ドラフトで、問題が長期化していた藤川選手の入団が、正式に決まったとのこと。
色々と問題が問題だけに、入団の可能性の低さを感じていたのですがね。指名回避した球団が3つもあった事や、事前に社会人側と約束事を決めていた点などを考えると、周囲から「社会人に進め」という声が大勢を占めるだろう、と予想していたわけです。
しかし本人がプロ志望が強く、なんとか周囲を説得したように聞くわけです。では、なぜ事前に「3位以下なら社会人」と打ちだしたのだろうか、という疑問も感じるのですが・・・・。
ま〜、この件に関しては、東邦ガスさんの器のでかさに救われましたね。特に阪神は、救われましたよ。
有名でない選手の、しかも下位指名での問題だったので、あまり問題となりませんでしたが、上位指名で有名どころの選手だったのなら、まず他球団で指名回避したチームが、どういう態度を取っていたか。また、社会人側も態度を硬化していたかもしれず、「約束事を守れない選手のいる大学とは、今後お付き合いを考える」という態度に出ても、おかしくは無かったと。
そう思うと、阪神のした事は、アマチュア側に大変迷惑をかける行為だった事を自覚して、今後はこういう事が無いようにしてもらいたいですね。そして、ドラフトにかかる選手には、迂闊に指名に対しての条件などを提示しないで欲しいですね。
私自身のレベルの話をして恐縮なのですが、私が野球をやりはじめたチームで、まず最初に教えてもらったのが「野球をやりたくても、出来ない人たちがたくさんいる。だから、出来るうちは思いっきり野球を楽しみなさい」という事を教えてもらいました。この教えは、今から思うと、原点にあると思うのと同時に、こういう原点的な事をもう一度、アマチュア野球に浸透させていくべきではないだろうか、なんて思うわけです。
学校教育の体育の中に野球部が所属しているのだから、教育としてそういう原点的なモノを教育して欲しいという事です。
プロを拒否する事は、さして問題を感じません。本人の選択なわけで、大学を出ておきたいとか、社会を経験しておきたい、とかいう理由もあるでしょうから。しかし、プロ入りという希望を持ちながら、そこに制約をかけるのは、ちょっと違うのではないか?と思うわけです。プロ側は、指名出来る権利があるのだから、そういう制約を無視して指名してくるなんて事は、容易に予想できるはずです。ですので、プロ入りという希望を持ちながら、制約をかける。そして、社会人側と約束事をつける。しかし、希望が勝ち、約束事を反故にしてプロ入りするとなると、周囲に大きな迷惑をかけてしまう事になる事は、大学生なら予想しておかなくてはいけないでしょう。
ですから、藤川選手は大いに反省しなければいけないのと同時に、その反省を活かして、プロでは力一杯野球をしてもらいたい、と思いますね。
阪神に入団する事が決まったので、もう藤川には期待するだけです。そして、呼び名を「藤川俊」としなければいけないわけで。でも、藤川俊介というのは長いので、藤川球児を「球児」として、藤川俊介を「藤川」と、このブログでは称する事にします。
赤星が引退して空いたセンターですが、そこに誰を当て嵌めるのか?と思うと、ま〜真弓監督の1年間を見て予想すると、普通にマートンを当て嵌めると思いますね。この監督では、未知なる若手に託すなんて事はしないでしょう。ですので、この監督の元でレギュラーを奪うなら、よほどの実力を見せて、他を圧倒する力が求められるわけですわ。
兎に角、若手やルーキーには、キャンプから圧倒するパワーを見せてほしいと思いますね。

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