昨晩の飯は遅い時間に『
悠悠』で食べることに。
何故遅くなったかと言うと、珍しく『
北斗の拳』でラオウ昇天しちまってパチンコ屋から帰れなかったんですね。やらない人にはなんのこっちゃ分からんでしょうが、要するに当たりっぱなしで終われなかったわけです。
終了後に
バス・ペールエールを飲んで帰ろうと思いバーへ。コクのあるバスを飲んでいると、『飯をどうするのか』との家から電話。時間も遅いし、かみさんの体調も良くないのでソトメシにすることに。
さて、西葛西駅近くで夜の10時。まともな飯を食うにはどこに行きますか?
同行者からは『遅い時間なので胃に負担のかかる、焼肉などの重いものはパス』とのリクエスト。この同行者は家で食べるはずだったのに、何故かこの遅い時間に私と一緒にいる我が娘。したがって居酒屋系は駄目です。もともと、まともな飯ないし。
けせらんの粥とも思ったが、もう閉まっている。
カルカッタも、
プチダイニング 遊も終わり。娘と二人なので、『京都 きん屋』と『いわな屋』もパス。バーからファミレスへの移動は興ざめなのでダメ。
『鮨龍』に駆け込もうかとも思ったが、暖かい物が食べたくて悠悠に。
悠悠は油まみれで重い中華とは違う。しかもこの時期には
砂鍋があるのですよ。砂鍋とは日本の土鍋に似た小振りの鍋でつくる煮物です。

小龍包、エビのチリソース、砂鍋豆腐、松の実とクコの実の炒飯。
全部アッサリでは飽きてしまうので、エビチリを加えてオーダー。エビチリは酸味と甘味を効かして辛味を押さえたもので、なかなか美味しい。
砂鍋豆腐はリンクした物とは違い、アッサリとした塩味で仕上げてある。鍋料理とは言っても、日本の鍋のように汁が張ってあるわけではない。日本の鍋に近いのは火鍋と言って、鍋は金属で出来ている料理になります。砂鍋は煮汁の多い土鍋の煮物といった感じ。
鍋の具は豆腐、春雨、野菜、殻つきのエビ。エビは出汁が出たあとの状態なので食べても美味くはない。その分、春雨と野菜が美味しい。寒い夜には、ホッとする温かい料理だ。あまりにも淡白な味付けなので、小椀に取り分けてから醤油をたらす。美味い。
松の実とクコの身の炒飯は初めて食べました。クコの実は赤いので色目がきれい。
このクコの実は3000年前から漢方薬として知られ、実際に降血圧、コレステロール値軽減、動脈硬化の予防、一定の抗癌効果があると認められています。
松の実も漢方で用いられます。不飽和脂肪酸を多く含み、抗酸化作用がありコレステロールに効く。血管、血液を若々しく保ちます。
要するに
薬膳炒飯ですね。
クコの実には甘味とほんのりとした苦味があり、松の実はコクがある。クコの身の柔らかい食感と松の実の硬い食感の対比が面白い。パラリと仕上がったこの炒飯はなかなか美味いし、しかも身体に良い!
人によってはクコの実についた糖分が、噛んだ時にじゃりっと感じられてダメかもしれない。でも、一度試してみてください。
小龍包をハフハフと頬張り、エビチリでやや甘くなった口を砂鍋豆腐の淡白な味で元に戻す。そして身体に優しい炒飯。
一皿の分量がそれほど多くないので、娘と二人での遅い晩飯には丁度良かった。
かなり満足できた晩飯。
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