本日が課長として単独で業務にあたる最終日だ。
明日から会社はクリスマス休暇。私は25日に2週間の一時帰国でこの国を離れる。
1月8日には後任者とともに再びこのオフィスに戻る。したがって本日が単独の課長としての最終日だ。まだ職場のメンバーには何も伝えていないが、これまでの仕掛をすべてしあげるように督促したり、ファイルを整理してばかりいたり、急に優しくなったりでみんな私の顔色をみながら何か言い出すんじゃないかとモゴモゴしている。
今日帰るときに課長用の机をもうひとつ1月8日までに準備するように伝えて帰るつもりだ。
これで事態が明らかになる。
思えば私も2年前の1月8日に発令を受けこの地にやってきた。
2年は普通の感覚ではやや短い。おそらく3年目が自分のやりたいようにできる時期となる。しかし、この地では2年以上健闘することは精神的にプレッシャーが強い。
何もかも思い通りには進まない。我々の1週間がこちらでは3ヶ月くらいの感覚でながれるので、かなりの準備と推し進める気迫と、進捗をチェックする気配りが必要だった。それでもなんとか大きな問題は解決できてきたので後任者には私がタッチできなかったより緻密な部分での問題点に取り組んでもらえると思っている。
いつも私はブルドーザー役だ。

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