2008/1/15


神林 学 ワイヤーワーク 神林 学氏
銀座に、俳句仲間の旦那様(グラフィックデザイナー、戸田 正寿氏)のポスター展(於:ギンザ・グラフィック・ギャラリー)を再度見に行った帰り、裏通りの画廊(ギャラリーオカベ)で、たまたま面白い個展に行き当たった。http://www.galleryokabe.co.jp
神林 学氏のワイヤーワークだ。(写真左)「神林 学展 ワイヤーマン・シリーズ 十二神将/銀座4.4.5ギャラリーオカベ」
1年12ヶ月を守るといわれる武神「12神将」をワイヤーワークで表現した作品だ。
ワイヤーの重なりの中に自然にふいた赤錆が見た目の奥行きだけではなく、時間をも感じさせ効果的だ。
ご本人(写真右)がいらしたので、お話を伺うことも出来た。
錆は意図的ではなく、焼きなましの番線をさらに焼きいれをして使用するので、自然に錆をふくのだそうだ。
という事は、更に酸化が進み錆びる事になる。その変化も楽しんでみたい作品である。
有機的な形状の、今にも走り出しそうな台座の脚は、インドの女性がヨーグルトを作るときにかき混ぜる為の棒なのだそうだ。つなぎ目の金属が足環のようにも見え、鳥の足を連想させる。
個人的には無機質で主張しない台に置いてみたい気もしなくはない。
次回の個展のDMを送っていただけるようお願いをして家路についた。
これだから銀座は楽しい。

投稿者:ningyomn