昔と違って通しで営業している飲食店が少ない。
なので2時過ぎからの昼飯に困ることになる。その時間から美味しいもんを食べようとするほうが悪いのは分かっております。分かってはいるんですが、どうせなら美味しそうなもの探しますよね。
最近この展開が多いよ。
でも、いつも行く所は決まってしまう。
紅棉菜館、ふらんす亭、清、やしま、モス・・・・・
いつもと違うものにトライしてみようか。
紅棉菜館の八宝菜。1500円もするんですよ。西葛西価格じゃないです。
一度どんなもんか食べたことがありますが、旨味が濃すぎて、調味料をどれだけ入れているのか聞きたくなった。でも、鶏肉なんか驚くほど柔らかく火が入っていて感心する。拍子木状の豚バラ肉もなかなか美味しい。野菜もシャッキリ。
でも、でっかいロースハムがうまくないよ。旨味調味料をバッチリ注入されたハム。
満足なのか、不満なのか、分からなくなった経験があります。
やしまとか、ふらんす亭には変わったものはないし。
もう少し、もう少し早ければ、しゅもんに行けたのに。
チョット気を許すと、途端にカレーブログ化してしまいそうで怖いのだけど、ここは清の変わり種カレーでも食べてみますか。
カレーうどん?カレー南蛮?大盛のカレールー?
中に埋もれているビーフンを引っ張り上げれば良かったですね。
カレービーフンは2種類あります。タイ風とマレーシア風。
今日はマレーシア風にしてみました。
思った通り、ベースになっているのは
マレーシア風チキンカレーです。しかしチキンカレーのほうがサラサラしています。カレービーフンはトロミがついている。
全体にトロミがあるのとは違います。下のほうはココナッツ風味のサラリとしたチキンカレーに近づいている。それでも、サラサラと言うほどではありません。ジャガイモや小麦粉のトロミじゃなくて、野菜とかトマトの繊維が残ってトロミとなっている感じ。
マレーシア風チキンカレーにはこのような食感が全くないので、違う手順で作っているのでしょうか。
このトロミ、なんだろう?
基本となっているのはココナッツミルクですが、チキンカレーよりも旨味を感じます。ナムプラーか蝦醤じゃないかな。とにかく魚系の出汁の旨味。
ビーフンに掛けてあるので具にもモヤシが追加されているし、ココナッツ風味を抑えて魚系の旨味を強調したりと、麺と合うように工夫されているようですね。
辛さはチキンカレーよりも辛かったです。
鶏もも肉が柔らかくて美味しい。
ビーフンなんて久しぶりに食べましたよ。
細長いのですすり込みたいんだけど、カレーのトロミが邪魔をしてすすれない。箸で引上げながら、もそもそと噛んで食べる。そのうちに辛さがジワッとやって来ます。
食べているうちに思い出したのだけれど、ランカウイ島に家族で旅行した時に似たような麺料理を食べたことがある。ココナッツベースの魚介カレーのような味の汁にやや太目の麺が入ったもの。ホテルでの食事だったので欧米人用にアレンジされたものになっていたと思う。ココナッツにあまり親しんでいない頃だったのに、クセを感じることなく美味しく食べられた。
麺は長崎チャンポンの麺ぐらいの太さなのですが、米から作られた麺。あんな麺は初めてだった。これをココナッツ魚介カレーに浸して食べている感じ。
清のマレーシア風カレービーフンはコレと同じものなのかな?
ホテルの食事なので現地の味そのままではないと思うが、ランカウイで食べたのはカレールーと言うよりはカレー汁だった。濃度が全く違う。米の麺を使っているところは同じ。現地の太麺が手に入らないのでビーフンで代用しているのかもしれない。
一番の違いは酸味がないことか。清のカレービーフンには全く酸味がない。向こうの麺は辛さと酸味のバランスで食べさせるような感じだったと思う。
清のマレーシア風カレービーフンは、これはこれで特色のある料理。
こういう他と違ったものを出してくれると、いつも食べている昼飯に飽きた時などは目先が変わって大変助かる。

こちらはキーマカレーの小盛りです。
辛さは後からジンワリと来る程度で、挽肉の甘味も感じられる。
ご飯はターメリックライスになっています。
中途半端な時間に小腹が空いた時には丁度いい量。
付け合せはやっぱり漬物なんだよね。
ゴテッとした盛り付けも愛嬌がある。
チキンカレーは言うに及ばず、カレービーフンもキーマカレーも、ただの喫茶店の味じゃないよ。
不思議な店だなぁ。

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