2007/4/25
一昨日、ケーキのボードの絵が仕上がりました。
アトリエ仕上げの小物は、壁面装飾画や壁画とは違う大変さが有ります。
納品された作品を、発注者が手にとってまじまじとご覧になるのですから、気が抜けないのです。
壁画の場合は、空間の中でどのように見せるか、あるいは、空間そのものを造るわけですから、細かい事はあまり気にならない場合が多いですし、細部にとらわれ過ぎると、全体の力が弱くなったりもするので、あえて大胆なタッチにしたりもします。
ところが、小物は、0,5ミリずれただけでも最悪の状況に陥ってしまう事もありますから、細心の注意と集中力を要するという訳です。
今回は、納入後にケーキの輪郭で裁断をするので、両面の絵がぴったり同じ位置に描かれていなければならず、板厚が25ミリとかなり厚いので、あたりのピンを貫通させる事も不可能。そんなこともあって、ずいぶん制作に時間がかかってしまいました。
広い面積に描くと、「わーっ!」「お疲れ様」「ご苦労様」の声がたくさんいただけるのですが、それはむしろ体育会的苦労の方が多く、肉体疲労。
小物は、小さくても同じかそれ以上の時間と労力が必要ですから、大物も小物も同じって事ですね?
0
アトリエ仕上げの小物は、壁面装飾画や壁画とは違う大変さが有ります。
納品された作品を、発注者が手にとってまじまじとご覧になるのですから、気が抜けないのです。
壁画の場合は、空間の中でどのように見せるか、あるいは、空間そのものを造るわけですから、細かい事はあまり気にならない場合が多いですし、細部にとらわれ過ぎると、全体の力が弱くなったりもするので、あえて大胆なタッチにしたりもします。
ところが、小物は、0,5ミリずれただけでも最悪の状況に陥ってしまう事もありますから、細心の注意と集中力を要するという訳です。
今回は、納入後にケーキの輪郭で裁断をするので、両面の絵がぴったり同じ位置に描かれていなければならず、板厚が25ミリとかなり厚いので、あたりのピンを貫通させる事も不可能。そんなこともあって、ずいぶん制作に時間がかかってしまいました。
広い面積に描くと、「わーっ!」「お疲れ様」「ご苦労様」の声がたくさんいただけるのですが、それはむしろ体育会的苦労の方が多く、肉体疲労。
小物は、小さくても同じかそれ以上の時間と労力が必要ですから、大物も小物も同じって事ですね?


投稿者:ningyomn