ちょっと気を抜いていたら、既に一週間も更新していなかったのですね。
あれも載せなきゃ、これも載せたい、とは思っていたのですが・・・
一週間ぶりの更新は、またカレーになっちゃいました。

カレー革命と言う店に行ってみました。
場所は
中央区日本橋蛎殻町1−17−2。
在日20年以上のバングラデシュ人のオーナーが、日本のカレーに革命を興したいとして始めた店らしいです。
このオーナー、もとはバングラデシュのユース代表にもなったサッカー選手だったが、怪我で引退したのだとか。その後来日していろんな飲食店で仕事をし、肌で感じた日本人の好みを反映させたカレー店を開いた。
外から見えるオーナーのジョニーさんの風貌から、インドカレーまたはインド風カレーが食べられると思いっきり期待して入店すると驚きます。店内には『本場の味をご堪能下さい』と言うようなキャッチコピーがあったように思うが、決して本場の味ではありません。その意味するところはジョニーさんがインド人じゃなく、バングラデシュ人だからということではないのですよ。
だってカレー革命オリジナルとチキンカレー以外のメニューって、カレーチャーハン、コロッケカレー、カレーリゾット、石焼カレーにちゃんこカレーとかです。カレーうどんもありました。こりゃ、どう贔屓目に見たって本場ベンガルカレーじゃないでしょ。
それでもカレーチャーハンなんかは随分と美味しいとのこと。
だてに20年も日本の飲食店で働いていないということですね。
カレー革命オリジナルです。かなりゆるめのキーマカレー。
でもスパイスはしっかりと香ってくる。結構ナッツが使ってあるのでトロトロとしてコクがあります。
辛さの調節はできるのですが、店の味そのままを感じてみたくてデフォルトで頼みました。
かなり優しい味です。完璧に日本人向けにアレンジされているカレー。
スープストックをきちんと取って日本人好みの旨味を加味してある。
スパイスは香ってきますが、がんがんと攻めてくるような効かせ方ではありません。なのでスパイス香が苦手だと言う方や子供でも充分美味しく食べられる仕上がりになっている。
辛さも控え目で、食べている途中からじわじわと効いてくる程度の辛さ。
油脂を使って小麦粉を炒めたカレーではありませんが、仕上がった味の表現としては、日本のカレーにインド風のアレンジを加えたと言った方が分かりやすいかもしれません。
インド料理大好き!なんて言う人には向かないかも知れないですね。
その分、大抵の日本人には美味しく受け入れることができるカレーだと言えるでしょう。
インド料理やスリランカ料理を日本人が日本人向けに手を加えた料理は結構ありますが、バングラデシュ人がここまで日本人向けに手を加えて受け入れられているカレーと言うのも少ないように思えます。
カレーうどんも作っちゃうんですから。
出身国の特徴を活かしたベンガル地方の料理なんて言う一部のフリークに的を絞った商売ではなく、在日経験を活かして『一般的な日本人』を対象とした商売を展開しているところは、たいしたビジネスセンスだと感心してしまいます。

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