最近teacupが重くて重くてコメント頂いても返事を書くのすら非常に時間がかかる。多分、御覧頂いている方もストレスが溜まるに違いない。
どこぞに引越しでもしようかと思案中。
それはさておき、昨日肉のハナマサに行って冷凍の鶏がらを3キロほど買ってきた。カレーを作るためだけど、今回はちょっと手間をかけてコンソメまで作ってみようかと思っています。
上手く出来るかな?
最初からコンソメが出来るなんて不遜なことは考えず、とにかくどれほどの手間と細心の注意が必要なのか実感することにしよう。
まずはアクと格闘しながら澄んだブイヨンを採る。いつもなら多少濁っても気にしないのだが、今回ばかりはとにかく金色のブイヨンに仕上げなければ。
上手くいったらニンジンのムース コンソメゼリーのせを作る予定。
肉のハナマサ江戸川店は松江の高速沿いにある。
どうせそこまで行くのなら新小岩まで足を伸ばして、久しぶりに旭庵で蕎麦を食べることにした。場所は船堀街道を新小岩まで行き、駅を越して直ぐの蔵前通りとの交差点を渡った所。
住所は
葛飾区西新小岩4−42−14。
通りから一つ奥まった入口はそれほど目立つことはない。入口には木や花が植えてあり、なかなか良い雰囲気。
しかしママチャリで新小岩に行くのはしんどいね。かなり疲れました。
普段の運動不足を再認識。
旭庵の蕎麦は素晴らしい。手打細切りの蕎麦自体もかなりのものだが、なんと言ってもツユがいい。独特の清涼感のある辛口のツユで、初めて口に含んだ時に大層驚いたのを覚えている。
ちょうど新蕎麦の季節。多少遠くても旭庵の新蕎麦が食べてみたかった。

旭庵は通し営業だ。
昼休みがないのはありがたい。思い立ったその時に蕎麦を食べることが出来る。
火曜定休だが、祭日ならば店を開ける。
夜は早い。
8時半に仕舞いとなるので、遅くまで酒を楽しむわけにはいかない。そのかわり早い時間に入れれば、陽が暮れ行く間に酒も蕎麦も楽しむことができる。
ちょっとした贅沢な時間。
夕方の比較的早い時間に入ったが、先客は一組のみ。
お姉さんに王禄の超辛と茄子の揚げ出し、たたきとろ梅肉和えを頼む。
この店の酒は黒龍大吟醸、奥播磨の喜八、王禄の超辛、それと升酒。
焼酎の蕎麦湯割りもあったかな。


茄子の揚げ出しは素揚げの具合が良い。出汁はさすがに老舗の蕎麦屋の出汁。食べ終えて皿に残った出汁がもったいなくて、全部飲んでしまった。
たたきとろは叩いたとろろ。マグロのトロとは違います。
山芋のシャキシャキした食感が好き。梅肉の赤い色が映えて、見た目も美しい。
店の隅っこに座りながら、これらのツマミで酒を飲む。
店内BGMが琴の音色なのが今ひとつ好きになれないが、ユルユルとした時間を過ごすのは心地良い。
酒がなくなりそうになる頃に蕎麦を頼もうとしたのだが、せいろじゃなくて他の種物が気になって仕方がない。
えびおろし蕎麦(冷・温)とある。
おろし蕎麦に茹でてから冷水でサッと締めた海老が付いてくるのかなと思い頼んでみました。
出てきたのがこれ。
まず器に驚いた。小振りな鉢ですね。丼じゃない。器が丼のように湾曲していない。切り立った山を逆さに伏せたような鉢です。
そして蕎麦が見えない。
真中に良く絞られた大根おろし。その上に山葵。周りには切り分けられた海老の天麩羅、海苔、葱、削り鰹。
蕎麦が全く見えない。
せいろにしておけば良かったか。
でもこの店の海老の天麩羅は旨いんだよね。
カラリと揚がった車えびは香りも良く、身は甘い。
一口大よりもやや大き目に切り分けられた海老はプリプリ。
車えびは生よりも火が入ったほうが旨い。塩焼きも良いけれど、天麩羅にした車えびは格別の美味しさだ。
徐々に見えてきた蕎麦を手繰って、葱や大根おろしと一緒に食べる。
やっぱり旭庵の蕎麦はいい。
ツユは冷がけのツユだった。せいろのツユに浸かりっぱなしでは蕎麦が死んでしまうもの。このツユがまた旨い。
冷たい蕎麦にいろいろなものが乗っているのは基本的に好きではないが、冷がけの豪華版のようなこの蕎麦は美味しい。でも削り鰹は要らないかな。
旭庵の蕎麦は別格だ。
独特のツユと細切りの蕎麦。蕎麦の香りも味も一段上。
天麩羅の海老は大き目の車えびを使うので種物はやや値が張ってしまうが、この蕎麦がせいろ一枚570円で食べられるのは嬉しい。
こんな蕎麦屋が近くにある新小岩の人達が羨ましい。

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