半年間の間部下の二人の女性の喧嘩の仲裁をしつづけてきたが、もう限界にいたってしまった。立場上中立であるひつようはあるが、心情的および総合的な状況からして一方に肩入れせざるを得ない。
もう距離的に近くにいれないところまでこじれているので、一方を配転する話になりかけている。当然思惑通り仕事ができるほうを選ばざるを得ない。
女性は強い。ぜんぜん妥協せず、主張ばかりする。日本で言う、「おくゆかしさ」という言葉はなく、攻撃あるのみ。どれだけ周りを自分の見方につけて、陣地を確保するかが決め手になる。純粋で正直であればあるほどこの準備に不得手となり、四面楚歌となってしまう。四面楚歌になっている彼女を救わざるを得ない状況だ。

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