マーポ豆腐が人気の味Wey。
小皿の一品も手頃でよいのですが、このところ気に入っているのが黒豚餃子。
紅棉菜館の大振りな餃子。
末っ子の小さくて甘めの餃子。
けせらんぱさらんの食感が楽しい蒸し餃子。
龍高飯店の大きくて味が濃い目の東北鍋貼。
悠悠のいかにも普通の焼き餃子。
八兵衛の野菜たっぷりの餃子。
タンメンケイの肉汁が溢れる餃子。
王将の懐かしい味の餃子。
西葛西でも餃子は色々なタイプがあって、店ごとの特徴を楽しむことができる。
他にもたくさんの餃子に出会えます。
これらの餃子と比べて決してヒケをとらないのが味Weyの黒豚餃子。
見たところ普通の餃子ですが、これが旨い。
何が旨いって、甘みのバランスです。
黒豚といっても何でもかんでも旨いわけでもありません。
脂身の旨さで言ったら他の銘柄豚のほうにお勧めするものはある。
赤身の旨さや脂との交雑具合での旨さ。脂身そのものの旨さの他にも部位によってそれぞれの旨さがある。しかもミンチにすると特徴が分かりにくくなってしまうので、必ずしも黒豚を使っていれば餃子が美味しくなるとも言いきれない。
でも味Weyの黒豚餃子は豚肉と野菜の旨味を甘さが上手に繋いでいる。
餃子の隠し味に砂糖を使う店は多い。
店によって使い方が違ったり、砂糖ではなく別のもので甘みを加えるところもある。
そこに餃子の味の違いが出てきます。
あくまでも隠し味だから甘みが強すぎても締まらない。甘みを旨味として使うのか、塩気を際立たせるために使うのか。はたまた味の繋ぎとするのか。このあたりで好みに合うか合わないかが分かれてくるように思います。
味Weyの甘みの使い方は上手です。
豚肉も野菜も活かす甘み。
噛んだ時に肉汁が溢れ出るような餃子ではありませんが、なんだかほのぼのと美味しい。
ご飯と食べても美味しいのですが、ビールのつまみに最高です。
店に入って頼むのは、まずビールと餃子。

それに定番の砂肝とネギのピリ辛和え。
はじめて来た時からいつも頼む一皿。
これもビールが進む。
380円と値段が手頃なので量はありませんから複数でつまむとすぐになくなってしまう。餃子一皿とピリ辛和えだけでは全然足りません。
餃子は美味しいので何皿か頼むのですが、他のつまみはそれぞれが一皿ずつ。
その方が楽しめますものね。
家族で行くと辛いものばかりとはいかない。
そんなときは胡麻ダレの棒々鶏。
辛くないので子供にも大丈夫。
胡麻の優しい甘みが食欲をかきたてます。
餃子の甘みとは違うので、一緒に食べても飽きません。

まれに鶏肉がパサついている店がありますが、ここの棒々鶏はそんなことはありません。ジューシーと言う感じとは違うのですが、しっとりとしていて胡麻ダレとの相性もいい。
残り少なくなった棒々鶏を最後に大葉に巻いて食べると美味しいんですよ。
もっと大葉を皿に敷いてくれると嬉しい。
これらの皿を平らげるとそれなりにお腹も膨らんできます。
さて、最後は麺にするかご飯にするか。
実はどちらも食べたくなることが多い。
だから1人で行くと言うのは非常に困ってしまうのです。
やはり複数で行ったほうが楽しめますね。
そうすればオリジナル酢豚も食べられるし、海老マヨネーズも楽しめる。
スペアリブのブラックビーンズ炒めなんかもある。
酢豚にビールも好いですし、ご飯を頼んでもいい。
炒飯類やおこげをみんなでシェアするのなら、後から麺を頼んでもいい。
いずれにしてもお腹一杯です。
行けば行ったで、何か前回と違うものを頼んでみる。
そうすると店のいろんな顔が見えてきます。
自分との相性の良い料理も分かってくる。
最後の頼むものがマーポ豆腐か酸辛湯麺で迷う時はある。
でもいつも必ず頼むのは黒豚餃子。
最近は黒豚餃子を中心にこの店を楽しんでいます。

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