品種が記録されています。
茄子は、約九割が水分で、取り立てて栄養はありませんが、発ガン抑制効果があると言われています。
また、高血圧、のぼせにも効果があり、悪酔い防止にもなるとのことです。
江戸時代、諸大名が、夏が旬の茄子を、正月に儀式のために買い上げていたため、冬の茄子は高価で貴重なものでした。
その高価な茄子を、初夢で見ることは縁起が良いとされ、「一富士、二鷹、三茄子」という言葉が生まれたと言われています。

茄子ひとつの野菜でもいろんなエピソードがありますね。

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