人魚日記

装飾塗装や空間デザインなどを手がけるユニット「ステンシルラボ」の代表MICHICOが創っているページです。
俳号、尾崎人魚から「人魚日記」と致しました。

 

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テーマ句会

クリックすると元のサイズで表示します  写真:AQIHICO

  無造作な仕草がいいね冬すみれ  人魚

今月の「テーマ句会」のテーマは「無」。
先月は「空」でしたので、なんだか禅問答のようだなあ〜・・・と思いながら、句詠。

最近の私は、「脱人魚」と申しましょうか?
苦手克服のために、ちょっとだけ頑張っています。
「困ったときの動物園」は、しばしお預けで、「食べ物」「花」を詠む努力をしております。
 
けれど、今回も花はパンジーだけ。
まあまあと思ったのは、

  きっかけがみつからないの冬銀河 人魚

漢字か仮名か、「わ」か「の」か?と、細かいことで迷いに迷って、この形。

そして、あげくの果ての、

  告白に色なき風のエールかな 人魚 

「色無き風は」響きが好きで、いくつか詠みましたが、こんな風に印象的な季語は、さらりと詠むのが難しい。短歌みたいなっちゃって・・・。

と、結局 天文で詠んでいました。口語調も私らしい(?)し、 
そもそも、自分らしさも掴めていないのですから、席題を含め、「脱人魚」はあえなく惨敗。
木綿太さんの、七変化に脱帽でした。アメーバーめ!(笑)

席題は「冬野」「寒し」。

今回は出席者がいつもより若干少なかったので、猶予が30分程はありましたでしょうか?
8句とはいきませんが、なんとか取り繕って、5句を投句。

 寒き風顔面強打の副都心
 ハングルの会話運んで風寒し
 行き留まる所あるらし寒気団
 ユング論携へ冬の原にをり
 寒晴れや画室に父の無念在り


「顔面強打」は、先週 本当に顔面を強打して額に大きな「たんこぶ」!
で、出たフレーズです。痛い思いをしなかったら、出来なかった句。人魚、身体張ってます!

ハングルは「会話」ではなく、「ニュース」で詠みましたが、説明的、片仮名だらけ。で、「会話」にしました。が、「北朝鮮」と西からの「寒さ」のパロディー性が弱まってしまいました。

「寒気団」は、気象図が好きで、いつか詠みたいと考えていました。
「冬の雲が行き留まる」イメージはもう少し練って出したかったので、再挑戦するかも。

「ユング論」は、ちょうど、「童話とユング心理学」なる本を読んでいて、先月の「KIMA句会」の兼題、「秋の山」でイメージしましたが、季語が違う。「冬の原」は良い出会いになったように思います。

「父の無念」は、きわめて個人的な句。テーマの「無」でイメージしていました。
実家に帰るたびに、父の描きかけの絵を眺め、遺影に「いただきまあす」と言って、筆や絵の具を持ち帰るのですが、
「やんちゃで大酒飲み」の亡父の裏の顔は「几帳面な小心者」。
きれいに整頓された棚や引き出しには、次の絵のイメージであろう同色の絵の具が何箱も入れられていたり、性格そのままの詳細なスケッチが何枚も出てきたりするのです。
晴れた日の父の部屋が明るければ明るいほど、そこかしこから無念が迫ってくるのです。

そして、今回のキーワードがもう一つ!「カンガルー」です。
「枯原」で、「カンガルー」を静魚先生が詠まれたので、二次会はそれで もちきりに。
席題に無理やり「カンガルー」をくっつけて、出る出るカンガルー。
腹巻から耳あてまでされて、カンガルー君、大人気でした。

  冬ざれのカンガルーには耳あてを  人魚  

皆 ほろ酔いで、和気あいあいの「ゲーム句会」ですが、秀句がサクッと出てくるところが流石です!

  


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タグ: 句会 俳人 句集
投稿者:ningyomn
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