rinaさんの
ブログにオークションで落札したMTBの引取り手を探しているとあったので、次男坊用に譲って頂きました。格安です。
rinaさん、有難うございました。
昨日受け取りに行ったのですが、受け取り場所には友達と来ていらっしゃるとのことでしたので早々に失礼させて頂きました。
写真を一目見た次男坊が『いつ来るのか』と五月蝿いので、受け渡し場所まで連れて行った。もう嬉しくてしょうがないらしい。私は現地までカミさんのママチャリで行っていたので、帰りは小汚いママチャリと新品のMTBの並走。
帰りに何か食べようと言うことになったのだが、いい所が思いつかない。
イトーヨーカ堂近くのトンカツ屋も思い浮かんだのだが、珍しくラーメンでも食べようかと言う気になった。私が西葛西ではほとんどラーメンを食べに行かないので、ラーメン好きの次男坊は二つ返事。
どこに行くとの当てもないまま、せっかく2人とも自転車だし、行き当たりばったりで環七を北上することに決めた。
途中『おやっ』と思う店をいろいろ見つけるのだがラーメン屋ではなく、次男坊の期待には応えられない。
走行しているうちに長島陸橋を過ぎた。

やってきたのは東池袋大勝軒 葛西店。住所は
江戸川区中葛西2−19−20。
更に北上することも考えたが、次男坊は腹ペコだと言う。
もともとラーメンを食べることが少ない上に、つけめんというものの経験がほとんどない。
夢うさぎのつけめんを食べた時に、酸味と甘味と言うつけ汁の味の構成に感心した。感心して癖になる味だと思ったのは事実だが、私には旨過ぎる。
過ぎたるは尚、及ばざるが如きラーメンだった。
そのつけめんという食べ物の本家に当たるのが東池袋大勝軒。永福町系と東池袋系に分かれるのだそうだが、その辺の詳しい話は私が語るよりもラーメン好きの方のほうがご存知だろう。葛西の店はこの本家の暖簾分けだそうだ。
どんなもんだろうと、突入することにした。


腹を空かせた次男坊が頼んだチャーシューめんの大盛りと特製もりそば。
横にあるコップと比べてチャーシューめんの大盛り具合が分かりますでしょうか。出て来たものを見て食べ盛りの次男坊もさすがにビックリ。
大勝軒は麺の量が多いんでした。
東池袋の大勝軒のオヤジさんは『量も味のうち』との考え方で、お客さんにたくさん食べてもらいたいと思っているとか。そこの弟子筋に当たるわけですから、量が多いはずですよね。

私の特製もりそばだって量的に少ない訳じゃないんですよ。
横に並べると、大盛りの丼がどのくらい大きいか分かるでしょうか。
これ、普通のラーメンの2倍はありますわ。
しかもこの店の麺は太目のストレート麺。
うどんとまでは言いませんが、見た目も食感もボリューム充分。
食べても食べてもまだある。
随分食べてるのになかなか減らないように見える。
これには理由があって、次男坊にはやや飲みにくいスープだったので、余計に減りが遅いように感じるんですね。
スープは香りからして魚介系の出汁が強いのが分かります。鶏がら、とんこつ、野菜を強火で長時間煮込んだと思われるスープは若干白濁していてトロミが出ている。
鯖節や煮干などの魚介系の出汁も随分と煮込んでいるのではないだろうか。旨味を抽出するのを通り越して、雑味もなにも魚の出汁が丸ごと全て出ている感じの香り。
これはこれで魚出汁の好きな者には堪らないのだが、次男坊は魚介系の匂いが前面に出ているスープが余り得意ではない。
特製もりそばのつけ汁は甘酸っぱいのですが、甘味の方を強く感じます。
この甘酸っぱいと言う味はバランスを取るのが難しい。どこで味を決めるかは好みの問題でしょうね。つけ汁の味としては嫌いじゃない。でも甘味が強いので今にもバランスが崩れそうで怖い。
チャーシューめんもそうなんですが、今ひとつ深みが足りない気がします。
つけ汁が薄いからコクが足らないと言うのとは違います。もっと旨味が濃厚な方が良いと言うのとも違う。なんと言ったらいいのでしょうか。いろんな旨味は感じるのですが、やや平板な印象とでも言ったらいいのでしょうか。
麺について言うと、チャーシューめんの方は丁度良い茹で具合だったようです。
もりそばは若干長めに茹でて水で締めていましたが、締め方が足りずに延びてしまったような食感なのが残念。
もりそばの丼の底には少し水が溜まっていて最後の麺は泳いでいる。
これは麺の量が多いから仕方がないことです。完全に水分を切ってしまったら、途中で干からびてしまいますから。
でも蕎麦屋で麺が泳いでいたら、これはもう駄蕎麦と言われてもしょうがない。中華麺は蕎麦のように繊細ではないから、泳いでいても延び切ってしまうようなものではないですが、それでも見た目が良くないですよね。
丼の底に小さな簾の子でも敷いたらいいのに、と思いました。
チャーシューめんは大きな丼を覆うように3枚のチャーシュー。チャーシューもでかいんだよな。でかいことはでかいが、これが並盛りでも950円と言うのはどうなんでしょう。
お腹が空いている時に、普通盛りのラーメンやもりそばを食べるのが私には丁度いいようです。
個人的には全般的に今ひとつ物足りない印象。
特に麺は特筆すべきものが見当たらなかった。
でも初めて行ったので、これだけで決め付けるわけにもいかない。
この日はたまたま不出来だったのかもしれないと言うことで、次回に期待します。
気になった事がひとつあるんですよ。
厨房で働いている男2人。良いガタイしてるよ。顔つきもいい。
なんか格闘技でもやってるんだろうか。
ただのそこらにいる、あんちゃんじゃない。
根性ありそうなんだから、頑張ってくれるよね。
『たまに行く』カテゴリにしたけど、次回はいつになることやら。
葛西駅から少し離れてると言うのもあるけど、最近はラーメンあまり食べないからね。
時代に取り残された東京醤油ラーメン派ですから。

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