メトロ1番街(葛西方面)にある喫茶店。ラーメン花月『嵐』の向かい側。
『キッチンハウス・モア』の看板とともに、『手作りハンバーグとカレーの店』と書いてある。中に入ると目に付くのが、そこら中に張ってある品書きの紙。
カレーのメニュー
辛さの段階
飲み物
色々なポスター
いろんなところに様々な置物がある。天井からも何かぶら下がっている。
大昔、神田が学生街と呼ばれていた頃に水道橋辺りにあった喫茶店みたいな感じ。(なんじゃ?そりゃ)
テーブルの上にも印刷されたメニューの一覧。
カレーはビーフ、ポーク、チキンに始まって、ハンバーグカレー、カツカレー、フライカレー(?)など多種多様。一番上に『果物と野菜がたっぷり』とある。
スパゲッティ―はナポリタンなどの喫茶店の定番の他に
焼きそば風(ソース味)なんていうものも。
ハンバーグの欄の上には『すべて手作り』と言う言葉が誇らしげに鎮座している。
頼んだのはダブルハンバーグ定食。ハンバーグが2個、目玉焼き、焼きスパゲティ、サラダがワンプレートに入ってくる。さらに味噌汁と
冷奴が。
以前来たときにはカレーを頼んでいたし、ハンバーグの時に冷奴がついてたかどうか覚えていない。ちょっと衝撃ですよ、これは。ご飯がまた多いんだな。
これまた昔々、独身寮に住んでいる時の食事を思い出した(笑)
ハンバーグは普通のハンバーグですね。どう普通なのか上手くコメントできないぐらい普通。2つもついてくるし、『ハンバーグ食ったぁ!』的な感じ。
ソースはハンバーグを焼いたフライパンにこびり付いた旨味を白ワインでこそげ落とし、中濃ソースにケチャップを合わせたものをその中で煮詰めたような感じです。
つまり、デミグラスソースではない。もしかしたらそのように作ったソースかもしれないけど、一般的に認識されるデミグラスとは違います。家庭の味の延長。
カレーも普通の専門店にはちょっとないタイプです。インド風でも欧風でもない。日本のモッタリカレーとも違う。日本橋室町にある
『ひよ子』のカレーに近いかな。(と言っても普通の人は知りませんね)
ハヤシライスに近いんですが、果物がかなり入っていると思われるのと、玉葱はこれでもかと言うぐらい炒めて甘味を出しているようで、この甘味に特徴があります。一番辛くない『甘辛』と言うのを頼むと良く分かります。
ジャガイモ、ニンジンとともに肉も入れたまんま長時間煮込んでいるので、みんなトロトロになっている。長時間煮込めば煮込むほどカレーは美味しくなると思っている人が多いのですが、それはスープストックまたは基本のルーを作る段階の話で、何回も火を入れると味が馴染むのを通り越してボケるんですよ。スパイスの香りは飛んでしまいます。
でも、家庭の味に手を加えた感じで全体としては悪くない。
全体的に家庭料理の延長線上にある。雰囲気は昔の雑然とした喫茶店。
ダブルハンバーグ定食で950円は、量を考えると安いです。普通のハンバーグ定食で750円。
しかし食べることだけなら、
ペッパーランチの方がいいかな。
この店の利用法。
食べ終わった後、普通のコーヒーでも飲みながらグダグダする。
これですね。
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