1位になった坦々麺と言えば分かりますよね。
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テレビの取材もいろいろと受けているようで、何よりです。
気取らずに楽しめる。
安くてボリュームも満点。
他にはない中国東北地方の料理が地元で楽しめる。
そうです。みんなの味方、
龍高飯店です。
しかしながら、
私はアンチ龍高飯店派です。
従って『ぐるめ?』のカテゴリーには入れたくないので『めるぐ!』と言うカテゴリーを新設しました。

全部が全部、嫌いと言うわけではないんですよ。
あのマスターと言うか、オーナーと言うか、おじさんが好き。
おばちゃんの態度がぶっきらぼうで、ホスピタリティの欠片もない対応は、中国本土を彷彿とさせて好き。(これは嫌味ではありません。気取りがなくて良い)
やたらと赤い色が目立つ内装は香港の食堂を思い出させ、郷愁を感じるから好き。
あのメニューの多さ。まさにチャイニーズしてます。
雪菜湯麺(だったかな?)なかなか美味いですよね。
ではなぜアンチ龍高なのか。
それはですね、一言で言うと、
手抜き料理が多すぎだからです。
中国の地方料理は繊細に過ぎることなく、力強い料理であることが多い。
だが、それは断じて雑な料理とは違う。
龍高飯店の料理は日によって仕上がりのバラツキが大きすぎると思います。
何度頼んでも小龍包の皮は破けていて、スープは流れ出てしまっている。マトモな物が出てきたことがないのは、私は運が悪いからでしょうか。
炒め物には全てニンニクの微塵切りが入っている時があり、しかもニンニクはほとんど生の状態。空心菜や豆苗はガーリック炒めでいいよ。
でも何で青椒肉絲までニンニクバッチリ、しかも生、なのよ。なおかつ味付けは塩味。
どう考えても、これは間違っていると思うのだが、平気で出しやがった。
くらげは『特級』となっているが、決して特級クラスの質ではなかった。
このときはあまりに酷いので、キッチリと文句を言いました。
『麻』も『辣』も効いていない麻婆豆腐。もともと売りは満州料理でしょ。こんなはずでは・・・・
あっ、日本人にあわせて丸くしたのか?だから花椒を頼んだら嫌な顔したのか。
など、
など、
など、、、、、、
私は中華料理が大好きです。
香港には長い間居りましたし、本土の各地にも随分と行っております。
広東料理の最高峰である福臨門本店にも通い詰めたし、香港映画に登場するような場末の道ばたにテーブルを出して営業している屋台も大好きだった。
地方出身者の集まりである同郷會が運営する郷土料理屋にも連れて行ってもらった。
ホテルのメインダイニングで出されるような、見栄えが良いだけのヌーベル・シノワ(新中国料理)なんか好きじゃない。
やっぱり中華料理には、中国4000年のエロスがなけりゃダメだね。
でも、エロスむんむん!の屋台料理だって、決して雑じゃない。
そりゃ酷いところもあります。そういうところは潰れていく。
繁盛しているところは、福臨門は福臨門の、屋台は屋台のエロスを発散している。
龍高飯店の料理は、はっきり申し上げて大衆レベルです。
だからこそ、中国赴任経験者などには懐かしくもあり、惹かれるのでしょうね。
良く言えばパワフルなんでしょうが、只々雑な料理が多いです。
すべてがダメだなんて言いません。家常豆腐や菊花魚なんかは、普通の中華飯屋では絶対に食べられないもの。そして美味しいもの。
その意味では貴重な店です。
しかし、前述したようないい加減とも思えるような料理が出てくることが多々ある。
これが許せないんだなぁ。
中華料理が好きで、龍高飯店でも美味しい物が出せることも知っているだけに、腹が立つ。手抜きをされると、馬鹿にされたようで余計に頭にくるのですよ。
真面目に作ってくれよ、と言いたくなる。
『いつも真面目に作っている』と言い張るのなら、良い時と悪い時の落差があり過ぎです。
見習じゃないんだから、そんなこと言わんでしょう。
やれ化学調味料の使用がああだこうだ、食材がうんぬん、なんていう野暮は申しません。
常々、真摯に料理を作ってください。それだけです。
あっ、忘れていました。
ついでに言うと、評判の坦々麺は、私の中では坦々麺とは認められません。
あしからず。
何であれが都内で1位なんだか不思議。
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追記:記事中の小龍包については2005年4月現在は改善されています。きちんとスープの入った小龍包が出てきます。
こちらの
記事を御覧下さい。

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