日本では水曜日を過ぎるとそろそろ週末の行動予定をあれこれと考えるタイミングとなっていた。でもこちらに来て土曜日出勤となると、たった一日(日曜日)のことをあれこれと考えることもなくなった。むしろ何かの行事か仕事で日曜日もつぶれそうなことになりそう。
まあ、考えてみたら仕事をするためにこの地に来たのだから仕方ないなと素直に考えることができる自分はやはり日本人か。この地の人たちは非常に人なつっこくていい人ばかりだけど、管理の目がとどかないとつい楽をしようとしてルールを守らなかったりサボったりする。仕事的にはけしからんのだけど、でも人間らしいなと思えなくもない。
日本人として理解できてもこの地でありえないものは、おしんとマラソンだといわれる。自分を極限まで追い込んででも耐え抜くということはこの地ではありえない。日本人はその意味では特殊なのだろうか。
今日もニッケル製錬工場に夕日が照らされている。

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